表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百人一首  作者: 暗落底狂楽
本文
2/17

天智天皇 持統天皇

さて、前回は百人一首編纂の目的に付いて触れた。

今回は百首目に続きもっとも重要な歌を解説していく。


重要な歌、当然ながら一首目の事だ。

作者の『天智天皇』と言うのはあまり一般的では無い。

なので一般的に最も知られている名称を出そう『中大兄皇子』この人の事だ。


歴史のおさらいをしよう。

『中大兄皇子』はとても重要な天皇だ。

貴族制度を作成した、常設軍を作成した、『無文銀銭』と言う貨幣を作成した。

そして母である『皇極天皇=斉明天皇』の治世の時、宮中で『蘇我入鹿』を殺害した『乙巳の変』乙女と蛇の内戦。

最後に唐・新羅連合軍との戦争『白村江の戦い』。


そんな『天智天皇』の遺した歌がこの一首目だ。


『秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ』


現代の一般的な解釈は『ボロ屋根の小屋に泊まったら夜露に濡れて衣がびしょびしょだ』とされる。

ふざけた話だ。


正しい解釈は、『秋の田』で『冬・死に向かう日本』を表し、『かりほの庵の 苫をあらみ』は『偽朝のボロ屋根作らされています』。

『わが衣手は 露にぬれつつ』は『私の手は血濡れです』となる。

『露と消える』と言う言葉を使い解釈するのが正解だろう。

『白村江の戦い』で敗戦し、『天命開別尊』と『和風諡号』・生前の事績への評価に基づく名を送られた人物である事からも。



そしてこの説を補強するのが『持統天皇』のこの歌である。


『春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山』


最も重要な言葉は『衣ほすてふ』で一首目の『わが衣手は 露にぬれつつ』に掛かっている。

『持統天皇』、『天智天皇』の娘が、亡き父への返歌として遺した歌がこの歌だ。


解釈としては、旦那『天武天皇』の朝廷は春の朝廷だった、私の朝廷は『夏の朝廷』になる、『白妙の』で『日本の危機は去った』、『衣ほすてふ』は血濡れの衣を干す事が出来る。

そして『天の香具山』で、本当の日本の君主である女性の朝廷。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