第7話 ~ 日出 ~
月と太陽があって昼間は明るく夜は暗い。
あたしは月が嫌いだ。
自分だけ輝いて他のなにも照らしてくれやしない。自分勝手で、はた迷惑。その微妙な明るさがかえって夜の怖さを際立たせる。不自然なまでに静かで、誰もいなくて、孤独で寂しい。
それに比べて太陽はいい。
いつだってみんなを安心させてくれる、温かな光を届けてくれる。
みんなに活力を振りまいて笑顔にしてくれる。
だけどいつだって太陽と月は一緒にはいない。それはきっとお互いがお互いのことを嫌いだからだ。
いつだってあたしは、太陽を追いかけていた。
みんなから愛される、太陽を。
「ん……。」
まどろみの中、少女は目を覚ます。
「ここは……。」
白い壁、白いカーテン。窓からは心地よい日差しが入り白い部屋をいっそう輝かせていた。
「知らない場所だ……。」
少女は錆びた機械が動くように起き上がる。
あたりを見回すといくつかベッドが置いてあった。
数あるベッドのうちのひとつに自分もいることに気がつく。
「あたし……一体……。」
少女は眠る前の自身の記憶をたどる。
「そうだ!あたし、ナーハを助けようと……ッ!」
少女は衝動的に体を動かす。すると全身に筋肉痛のような痛みが走る。
「痛っ……そうだ、あたし……。」
少女は自身の経験した苦しみを思い出す。臓物が潰れ、骨が砕ける感覚を。
「……なにやってるんだろ、あたし。」
少女は自身の行動に後悔の念を抱いていた。
しばらくすると部屋に誰かが入ってきた。
「……えっ。」
少女が部屋の入り口に目をやるとベージュの髪の少年が立っていた。ナーハだ。
「テレさん!!!」
ナーハはテレを見るや否やすぐさまそばに駆けつける。
「大丈夫ですか!?体は痛まないですか!?」
慌てた様子で詰め寄るナーハ。
「あ、あぁ。まだちょっと痛いけど……まぁ多分大丈夫だよ。」
「良かったぁ……。」
少年は安堵しその場にへたれこむ。
「僕もう心配で、二度と起きないんじゃないかと思いましたよ。」
「二度とって、ちょっと寝てただけじゃないか。」
「ちょっとじゃないですよ!テレさん、1週間も寝たきりだったんですよ!!」
「え!1週間!」
「もう、もう心配で心配で……。うぅ……。」
ナーハは防波堤が決壊したように泣き出す。
「わわ、泣くなよ!ほら、あたしは大丈夫だから。な?」
「うぅ……テレさ~~~ん!!」
湿ったシーツが乾く頃。
「とりあえずお医者さん呼んできますね。ここで待っててください!」
ひとしきり泣いたあと、ナーハはテレが起きたことを医師に伝えようと部屋を出ようとする。
「すぐ戻ってきますから!」
部屋の扉の前に立ち開けようとする。
次の瞬間。
「その必要はない。」
部屋の扉が急に開く。外には全身を白い衣装で包んだ女が立っていた。
「わぁ!!!!!!!」
驚くあまり尻餅をつくナーハ。
「泣いたり驚いたり、忙しいやつだな。」
「んえっ。」
ナーハはハッとし、目元をこする。
「い、いきなり出てきたらびっくりするじゃないですか!ノックくらいしてくださいよ!」
「……?些末なことだ。」
女は淡々と話す。雪のように真っ白な肌と腰まで伸びた長い髪が冷徹さを体現していた。
「ってか、なんでミレイユさんがここにいるんですか?」
ゆっくり立ち上がりほこりを払うナーハ。
「そこな少女の魂波が活性化したのを感じ取っただけだ。なにも不自然なことではない。それくらいできて当然だ。」
「そうじゃなくて、ミレイユさんほどの人がどうしてここにいるか訊いてるんですよ!」
「……。」
しばらくナーハを見つめるミレイユ。眼差しは冷徹だった。
