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スペリオルオンライン  作者: 朝霧 涼
第一章 天才ゲーマーの復帰
1/4

始まり

初めまして、朝霧涼です。

初投稿なので分からないことだらけですがなんとか頑張りますo(・`д・´。)

誤字脱字等ありましたら教えてください。


では、本編どうぞ

とある夏休みのある日。ここは、九条家。ここでは二人の男女が会話をしている。


「お兄ちゃん、一緒に『スペリオルオンライン』やろうよ!」

そう言うのは女、少女の方、九条香織(くじょうかおり)

「興味ない。」

言葉の通り興味が無さそうに、何とも覇気がない声でそう言ったのたのは、青年の方、九条真(くじょうまこと)


(またか…)

俺の妹は、一週間前からずっとこのことばかり言ってくる。

スペリオルオンライン、通称スペオ。十数年前に開発され、発売されたVRMMO、「グラム」と言う機会を頭にかぶり仮想世界にダイブし遊ぶことの出来るゲーム。その最新作で1週間後に発売される最近話題のゲームだ。

香織は、このゲームのβテスターで、楽しいから一緒にやろうとずっと言っている。

(俺としては、「もう」する気はないんだけどな…)

そんなこと思っていると、

「もう、お兄ちゃん!この前からずっとそればっかだよ!他に何かないの!!」

「…ない」

「んーっ!!」

怒って何処かに言ってしまった。

(……VRMMOか。)


…ソファで寝転んでいると寝てしまっていたらしい、さっきまで明るかったが今は暗い。

(晩御飯作るか…)

俺達の親は共働きで両方とも忙しい。二人共帰ってこない日なんてよくあることだ。だから、昔から家事などは俺と香織で当番制にしてある。(しているのは真だけ。)

晩御飯を作ろうとキッチンに行くと、

「あ、お兄ちゃんおはよー。ご飯はもう出来るから待っててね。」

エプロン姿で料理を作っている香織がいた。

「お前が料理…死なないよな?」

香織が料理をしているのを今までみたことがない。不安だ。

「もう!私だって料理くらい出来るもん!お兄ちゃんのバカ!」

怒られてしまった。

「もういいから、向こうで座って待っていてよ!」

そう言われ、俺は言われたとおりテーブルに向かい、イスに座った。

しばらくすると、料理が出来たみたいで、香織がきた。

「お待たせ〜。結構いい感じに出来たよ。」

そう言うと、手に持った料理をテーブルにのせた。

見ると、ザ・和食みたいな料理だった。だが、シンプルだからこそいい、美味しいそうな見た目だ。

「…いたただきます。」

「どうぞ。」

食べてみるとすごく美味しかった。

「んっ…うまい。」

と言うと、

「ほんと!?やったー!」

と声をあげて喜んでいた。


晩御飯も食べ終わり、部屋でくつろいでいると、香織が何か真剣な目で近づいてきた。

「…。」

「お兄ちゃん、お願いがあります。」

香織が敬語で話してくる時はいつも何かある時だけだ。

「今からスペリオルオンライン発売まで家事等は全て私がやります。ですので、お兄ちゃんも一緒にスペリオルオンラインを遊んで下さい。」

「…。」

正直驚いた。あの一切家事をしない香織がこんなことを言い出すとは。

だけど俺は知っている。香織はこう言うが本当はしない、いや出来ない。香織はだいたいのことは一日だけやり、次の日には忘れている。香織はこういう奴だ。どっちみち俺にはデメリットはない。だからのることにした。

「いいぞ…、だが一日、一回でも忘れたら絶対にやらない。」

「ほ、ほんとっ!?絶対だからね!約束だよ!!」

そう言って喜んで何処かに行ってしまったの。

(香織、この勝負は俺の勝ちだな…。)

この時はそう思っていた。



「何故だ…。」

そう呟いたのは俺。香織との約束から一週間後、俺は絶望していた。

「お兄ちゃん!約束だよ!私はちゃんと守ったよ!」

そう、香織は守った。絶対に出来ないと思っていたのに香織はやったのだ。

「これでお兄ちゃんも一緒にスペオをやることになったね!やったー!」

そう言ってはしゃいでいる。

(やったーじゃない。やることになってしまった。別にゲームは嫌いじゃない。むしろ大好きだ。でも、「楽しめる」か分からない。二年前まではたくさんやっていた。だが、段々と楽しくなくなってきた。これも楽しめるか分からない…)

「お兄ちゃんどうしたの、難しい顔して。もうやること決定したんだから文句は言わない!」

「…はぁ、分かった。」

仕方が無いと言い聞かせ、諦めた。

「けど、俺はスペリオルオンラインなんて持ってないぞ。」

「その辺は大丈夫!βテスターの人は製品版をプレゼントされるし、しかも1人だけスペオに誘えるの。」

俺にさせる気満々だったようだ。

「じゃあ、もうすぐ届くと思うからちゃんとログインしてね!」

そう言うと部屋に戻って行った。

しばらく経つと、スペリオルオンラインが届いた。

届いたスペリオルオンラインをセットし、グラムをかぶる。

(また始めることになったな…。…やるからには徹底的にするか。)

そして、サービス開始の時間になると、

「スタート!」



誰もが知っているが誰も知らない天才ゲーマーの日常が始まった。

なかなか難しいですね(。-`ω´-)ンー

いつも作者さんはこんなに大変なのか…先が思いやられる。

こちらの都合で投稿が不定期になるかも知れません。その時は申し訳ありませんがご了承ください

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