六首目から八首目
六首目、中納言家持
『鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける』
この歌は天の川の事を歌った歌だ。
『鵲』に天の川伝説の橋をかける鳥と言う意味がある。
そしてこの鵲は別名『朝鮮ガラス』だ。
後は日本が『織姫』であると言う事実だが、中国語の絹の発音とJapanのJaが関係していると言うのでも良いのだが、『孝徳天皇』制定したの『七色十三階冠』の『大織冠』からも窺える。
日本と支那の外交と言う橋には霜が降りています、世情を夜で、更にそれが深まったと感じます。
七首目、阿倍仲麻呂
『天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』
『天の原』は奥宮を表す、『三笠の山』が故郷を表している。
結果的に、『昔の治世は春の様に思い返される、故郷の月を懐かしむように』と言った解釈になる。
八首目、喜撰法師
『わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり』
『たつみ』は辰巳の方角ではなく、龍と蛇を表し神道そのものの事、鹿も前回解説したように結納品で聖獣扱いになる。
そして『人』は『大海人』こと『天武天皇』を指す、この方は『天渟中原瀛真人天皇』や『浄御原天皇』等の和風諡号からもどのような人物かは分かるが。
私の家には、神道を重んじる者が集まっています、『天皇』も今の世は蛆山の様だと仰ってます。
この様に解釈できる。