少しため息をして口を開く。
「その程度のことも一々言わなければならないのか……。そこな少女はお前の仲間だろう。少年、お前は特別な存在だ。その仲間の世話をするのは当然だ。」
「むぅ……。」
少し顔をしかめるナーハ。
全身を白く染めたミレイユはナーハを横目にテレに歩み寄る。
「少女よ、体調はどうだ。」
「うえっ、あっ、はい。まぁ、大丈夫です……!」
「少し横になれ。私が診よう。」
「あ、はい。」
言われた通りに横たわるテレ。
ミレイユがテレに近づく。
「おとなしくしてろ。」
ミレイユが診療を始める。
まず、顔を近づけテレの顔を見る。ミレイユは目をみていたようだ。
「(ち、近い……。)」
ミレイユは顔をわずか5cmほどのところまで近づかせていた。
「(でもキレイ……この人の目、水晶みたい。髪も絹みたいに真っ白でサラサラ……。)」
「……ふむ。」
しばらく瞳を覗き込んだ後、ミレイユはテレの手を握る。
「……。」
ミレイユは真剣な顔をして診療をする。
「(お人形さんみたい……。)」
しばらくの沈黙が続く。
ベッドに横たわるテレ、そばに立ち診療をするミレイユ。ナーハはひとつ隣のベッドの近くにあった椅子に座っていた。
窓から陽光が射していた。
「……脱がすぞ。」
「ヴェッ!?」
「!?」
沈黙を破り突如として動き出すミレイユ。触診のためテレの着ている服を脱がそうとする。
「ちょちょちょちょ、待ってください!」
「どうした。」
「いや、だって恥ずかしいじゃないですか!」
「……些末なことだ。いいから脱げ。」
「あ、あの、僕は部屋の外に出てるんで!お、終わったら教えてください!」
そう言ってナーハは部屋を出ていく。
「……分からんな。」
「あなたも同じ女性だったら分かりますよね!?」
「そのような感情などとうの昔に忘れたわ。」
「あう……。」
眉ひとつ動かさず淡々と告げるミレイユ。
「いいから脱げ。服なぞ着ていたら怪我の具合が分からぬだろう。」
「分かりました……。」
渋々ながらも服を脱ぐテレ。
「襯衣までで良いぞ。」
「はい。」
言われた通りにするテレ。
「腹を見せろ。」
再度ベッドに横たわるテレ。診やすいよう、腕は横に置いていた。
「ふむ……外傷はない。が……。」
ミレイユはテレの腹部を軽く手で押す。
「んう゛うぅ!」
「やはり完治はしていないか……。」
軽く手で押しただけで悶えるテレ。
「あ、あの……あたし一体どうなったんですか?」
「案ずることはない。時が経てば治る。やつの攻撃をまともにくらったのだ、肉体が形を保っているだけ奇跡的だ。」
「えっ。」
「服を着ろ。」
ミレイユは部屋の入り口の扉まで歩く。
「もう良いぞ。」
「わぁっ!」
扉を開けるとナーハが待っていた。
ナーハを部屋に入れテレのいるベッドの隣にある椅子に座らせる。
「これからお前らにとって大切な話をする。まずはお前の負った怪我について話そう。少女よ、お前がやつから受けた攻撃はお前を死に至らしめるの十分すぎる威力だった。事実、全身の骨は折れ背骨の一部が砕け散り臓物の半分が潰れていた。」
「うわぁ……。じゃああたしなんで生きてるんだろ。」
「いくつもの要因が重なってお前はその命を繋ぎ止めた。主な理由は4つ。1つ目は私の施した再生術式による治療。お前が生きている6割の理由は私が治療したからだ。光栄に思え。」
「あ、ありがとうございます!お医者様!」
「私は医者ではない。」
「えっ。」
「テレさんは初対面ですよね。紹介します、この人はミレイユさん。大……えっと、魔法がいっぱい使えるすごい人です!」
「…………。」
