月とモンブラン
ふかふかのベッドに沈んで、あたしは眠っているふりをしていた。聞き覚えのある笑い声を交じらせた吐息がすぐ近くで聞こえて、ベッドがより深く沈む。ひやりと冷たい指があたしの頬をなぞって、思わず瞼を開きそうになる。慌てて力を込めて瞑った。
――可愛い子ね、と笑い声がする。
冷たい腕があたしを背中から抱きしめる。太鼓を早打ちするような色気のない音があたしの胸の奥から響いてくる。全身が熱くなって、脳髄まで茹で上がりそうになって――
目が覚めた。
「モンブランをひとつ、」
色ガラスの窓際の席に腰かけた彼女は、メニューを一瞥すらせずに言った。
「あと、エスプレッソ」
彼女の瞳は万人より少し小さいと思う。いわゆる三白眼というもので、冷たさを感じるほど白い目の中に、漆黒の瞳が浮かんでいる。あたしはその瞳を見るたび、全てを見透かされているような気がして、上手く舌が回らなくなるのだった。
「あ、はい、かしこまりました……」
メモ用紙にもんぶらん、えすぷれっそ、と書き込みながらも、もういちいちメモする必要もないな、と頭のどこかで思う。彼女はこの閑散とした喫茶店に来るたび、モンブランとエスプレッソを頼む。
ぺこりと頭を下げて、踵を返し、逃げるように彼女から去った。振り向かなくても、彼女が革の鞄から本を取りだして、それを読み始めるのはわかっていた。本のタイトルは『月とモンブラン』。彼女が月曜と水曜の午後二時にここへ来るようになって、早一カ月ほど。彼女はいつもその本を読んでいる。飽きもせず。
「モンブランと、エスプレッソ……」
この時間帯は客が少ない。なので、シフトに入っているのも、店長とあたしだけだ。カウンターにいた店長に声を掛ければ、もうすでにエスプレッソを淹れる準備を始めている。
あたしは冷蔵庫からモンブランを取り出し、皿に置いて、何気なく、彼女の方を見つめた。飴色のライトに溶けている店内で、彼女はガラス窓に身を寄せながら、古ぼけた本に目を馳せている。ページをめくる白指の先の爪が、今日は赤かった。細い全身を纏うレースのワンピースも今日は赤い。その下からすらりとした足が伸び、真っ赤なパンプスのヒールが床を踏んでいる。今日は赤色づくめなんだな、とそんなことを思った。何せ美人なので何でも似合う。赤色は彼女の美しさを引き立てる気がした――どんな格好をしていてもそのように思ってしまう気もする。
用意されたエスプレッソとモンブランをお盆の上に載せて、あたしはそっとカウンターから出る。この瞬間は、いつも緊張する。彼女の傍に行くとただでさえ身体が強張るのに、彼女の前に物を置くのだ。置くときにモンブランを崩してしまったらどうしよう、だとか、エスプレッソを零してしまったらどうしよう、だとか、そういう良くないイメージがぐるぐるとめぐって、胸が締め付けられて、どうにも苦しくなる。
「お待たせ、いたしました」
踏みつけられた悲鳴のような、そんな絞り出した声が出た。彼女は顔を上げ、あたしを見る。
「あら……」彼女は僅かに微笑む。「いつもありがとう」
「こ、こちら、こそ」
あは、と笑い返すあたしの笑顔はぎこちない。嫌だ、気持ち悪い顔になっている気がする。逃げたい気持ちを堪えながら、あたしはそっと、そっとエスプレッソをテーブルに置く。指の震えが伝染して、エスプレッソの表面が震えていた。指を離した際に微かな金属音が鳴って、あたしの心臓が太鼓を連打するような不細工な音を立て始める。ぎゅっと視界が狭くなって、より一層苦しさが増す。煩い心臓の音に気付かないふりをして、モンブランもテーブルに置く。ご注文は以上でよろしいですか、と当たり前のことを聞こうとして、お盆を抱きしめた時、先手を打つようにして彼女が言った。
