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鳥の謳

作者:千歳命
バイクで事故り入院した三倉かなで。かなでを気遣ってお見舞いに来た高畠あゆみにふと「かなでと仲良くなりたいと言う幽霊さんが今屋上で待っている」と。けどかなではいかなかった。が、その直後、かなでは相模祐一と運命の出逢いをすることとなった――。祐一と話しをしているうちにかなでは祐一に思いを抱くようになり、退院後も祐一に逢いに行っていた。一方のあゆみはそんなかなでの気持ちを知ってか知らずか、励ましたりからかったり。それでも、かなでは満足だった。ある事実を知るまでは……。夏が近付いて来たある日、しゃぼん玉がしたいと言う祐一の依頼により、しゃぼん玉を買いに行くことにしたかなで。病室に戻ってくると、見慣れた人物の背中を見つける。それはあゆみだった。ショックのかなでは、その場から立ち去ろうと。しかし、追ってきたあゆみに二人の関係を知らされる。あゆみと祐一は兄妹で、父母は幼い頃離婚したこと。さらに受験直後、復縁したのだそうだ。それを知ったかなでは、あゆみに頼まれ祐一の病室に。しばししゃぼん玉で戯れていたが、祐一の病気が発覚し発作を起こしてしまう。あゆみのこと、祐一の病気、いろいろ知ってしまったかなではどうすることも出来なかった……。が、駆け付けて来たあゆみに背中を押され、自分の気持ちをさらけ出すことに。その結果、二人の距離は縮まりより深い関係に。けど、二人の時間は長くは続かなかった……。祐一の病気が悪化し始めた頃、ふと海に行きたいと祐一が言ってきた。約束を守るため行こうとしたが、三回ともいけなかった。次があるとかなでは言うが、祐一はそれがないと……。それを知らされかなでは強引にも行くことを決意。しかしながら、これが祐一の寿命を縮めることに……。病院を抜け出し、海に行くまでは良かった。途中、元灯台だった岬の教会で話しを聞き、海で戯れてジュースを買いに行った瞬間だった。祐一が突如発作を起こしたのだ。かなでは弱っていく祐一を見かね担いで戻ることを決意。途中、乗り捨てられたバイクを見つけそれに乗るも、結局祐一は助からなかった……。
失意にくれるかなでを前に、祐一は最後の最後まで笑顔でかなでを励ます。そんな祐一に、かなでも答える。そして祐一は最後の願いをかなでに託して、三ヵ月後に逝ってしまった――。
~出逢い~
2014/03/25 18:36
~再見~
2014/03/29 12:34
~恋は盲目~
2014/03/30 11:21
~疑惑~
2014/04/05 22:06
~孤独の中の神の祝福~
2014/04/10 11:17
~心友~
2014/04/13 14:55
~転落~
2014/04/28 23:18
~もしも願いが~
2014/04/29 23:23
~エピローグ~
2014/04/30 18:19
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