テレとミレイユがナーハを見つめる。
「あ、ミレイユさん。ありがとうございます。」
深くお辞儀をするテレ。
「いたっ!」
すると腰に痛みが走る。
「無理に腰部を動かすな。そこの背骨が最も致命的な傷を負っていた。」
「はい……気を付けます。」
「それと私は開拓隊魔導部隊所属大魔導士ミレイユだ。」
「大魔導士様!?」
ミレイユの紹介を聞いて慌てるテレ。
「ししし失礼しました、あなた様がかの大魔導士様だと知らず無礼を。」
矢継ぎ早に喋るテレを遮ってミレイユが話し出す。
「よい。些末なことだ。そうかしこまるな。お前は特別な存在な上に怪我をしている。気楽にしろ。」
表情に変化はないがその目からはどこか温かさが感じられた。
「ありがとうございます。」
ナーハは若干不思議そうにその様子を眺めていた。
「ミレイユさんってそんなにすごい人なんですか?」
「バカ!大魔導士っていったら開拓隊に3人しかいないって言われてる魔法を極めた人にだけ与えられる称号だぞ!?1人は領域調査に、1人は行方不明、そして最後に開拓隊の魔法関係の全てを取りまとめている魔法部隊のトップ!まさか大魔導士様に会えるなんて光栄です!」
「そう騒ぐな。ただ一意に魔法を学んでいたらなっただけだ、そこまで持ち上げられるようなものではない。」
「謙遜なさらないでください!大魔導士様はみんなから尊敬されてるすごいお方なんですから!」
「……ふん。」
ミレイユは視線をそらし虚空を見る。
「話を戻す。2つ目の理由はそこな少年が泣きわめきながら必死に回復魔法をお前に使っていたからだ。」
「え、そうなの!?」
「な、泣いてなんかないですよ!必死だったのはそうでしたけど!」
「少年よ、不必要な見栄を張るものじゃない。『テレさん!!!!返事をしてください!!!!テレさん!!お願い、死なないで!!!!嫌だ嫌だ、絶対に死なせない!!!!僕が助けるんだ!!うわあああん!!!!』」
固い表情とは裏腹に感情豊かな口上でナーハの真似をするミレイユ。
「うわあああああやめてください!!!!」
ナーハは腕を振りながらミレイユに駆け寄る。
「事実だろう。」
近寄るナーハの頭を掴み止めるミレイユ。
「ふふっ、あっははは!」
テレが大きく笑う。
「ぉ……ふ、ふふふ……!」
つられてナーハも笑いだす。
微妙に感じていた緊張が少しずつ解けていく。
「……ふん。」
相も変わらず無表情のミレイユ。
日が少しずつ落ちてきて部屋に射す光量が変わっていた。」
「ナーハの懸命な処置がなければおそらく私が来る前に死んでいただろう。まぁ、治療というよりは延命措置に近かったがな。」
「治療の魔法は僕にはまだ難しいです……。」
「修練を積めば誰だってできるようになる。もっとも、修練を積むのは誰でもできるわけではないがな。」
ナーハはもといた椅子に再度腰かける。
「続けるぞ。3つ目の理由はお前が体力と魔力を同時に消耗していたからだ。」
「同時に……?」
「なんだ、無意識だったのか。」
「あのときは必死で……。」
「ふむ……。人間のエネルギー源は3つある。体力と魔力、そして精神力だ。体力は肉体の質によるエネルギー、魔力は魔力回路によるエネルギー精神力は生命そのものから沸き出るエネルギーだ。体力は肉体を動かすために、魔力は魔法を行使するために。生命力は権能を解放するときに消費する。」
「でもあたし、あのとき魔法を使ってたわけじゃなかったけど……。」
「大切なのはそこだ。この3つのエネルギーはそれぞれ互換性がある。これがこの先生きる上で最も重要とも言って良い要素だ。」
「互換性……。」