「ねぇ、いつも気になってたんだけど」
「は、はい」
「どうして震えてるの?」
睫毛が細くて長い。あたしの目はそんなことを捉えていた。ぱちぱちと瞬く度に、何か煌めきが零れているように見えた。
「き、緊張して……」
そんなことを考えてるから、余計な事を答えたんだろう。素直に言ってしまって、あたしは後悔した。彼女はまた煌めきを零して、それからふわりと、優しい笑みを浮かべた。見たことがないほどに、柔らかくて素敵な笑みだった。あたしの心臓はがしりと乱暴に掴まれて、そして押し潰されて、多分死んだ。
「新米さんなのかしら」
「え……あ、……そういうことは、ないんですけど、すみません」
あたしなんかの話題で彼女の時間を奪っていることが申し訳なく思えた。慌ててペコペコと頭を下げれば、彼女は首を傾げる。肩にかかっていた黒髪がさらりと背中に零れた。
「あら、クレームじゃないのよ。気になってただけなの。怖がられてるのかと思って」
「怖いなんて、そんな、ことはないです」
「じゃあ、どうして震えているの?」
「綺麗な方だから」
思わず答えてしまってから、自己嫌悪した。嫌われる。流石に。自分で言うのも何だけど、これは気持ち悪いだろう。
しかし、彼女はその黒い瞳であたしをやや見つめてから、全てを見抜いたように目を細め、また微笑んだ。
「――可愛い子ね」
がんっと鈍器で頭を殴られた気分だった。殴られた痺れがやけに心地良い気がした。ぐにゃんぐにゃんと脳味噌が緩んで溶けていく感じがして、あぁ、何ていうか。
とりあえずあたしは、頭を下げて、彼女の前から逃げた。
その日の夜、あたしはあの夢を見た。
冷たい指があたしの頬を撫でて、可愛い子ね、と笑い声が落ちてくる夢。
「女の人だよ?」
あたしは、何故か、彼女がいつも座っている席に腰かけながら、幼馴染の男の子と話していた。何故かそいつはキリッとした顔だちをしていて、なかなかにイケメンで、すらりとしたスーツがよく似合っている。女の人だよ? と言ったそいつは、カフェラテをくるくるとスプーンで掻き回して弄びながら、何故か不満そうに続ける。
「君も女なのに、女の人との、そういう甘い夢を見るって、変だよ」
「それは差別だよ」反射的にそう返してから、あたしは首を横に振った。「いや、別に、そういう事情がある訳じゃないんだけど、ふつーに、その、異性のが好きだし? 恋愛対象としてね」
「それはわかってる。昔から君の事はよく知ってるけど、同性が好きだなんて聞いたことがないからね」
「そう。そうなの、そうなんだけど……でも妙に気になるの」
あたしがそう言えば、そいつはぴたりと動きを止めて、こちらを真剣な目で見る。何だかドラマのように、芝居がかった動きだなぁ、とあたしの脳味噌のどこかがそんなことを考えている。
「その人の何が気になるわけ」そいつは相も変わらず不満そうだ。「教えてよ」
「だから……こう、言葉には出来ないんだけど……」
「そんなんじゃ納得できないよ」
どこかで聞き覚えのある台詞のように思った。そいつは、苛立ちを隠さないで、あたしを睨むように見つめて、言葉を続けた。
「ずっと昔から好きだった人を、こんな風に横取りされるなんて、僕は我慢ならない」
ゴーン、と胸の中で大きな鐘がなる。ずっと昔から好きだった人を? ――予想外のことを言われて胸が詰まるような、それでいてすっかり予感しきっていたような、そんな奇妙な感覚に陥った。言葉が出ない。そいつの手の中で、カフェラテがくるくると回り続けている。その手が、カップから離れて、無造作にこちらに伸びてくる――
