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【第1011回】タイム×ダウン×クロス

 男三人。

クロス・ワード「……始まった!」

タイム・リミット「さあ始まりました」

クロス・ワード「月一のペースを目指し始めたこの放送」

ダウン・ロード「ならもう既に失敗してますね」

タイム・リミット「私、お相手のタイム・リミットと申します」

クロス・ワード「クロス・ワードです」

ダウン・ロード「ダウン・ロードだよ!」

タイム・リミット「で、何なんですか、この組み合わせ」

クロス・ワード「それについては僕も訊こうと思ってました」

タイム・リミット「中々の異種格闘技戦具合ですね」

クロス・ワード「僕達は格闘技だったのか」

ダウン・ロード「知りませんでした!」

タイム・リミット「おや? 今回の議題は格闘技ですか?」

クロス・ワード「ちょっと僕等には難しいかな……」

タイム・リミット「まあ、それは冗談として」

ダウン・ロード「冗談なんかい!!!」

タイム・リミット「元気ですね」

ダウン・ロード「はい、元気が僕の取柄ですんで」

クロス・ワード「でも元気が代名詞なのはジグちゃんだよ」

ダウン・ロード「元気さでは負けませんよ!」

タイム・リミット「どうやって勝負の判定をするんですか」

ダウン・ロード「なんでやねーーーん!!! びしっ」

クロス・ワード「元気だ!」

タイム・リミット「ラジオだからその突っ込み動作も無意味ですよ」

ダウン・ロード「確かに!!! びしっ」

クロス・ワード「もう訳が分からないな」

タイム・リミット「ただ大声出しただけでは」

ダウン・ロード「バレた」

クロス・ワード「ただの五月蠅い奴ですね」

ダウン・ロード「この放送はそう言う人を欲しているのかと」

タイム・リミット「そんな事、微塵も有りませんから」

ダウン・ロード「真面目な放送でしたか!」

クロス・ワード「不真面目な放送だと思ってたのか」

ダウン・ロード「思いまくりでした」

タイム・リミット「改めて下さい」

ダウン・ロード「了解ですっっっ!!!」

クロス・ワード「音割れてる割れてる」

タイム・リミット「……で、この組み合わせの心は?」

ダウン・ロード「何ですかね、今回」

クロス・ワード「はっはっは、腐女子を釣ろうの回だよ」

ダウン・ロード「魂胆がとんでもなかった!」

タイム・リミット「そう言う事を自ずと言う放送です」

クロス・ワード「男三人並べて女性リスナーをキャッチしよう作戦」

ダウン・ロード「略しておとリス作戦!」

タイム・リミット「落ちゲーでしょうか?」

クロス・ワード「いいえ、誰でも」

ダウン・ロード「金子先生⁉」

タイム・リミット「懐かしいですね、もはや」

ダウン・ロード「エーシーの声が聞こえる」

タイム・リミット「あの声、何時からか無くなりませんでしたっけ」

クロス・ワード「そう言えば」

ダウン・ロード「ウザがられたんでしたっけ?」

クロス・ワード「無くなってからその大切さに気付くのですよ!」

ダウン・ロード「いやいや、貴方忘れてましたよね?」

クロス・ワード「さて本日の本当の本題は」

ダウン・ロード「会話の流れの軌道修正入りまーす」

クロス・ワード「まあ、平常通り何も考えて来てないけれど」

タイム・リミット「修正に失敗してますが」

クロス・ワード「さあこの五分の放送を何で埋めようか」

ダウン・ロード「ホントに何時も通りですね」

タイム・リミット「ローペースな上に極限まで薄く短い内容」

クロス・ワード「はっ! 良いとこ無しになってしまう!」

ダウン・ロード「まあまあ、ダラダラやっていきましょうよー」

タイム・リミット「私、その方針と対極を成す立場なのですが」

ダウン・ロード「こ、こんな所に敵が⁉」

タイム・リミット「敵って」

クロス・ワード「ナンダッテ! コンナトコロニモenemyガ⁉」

タイム・リミット「何故片言になるのですか。何人なんですか」

クロス・ワード「ところでさっき、月一を目指すとか何とか」

タイム・リミット「え? ああ、はい。上の意向だそうです」

ダウン・ロード「上の意向?」

タイム・リミット「せめて放送スケジュールは決めよう、と」

ダウン・ロード「せめてって言われ方に微かな非難味を感じますね」

クロス・ワード「しかーし、前回から既に一月以上経っている」

タイム・リミット「これはどうした事でしょう」

ダウン・ロード「悪いのは誰だ!」

タイム・リミット「誰ですかね」

クロス・ワード「誰だろう」

ダウン・ロード「作者だ!」

タイム・リミット「作者ですね」

クロス・ワード「マジ作者」

タイム・リミット「何をしているのやら」

クロス・ワード「なんかいろいろと忙しいらしい」

タイム・リミット「忙しいって、前も同じ事言ってましたよね」

ダウン・ロード「忙しい忙しいの連呼は嫌われるぞ!」

クロス・ワード「ツイッターの話かな」

タイム・リミット「忙しいアピールの話ですか」

ダウン・ロード「いるいる~~」