「たとえば体力を消耗しすぎた場合、魔力を消費して回復することができる。身体強化の魔法の根幹原理はこのエネルギーの互換性によるものだ。」
「あぁ、そういうことか!」
「権能解放をすることにより膂力が上昇するのは精神力が活性化し、体力と魔力が増えるからだ。このように互いのエネルギーをうまく使うことで様々なことができるようになる。」
「すごい!そんな便利なことができるんですね!」
「ただ、問題が2つある。1つはエネルギーの種類によって消費効率が違うこと。そして精神力への変換は極めて難しいということだ。」
「前者は単純に違う種類のエネルギーを使うと効率が下がるってことですよね。後者は……魔力もしくは体力を精神力にすることが難しいのですか?」
「そうだ。魔力と体力間のエネルギー変換は比較的容易だ。だが、それに対し精神力と魔力体力の関係は基本的に精神から魔•体への一方通行だ。それを修練を積むことによって双方向へのエネルギー変換を実現する。それが権能解放、つまり共振魂になるための条件だ。」
「共振魂になるのは難しいんですね……。」
「開拓隊が定める訓練の全てを受ければ基本的に誰でも共振魂まではなれる。無論、お前らもな。」
「そうなんですか!?」
「そうだ。そして、魔力と体力間のエネルギー交換の習得は共振魂への第一歩とも言える。」
「じゃあつまり……!」
「そうだ。無意識であるとはいえ、少女はすでに共振魂へ近づいていると言える。」
「あたしが!?」
「さすがはテレさんです!」
「照れるなぁ……。」
「まだまだ未熟だがな。」
「あ、あの、僕は……?」
「…………。」
ミレイユはナーハの瞳を見つめる。
「お前は……分からぬ。」
「分からない!?ミレイユさんでも分からないんですか?」
「少し語弊があったか。正確にはお前の魂質階級が何に分類されるのかが分からない。少年よ、過去に特異な魂だと言われたことはないか。」
「特異……そういえばあの時襲ってきた炎のメイドに『ノアの子』って呼ばれてましたけど何か関係ありますかね?」
ミレイユはふと視界に入った部屋の隅にある古いベッドを一瞥する。
「視えないのだ。」
「みえない……?」
「普通、人間は何もしなければ魂の構造をその魂波からある程度推察することができる。魂質階級によって発せられる魂波は異なる。だが、少年から感じられる魂波は今までに感じたことがないものだ。」
「それは……僕が特別な存在ということでしょうか?」
「まぁ、そう言えるな。一体どう特別なのかは分からぬ。ただ、1つ言えるのはそうした特別な魂は特に狙われやすいってことだな。」
「狙われる!?」
「そうだ。まぁ、それについてはまた今度話そう。さて、4つ目の理由だ。これは単純、他でもない少女自身が強かったからだ。」
「あたしが……強い……?」
「見れば分かる、お前の強さ。相当鍛練を積んだな?その肉体、練り上げられている。肉体の質においては共振魂に近い。」
「ふぃ、共振魂に!?でもさっき未熟って。」
「それは精神の話だ。先ほど言ったように共振魂になるためには精神と魔•体間のエネルギー変換習得する必要がある。そのためには肉体、魔力回路、精神の3つを鍛え上げる必要がある。見たところお前は肉体に関しては特級の隊員にも引けを取らない仕上がりだ。毎日頑張って修行したのだな。」
テレは鳩が豆鉄砲を食ったように驚く。
「へ、へへ……いやまぁそれくらいしか能がないですから。」
照れるテレ。
「魔力回路も見たところ悪くない。独自の魔法は使えるか?」
「百式千景をもとにした魔法ならいくつか……。」