「女だからって許されないなら、それこそ我慢ならないわ」
――そこで、彼女の声がした。そっ、とそいつの手を差し押さえるように、彼女の手が伸びている。顔を上げれば、すぐ隣に彼女が立っていた。長い艶やかな黒髪、小さくて鋭利な黒い瞳、今日は濃い紫のレースワンピースを身にまとい、いつもの如く高いピンヒールで地面を蹴っている。瞬いて、煌めきを零した瞳が、あたしを見た。
「行きましょう」
いたずらっぽい笑み。その言葉は半ば命令だった。
「どこへ……」
無粋な質問で返せば、彼女は肩を竦める。
「あら、どこへだって行けるのだし、どこだって構わないでしょう?」
あたしは返事が出来ないまま、椅子から立ち上がる。慌てすぎて体勢を崩しそうになったあたしの肩を、彼女はさっと掴んだ。柔らかに、けども強引に引き寄せられて体勢を直され、至近距離でにこりと微笑まれる。
「本当に可愛いんだから」
熱っぽい瞳に、頭がくらくらした。
この人、あたしが好きなんだ。こんなあたしのことを、好いてくれているんだ。
彼女以外が視界からすっと消えていく。気配すらも消えていく。視界に、世界に、彼女しかいない。彼女以外がどんどん、昏くなっていって、あれ、おかしい、ここは喫茶店のはずで――
目が覚めた。
リリリリンと激しく鳴っているアラーム時計を一叩きして止める。
夢だ。どうしようもなく、夢だ。彼女があたしに向けてくれた、熱っぽい瞳と、艶やかな笑みが、こんなにもしっかりと脳裏に焼き付いているのに、あれは夢だ。そりゃそうだ。あたしにあんなイケメンな幼馴染なんていない。それに、あの幼馴染の言葉は、昨日寝る前に見ていた恋愛ドラマでイケメンが言っていた台詞そのままである。道理で聞き覚えがあるはずだ。
恥ずかしい、夢だ。頭が、まだ、くらくらしていた。
「いらっしゃいませ……」
鈴が鳴って、振り返れば、彼女が入ってきたところだった、その瞳とバッチリ目が合い、心臓が高鳴る、可愛い子ね、と先日見たばかりの夢が蘇る。不思議と、彼女から向けられる瞳の中にも、今までにはなかった熱があるように思われた。
「どうぞ、お好きなお席に……」
「ええ」
彼女は微笑む。あれ? いつもこんな時に笑ってたっけ? そんなことを思って、また妙に心臓が跳ねる。いつもの窓際の席に彼女は腰かけ、もこもこのコートを脱ぐ。すらりと現れた身体は、今日は真っ黒のワンピースで包まれていた。あたしはペンとメモ用紙を握り、彼女の傍へ近づく。花のような、甘美な匂いがした。
「ご注文は――」
彼女はあたしを見上げる。そして、いたずらっぽく、笑った。
「いつもので」
初めてそう言われた。あたしはメモ用紙とペンを自分の胸に押し付けるようにして身を縮め、こくりと頷いた。何故か返事が出来なかった。ぺこっと頭を下げて、逃げるようにカウンターへ戻る。店長はもう、エスプレッソを淹れ始めていた。
どうして、どうして。いつもよりずっと笑顔が多い。いつもので、なんて今まで一度も言ったことがなかった。心を開かれてる? 彼女に? そんなことを考えれば、頬を冷たい指がなぞった感覚が蘇る。あれは夢だ、あれは夢だと思っているのに、夢の記憶と現実がどろりと溶けて混じり合っていく。
何か答えを求めるように、あたしはカウンターから、彼女の方を見た――すると、目が合った。彼女は本を手にしたまま開かずに、何故かあたしを見ていた。
目が合って、彼女は、にこり、と艶やかな笑みを浮かべた。睫毛の煌めきが、見透かすような瞳が、きりりとした鼻筋が、プラムレッドに塗られた唇が、あたしを殺そうとしている。
