12月26日のクリスマス
今日は12月25日世間ではクリスマスと言われてる日だ
街ではイルミネーションが輝き、色とりどりな装飾がされていた
今年のクリスマスは日曜日だったこともあり、カップルや家族連れなど多くの人で街は賑わっていた
そんな中僕、日野隼人は会社にいた
上司に残業を頼まれたこともありこの時間まで会社で仕事をしていた
一通り仕事を終えたので帰宅する準備を進めていた
ふとスマホを見ると時刻は23時をまわっていた
今日は本来なら幼なじみと食事に行く約束をしていたのだか残業を任されたせいで行くとこは出来なかった
会社を出ると街はライトアップされており色とりどりに輝いていた
夜遅いため人が少なくなっていると思っていたが予想とは反し、街には友達やカップル、婚約者たちで賑わっていた
道をすれ違う人のほとんどはそのような人達で溢れていて僕は1人虚しい気持ちで帰路へと着いた
駅へと着くと電車の遅延もありホームは人で溢れていた
しばらくたち、電車が来たが帰宅ラッシュ並の人で僕は押しつぶられていた
僕は残業の疲れもあり、その電車でより憂鬱な気分へとなっていった
電車を降りるといっきに人が少なくなりホームは薄暗くなっていた
いつも通りの帰り道クリスマスなんて微塵も感じさせないようないつもと変わらない帰り道
そんな道をいつもと同じく僕は1人で歩いていた
帰り道こんな日でもクリスマス気分を味わうためコンビニへ立ち寄りケーキを買った
1人用の小さなケーキ、だが一人で食べるには十分な量だ
家の前へと着くと1人の女性が立っていた
その女性は僕の存在に気がついたのかこちらへと振り返った
そしてこちらへ駆け足で来て
「お仕事お疲れ様!」
そう声をかけた
その人物こそ本来なら今日一緒に食事へ行こうとしていた幼なじみだった
「こんなところで何してたんだ?」
「隼人のこと待ってたに決まってるじゃん!」
「仕事終わるの遅くなってごめん、食事行けなくてごめん」
「大丈夫だよ!お仕事大変な時に来ちゃってごめんね」
「大丈夫……」
僕がそう言うと同時幼なじみは僕へと抱きついてきた
「っっ……!!」
僕はいきなりのできごとに驚いていると
「最近仕事ばっかでまともに食事してないでしょ!今日は私が作ってあげるから一緒に食べよ!」
そう言ってきた
その言葉を聞いた途端僕は涙が出てきた
久しく忘れていたこの感覚
忘れかけていた人の温かみを感じることができ、僕は感情が溢れ出てきた
そんな僕を幼なじみは優しく抱きしめてくれた
「玄関前で立ち話もあれだしそろそろ家入ってもいい?」
「鍵開けるからちょっとまってて」
そう言って僕はポケットから鍵を取り出して扉を開けた
家へ入ると直ぐに幼なじみが料理を作ってくれた
その間僕は机の上を整理して待っていた
「こんなものしか作れないけど……」
「ありがとう!十分だよ!」
そう言って僕達は料理を取り囲んだ
「そういえばこれ、買ってきたんだ」
そう言って僕はコンビニで買ってきたケーキを取り出した
そのケーキは1人用だが僕たちは半分に分けてふたりで取り分けた
そうして食事の準備を終えた頃時刻は既に0時を回っており日付は12月26日へと変わっていた
だが、僕たちのクリスマスはこれからだ
これから始まる26日の僕達だけのクリスマス
そんな特別な日に僕たちはこう声をかけた
「「メリークリスマス!!!!」」




