表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クロス・クロマ  作者: 竹田ジャクソン
1/1

一章 一話 生まれ変わり

俺は知らない所で目が覚めた。


まるで空の中にいるような場所だ。


足場は中世ヨーロッパの遺跡にありそうな石のタイル。


俺の周りにはしっかりとした足場があるが、少し先に目を渡すと石のタイルが途切れている。


更にその先は石のタイルが浮いている。


こんな所なんて今までに全く見た事がない場所だ。


いや、そもそもいままで俺がどんな所にいたのか、どんな生活を送ってきた事すら覚えてない。


ただ一つ言える事がある。


それは・・・


めっちゃ厨二心がくすぐられる事だ!


すると突然目の前に人魂が現れた。


「起きたか」


俺はこう返した。


「ここはなんだ?」


人魂は少し間を置いて返した。


「やはり覚えていないのか」


その後こう続けた。


「お主は老人をかばって死んだのじゃ」


俺超かっけえ!、そう一人で思ったのだ。


人魂はさらに続けた。


「お主は善行をかさねていたので来世を選ぶ権利がある。


どんな人生でも言うが良い」


ここで二つ候補が出た。


一つ目は正義の騎士として王のために剣を振るう人生。


二つ目は最強の悪として他国を侵略しまくる人生。


人魂は俺の心を読んだようにこう言った。


「その二つを同時に体験する事も可能じゃ」


俺は迷わず「それで!」そう答えた。


消えゆく意識の中で人魂の無表情な顔が一瞬、歪んだように見えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