「持って行って」
動けないあたしを、店長が催促する。あたしは慌てて盆の上に、モンブランとエスプレッソを置いた。もう手が震えている。おそるおそる動くあたしを、彼女は、その黒い瞳でじっとりと見つめている。まだ距離があるのに、すでに心臓が早鐘を打っている。
あぁ、もし、ここで、モンブランを崩したら――エスプレッソを零したら――いつもの嫌なイメージが脳裏をひゅんひゅんと飛び交っていく。
いっそ崩したい。いっそ零したい。そしたら全部、台無しになる。彼女はきっと呆れてこの店に来なくなるし、あたしは店長に怒られて、でも、もうこんな緊張をしなくて良くなる。こたつの中でぬくぬく生きてたような、そんなくだらない生活が戻ってくる。息を切らしながら薄氷の上を歩いているのは苦しい。いっそ踏み抜いてしまった方が、踏み抜く心配をしなくて済むからずっと楽だ――でも、まだ、崩したくない。零したくない。
あの眼で。
――まだ見ていて欲しい。
ちら、と視線を上げる。彼女はまだこちらを見ている。あたしが傍まで近づくと、彼女は本をテーブルの上に置いて、微笑みながらあたしを見上げた。
――可愛い子。
その言葉が頭を揺さぶる。心臓の音が、一際大きく聞こえた。
あっ……と思った時には、もう遅かった。
エスプレッソのカップが、あたしの手を離れ、勝手にテーブルの上へ着地する。くるりと妙なダンスを踊ってから、それは倒れた。中身が木の目をブラウンに汚し、その波は瞬時に広がって、隅に置かれていた、『月とモンブラン』を浸かせてしまう。
「やっ……!」
とんでもない悲鳴を上げたのはあたしだけだった。パッ、と両手で口を抑えようとして、持っていたお盆すら落としてしまい、その上にあったモンブランが、宙を舞い、地面に落ちた。べちゃり。何かが終わる音がする。薄氷を踏み抜いた音がする。
「ごめんなさい!」
慌てて飛びだしたのはそんな言葉だった。頭が真っ白になる。あたしの叫びを聞きつけて、店長がカウンターから急いでやってきた。呆然とするあたしの横で、店長はあたしが零したエスプレッソやモンブランの始末を始め、彼女に懇切丁寧に謝った。
彼女は困ったように、汚れた『月とモンブラン』を見つめていたが、ややあって、あたしを見上げて、控えめに微笑んだ。気にしないで、と穏やかな声で言ってくれたが、あたしは、ごめんなさい、と謝り続けるしか出来なかった。一方で、心のどこかで、温い安心感を覚えてもいた。――もう彼女はここには来ない。奇妙に張りつめた緊張を、あのどこか苦しい熱を、もう感じなくていいのだ。同時に、とてつもない寂しさが胸を締め付けていて、そんなことに意識が飛ぶたび、誤魔化すように、頭を下げて、謝り続けていた。
月曜の午後二時過ぎ。彼女の姿は、まだない。
「あの人、もう来ないのかね」
ちらちらと窓際の席を見ているあたしに、店長が気遣ったように言った。済みません、と謝れば、気にするな、と店長は言ってくれる。
もう来ないと、思う。丁寧に、繊細に、そっと、扱っていかなければならないものを、あたしが、不細工に、不器用に、ぐちゃりと派手に潰したのだから。あの煌めきに出会うことはもう出来ない。あの艶やかな姿にも、あの煌めきのある睫毛にも、あの見透かすような瞳にも。
その時、からりと鈴の音がした。そんなわけはない、と心の隅で思いながらも、反射的に顔を上げれば――そこには彼女の姿があった。こちらを見て、にこりと微笑む。瞬いて、煌めきが零れる。あたしが何も言わないうちから、彼女はさっといつもの、窓際の席に座る。
「エスプレッソとモンブラン、サービスで持って行ってあげて。前回、本を汚してしまったお詫びだって言って」