タイム・リミット「居るものなんですか? 私は見た事有りませんけど」

クロス・ワード「もはや希少種なのか。私も見た事無いな」

ダウン・ロード「僕も見た事有りません」

クロス・ワード「無いんかい!!! びしっ」

タイム・リミット「元気ですね」

クロス・ワード「元気だけが取り柄ですから」

タイム・リミット「その流れをもう一度やるんですか」

クロス・ワード「無限ループって怖くね?」

ダウン・ロード「お化けに匹敵すると思います!」

タイム・リミット「お化けを信じてるんですか?」

ダウン・ロード「信じなかったらお化けが可哀想じゃないですか」

クロス・ワード「その発想は無かった」

タイム・リミット「あ、定型文で会話します?」

クロス・ワード「それはちょっとキツイな」

ダウン・ロード「今から皆で好きな動物の話をしましょう」

タイム・リミット「軌道修正の仕方が暴力的ですね」

ダウン・ロード「ウサギさん!」

クロス・ワード「うわああ、ダウンくんあざとい!」

ダウン・ロード「ふふ、ショタコン共は今頃歓喜してる事でしょう」

タイム・リミット「結局貴方もそういう方向性になるんですか」

ダウン・ロード「番組に貢献しないとですしね」

タイム・リミット「おや、番組の事をちゃんと考えているんですね」

ダウン・ロード「仕事を持たない者は動物に変えられちゃいますし」

タイム・リミット「何処の湯屋ですか」

クロス・ワード「お願いすればウサギに変えてくれるかもよ?」

ダウン・ロード「じゃ、皆さん、そう言う事で、行って参ります」

タイム・リミット「放送を放り出さないで下さい」

ダウン・ロード「ぐわー、引き戻されるっ」

タイム・リミット「大体誰にお願いするんですか」

ダウン・ロード「へ? そりゃあ、湯婆……」

タイム・リミット「居ませんから」

ダウン・ロード「ショック!」

クロス・ワード「し、少年の夢を壊すなんて!」

タイム・リミット「私、非難されるんですか」

ダウン・ロード「因みに千尋ちゃんは僕のお嫁さんです」

タイム・リミット「夢と言うか虚妄を抱いているんですが」

クロス・ワード「千尋ちゃんは僕の嫁だ!」

タイム・リミット「取り合わないで下さい映画の登場人物を」

クロス・ワード「ならタイムの嫁は番台蛙で」

タイム・リミット「どう言う事ですか」

ダウン・ロード「おとリス作戦の続きですね!」

タイム・リミット「関係無い私を巻き込まないで下さい」

クロス・ワード「若しくは頭で」

タイム・リミット「尚嫌です」

ダウン・ロード「三択ですよ!」

タイム・リミット「三体とも同じじゃないですか」

クロス・ワード「君には彼らの個性が分からないのか!」

タイム・リミット「は、はい……分かるもんなんですか?」

クロス・ワード「サッパリ」

ダウン・ロード「同じく」

タイム・リミット「今回、この流れ多くないですか」

ダウン・ロード「そうですか?」

クロス・ワード「まあ、そんなに喋りが上手い我々でもないし」

タイム・リミット「それ出演者が言ったら終わりでしょうに」

クロス・ワード「諦めなければ試合は終了しませんよ……?」

ダウン・ロード「今度は安西先生⁉」

タイム・リミット「ちょっとセリフが違いますけれど」

クロス・ワード「対遇をとってみたよ」

タイム・リミット「何故対遇を」

クロス・ワード「放送時の待遇が良くなるかと」

タイム・リミット「なりません」

ダウン・ロード「賃上げを要求するーー!」

タイム・リミット「それは私ではなく上に言って下さい」

クロス・ワード「つまり作者」

ダウン・ロード「よし、作者さん、金くれ」

クロス・ワード「ストレートだ!」

タイム・リミット「あんまり言うと消されますよ」

クロス・ワード「存在を消される」

ダウン・ロード「恐怖!」

クロス・ワード「ダウンが表舞台に立ったのはこれが最後であった」

ダウン・ロード「止めて下さい! 今後も出して!」

タイム・リミット「ではでは今日は、この辺で終わりにしましょうか」

クロス・ワード「お、そうだね~、もうこんな時間だしね~」

ダウン・ロード「ど、どうしてこのタイミング⁉」

クロス・ワード「いやー、何時も通り短い放送でしたが」

ダウン・ロード「え⁉ え⁉ え⁉ 冗談ですよね⁉」

タイム・リミット「皆様、ここまでのご傾聴、有り難う御座いました」

ダウン・ロード「ちょちょっ、嘘ですよね? そうですよね? ね?」

クロス・ワード「お相手は私、クロス・ワードとっ」

タイム・リミット「タイム・リミット、そして」

ダウン・ロード「こ、今後も出演予定バリバリのダウン・ロード!」

クロス・ワード「以上、三名でお送り致しました!」

タイム・リミット「それではまた次回」

クロス・ワード「ばっははーーーい」

ダウン・ロード「僕は消されませんよ! 次の放送で出てやりますから!」

タイム・リミット「※尚内容は予告無く変更される場合が御座います」

ダウン・ロード「止めて下さいぃ!!!」

 彼の運命や如何に。

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