「ふむ。悪くないな。療養が終わったら共振魂へなるための修練をつけてやろう。」
「ほんとですか!?ありがとうございます!!」
「問題は精神だ。これに関してはまだ幼いゆえ仕方ない。鍛練の方法は後に教えよう。」
「大魔導士様直々にご教授いただけるなんて……!」
「良かったですね!テレさん!」
「お前もだ、少年。」
「そ、そうですね……。」
ナーハは途端に疲れたような表情を見せる。
「あれ?ナーハはもうなんかやってるのか?」
「ミレイユさんに魔法の修行をつけさせてもらってます。まぁ、いろいろあったんですよ……。」
ナーハが死んだ魚のような目をして床を見つめる。
「あ、あはは……。そうなんだな……。」
「少女の完全なる回復にはあと1週間ほど必要だ。私は戻って授業の予定を組む。少年は私による魔法訓練を、少女は隊員による戦闘訓練を、そして今後必要な知識を座学として二人には一緒に受けてもらう。」
「いろいろありがとうございます。」
「良い。隊員の面倒を見るのは上官の務めだ。特にお前らが唯一の生き残りなら尚更な。」
テレは衝撃を受け硬直する。
「ゆ、唯一……?」
「そうだ。生き残ったのは少年と少女、まぁあとはあのバカとボンクラだけだ。」
「(バカ……ガースさんのことかな……。ボンクラは多分あの髪の長い女の人かな?怖かったなぁそういえば。)」
「え……だってあんなにいっぱい人が戦って……。」
「戦闘に参加した隊員は皆、正面広場を染める塗料となったさ。まぁ、仕方のないことだ。」
テレは部屋を見渡す。
「(確かに……どのベッドも使われた感じがしない……。)」
衝撃的な情報を聞いたテレは沈黙する。
「(あの程度で済んだだけマシ、ということは言わない方が良いか……。)」
沈黙はしばらく続く。窓から冷ややかな風が吹き込む。
「私から話すことは以上だ。授業は明日から始める。詳細な予定は下の者より追って伝える。少年は今日もいつもの時間に来るよう。」
「分かりました。」
「私は自室へ戻る。では。」
ミレイユはそう言い残し部屋を出る。キィという扉の開閉音が響く。
「…………あの、テレさん。」
「おぁ、どうした?」
急な呼び掛けに少し驚くテレ。
「その……ごめんなさい!!!!」
思い切り頭を下げ謝るナーハ。
「うえっ!?どうしたんだよ急に!」
「僕が……僕が勝手なことをしなければテレさんがこんなにつらい思いをしなくて済んだのに……。僕せいでこんな風になっちゃって本当にごめんなさい……!!」
装填した弾を打ち出すように言葉を放つナーハ。
「…………そうだな、ナーハがあのとき飛び出さなければ良かったかもしれないな。」
腕を組み神妙な顔をするテレ。
「やっぱり怒ってます……?」
「うん、怒ってる。」
「うぅ…………。」
「なんで頼ってくれなかったんだろうって。」
「…………え?」
「あのときナーハが一人でじゃなくて、あたしと一緒に行ったらちょっとは違った未来があったんじゃないかな?」
「でも……テレさんを巻き込んじゃ嫌だなって気持ちもあって……。」
「そんなこと言うなって、あたしたち仲間だろ?仲間なら信じてくれよ。」
「仲間……!」
ふと、そばのテーブルに置いてあったテレの橙色のバッジが目に入る。
「言っただろ?最後までとことん付き合うって。」
「そぅ……ですね!仲間ですものね!ふたりでセレスさんも倒したんですから!!」
「おうよ!」
ニッと笑うテレ。おろしたオレンジ色の長い髪から覗かせる笑顔が眩しかった。
「フ、フフフ……!」
「ひひっ。」
部屋にふたりの笑い声が響き渡る。日が沈みかけ部屋がオレンジ色に染まる。太陽の光で、明るく眩しく。