店長があたしの脇を小突き、囁く。あたしはこくこくと頷いて、冷蔵庫へと駆けた。
また来てくれるなんて。しかも、微笑んでくれた。あたしに。あの熱っぽい視線が蘇る。頬が勝手に熱くなっている気がした。おかしいよ、そんな――そう、女同士なのに。夢の中でイケメンもそう言ってたじゃない。ふと夢の事を思い出してしまったので、余計に身体が火照った。あぁ、もう。
店長の淹れてくれたエスプレッソとモンブランを盆の上に載せ、そうっと、慎重に運ぶ。一度、壊してしまったから、不思議ともう、張りつめたような緊張はなかった。一刻も早く彼女の傍に行きたい。そんな気持ちだった。
彼女は、窓際の席で、本を読んでいた。その表紙には、『月とモンブラン』と書かれている。心臓がぎゅうと締め付けられて、死にそうになった。あたしがエスプレッソを零したのに、まだ、それを読んでるんだ。歪んだ喜びに近い何かが駆け巡って、何だこれ、とどこかのあたしがあたし自身を冷ややかに見下げている。
「お、お待たせいたしました」
「あら?」本から顔を上げ、彼女はこちらを見上げる。「まだ注文してないわ」
「本日はサービスです……前回は済みませんでした」
エスプレッソと、モンブランとを、テーブルの上に置く。もう手は震えていなかった。彼女もそれに気付いたのか、少し不思議そうにしながらも、しかし、艶やかに微笑んだ。
「そうなの。ありがとう、嬉しいわ」
にこり、とあたしは微笑み返した。あたしと彼女の視線が宙で交じり合う――と、彼女はさっと紙面に目線を戻した。あたしはやや拍子抜けた心地を覚えながらも、気になって、問うた。
「あの、まだ、それ、お読みになってるんですか。あたしが、汚してしまったのに」
「え? あぁ、違うわよ」
「え?」
全身に巡っていた、ぽかぽかとした温さが、ひゅるりと抜けていく心地がした。ボタンを掛け間違えているような、そんな奇妙なズレを感じる。
「あれは捨てたの」
ぱっ、と何かが落ちていった。
朝、起きて、冷や水で顔を洗った時のような、そんな感覚。心地よく流れていた何かが、途端に感じられなくなる。視界にかかっていた暖かなフィルターが、消えて、視界がクリアになったような。
「捨てちゃった……んですか」
「えぇ。買い直したの。珈琲が零れちゃったら、流石に読み物にはならないわ――あぁ、でも気にしないで。だいぶん古くなっていて、汚れてたから、前から悩んでいたの。ちょうどいい機会だったわ」
「……」
「この本ね、恋人に薦められて読んでみたんだけど、とても素敵なのよ。少し残酷だけど、だからこそ癖になる。ここのモンブランを食べながら読むと最高なの。いつも同じ本ばかり……って彼には呆れられるけどね。あら、つまらない話をしてごめんなさい。あなたも良かったら、読んでみて」
ね、と彼女は微笑んでいる。その三白眼は相変わらず鋭く、魅力的だったが、そこに熱なんてものは在りえなかった。ただ彼女は店員であるあたしを見上げ、行儀よく微笑み、また、本の世界へと戻っていく。
あたしは彼女に何て返事をしただろう。微笑んで、特に内容のないことを言って、ごゆっくりどうぞ、だなんて言った気もして、そしてカウンターに戻った。
すとんと何かが抜け落ちてしまった。その何かは、確かに、あたしの中にあった。あたしの中だけに。彼女を見る。彼女は、新しく買ったばかりの『月とモンブラン』を貪るように読んでいる。それ以外にはまるで、興味がないように。きっと、ずっと、そうだった。
いつもいつもジャンル付けに迷う。
読んでいただき、ありがとうございます。