ログインとチュートリアル
本日2話目です。
どうぞ。
ログインすると真っ白な空間にいた。懐かしい場所だ。
周りを見渡していると背後から声が聞こえた。
「ようこそ、スペリオルオンラインへ。」
振り返ると、そこには白くて長い髪を持った美人な女性がいた。
「只今より、仮想世界であなたが活動するためのアバターを作っていただきます。また、全ての設定が終了しますと、最後に変更、確認が出来ますので入力し間違いした際はご安心ください。」
そう言うと、目の前に白いウィンドウが出てきた。
「まずはじめに、名前、種族、見た目を決めてください。種族は「人間」「獣人」「エルフ」「ドワーフ」「竜人」の5つの種族からお選びください。」
そう言われて、目の前のウィンドウに目を移すと、そこには自分の姿が映っていた。
綺麗な黒の髪と目をしている。顔は整っている方だ。
(名前は…もうすでに決まってある。あの時と同じあの名前。種族は人間。見た目は…身長、顔は別に変えなくてもいいか、あとは…髪の色と目の色を変えるか。)
そう思い、髪の色を白に、目の色を赤に変えた。
その姿を見ていると二年前の自分を思い出す。
(懐かしいな…。)
そう思っていると、
「次にステータスのを決めます。ステータスについて説明させていただきます。ステータスは上から順に、「名前」「種族」「職業」「サブ職業」「レベル」「HP」「MP」「STR」「INT」「AGI」「VIT」「DEX」と表示されます。HPは体力、MPは魔力、STRは攻撃力、AGIは素早さ、INTは賢さ、DEXは器用さです。まずは、職業をお選びください。
職業は戦士、魔法使い、弓士、僧侶、召喚士、付与士の七つから選べます。サブ職業は、生産職の鍛冶士、裁縫士、調合士の三つから選べます。」
俺は迷わず「戦士」を選び、サブに鍛冶師を選んだ。理由は、どのゲームでもいつも戦士だったからだ。
「次に、初期ステータス設定です。100ポイント差し上げますのでHP、MP以外のステータスに振り分けて下さい。」
そう言われ俺は、STRに30、AGIに30、DEXに40振り分けた。
元々戦士にするつもりで、さらに今回は生産もしたかったのでDEXを、多めに振り分けた。
「最後に、スキルを決めていただきます。スキルについて説明します。はじめに、スキルは5つとることが出来ます。スキルとは技能や能力のことをさしています。スキルがあることにより動きに補正が入ります。また、スキルにもレベルがあり、最低を1、最高は10となっております。スキルレベルが10になると、上位のスキルに進化させることが出来ます。スキルは10レベルごとに解放され、20で一つ、30で一つと、最大15個のスキルを選ぶことが出来ます。それでは、スキルを選択してください。」
そう言われ、俺はあまり迷わずにスキルを決めていった。
「これであなたのアバター設定を終了します。最後に、これがあなたのステータスです。ご確認ください。」
そう言うと、目の前に白いウィンドウが出てきた。
ステータス
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名前:シン
種族:人間
職業:戦士
サブ職業:鍛冶師
レベル:1
HP 150/150
MP 20/20
STR 30
INT 0
AGI 30
VIT 0
DEX 40
スキル
剣術1 気配察知1 移動1 集中1 鍛冶1
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剣術:剣スキルが使えるようになる。剣を武器に装備中に補正がかかる。レベルが上がると補正も大きくなる。
気配察知:相手の気配を探る。レベルが上がると探れる範囲が広くなり、より鮮明に分かるようになる。
移動:動き対して補正がかかる。レベルが上がると補正も大きくなり、進化するとアクロバットな行動も出来るようになる。
集中:集中力をあげる。集中することにより、より精密な作業が出来るようになる。
鍛冶:鍛冶をする際に補正がかかる。レベルが上がるとレア度の高い、より高品質な物が作れるようになる。
このようになった。
(シン…かつての俺の名。また始まるのか…やってやろうじゃないか。最強の称号をまた手に入れる。)
そう思いながら俺は確認完了のボタンを押した。
「それではこれで、設定を終わります。続いて、チュートリアルを開始させていただきます。このチュートリアルでは、基本的な戦闘を教えさせていただきます。それでは早速戦闘を開始しましょう。」
すると、目の前に小さくて白いうさぎが出てきた。
「これはモンスターと言います。このモンスターはビターラビッツというモンスターです。では、ビターラビッツに攻撃してみましょう。」
言われたとおり、剣を構え、ビターラビッツに攻撃をした。
すると派手なエフェクトが出て、ビターラビッツは光の粒となって消えていった。
「お見事です。先程の攻撃はクリティカルと言い、通常の攻撃より強い攻撃が出来ます。モンスターにはそれぞれ弱点となる場所があり、そこを攻撃することによってクリティカルが出ます。次に、スキルを使ってみましょう。」
そう言うと、またビターラビッツが現れた。
「スキルを使うことにより、通常の攻撃よりも強い攻撃をすることが出来ます。では、『スラッシュ』と念じながらビターラビッツに攻撃してください。」
(スラッシュ…)
すると、剣が青くひかり、ビターラビッツに当たり、ビターラビッツは光の粒になって消えていった。
「そうです。それがスラッシュです。スキルレベルをあげることによって様々な武器スキルが使えるようになります。これで、チュートリアルを終わります。これがチュートリアル報酬です。」
そう言うと目の前にウィンドウが出てきて、そこには先程倒したビターラビッツの素材と1000Gと回復ポーション5個とマナポーション5個があった。
「今からあなたをスペリオルオンラインの世界、アースヴァルに送ります。何か、分からないことがあれば冒険者ギルドで聞くことが出来ます。それでは、あなたの冒険が良いものになることを願っております。」
すると、体がひかりあたりが真っ白になった。
凄く疲れますね。
これをやっている方々は凄いですね。
これも、誤字脱字等ありましたら教えてください。