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メロディ

作者: 天川裕司
掲載日:2025/12/14

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:メロディ


「ふう…」


今日も街中に座り、

シンガーソングライターとして活動してる俺。


でも、人の足を止める事はもうできなくなった。


それでも良いからと、

自分は作家だからと、

ずっと努めて歌ってきたが、

やっぱりこの無視され続ける様な

しがらみの中で…

空気の中で居座ると言うのは

続ければ続けるほど、思う以上に精神に来る。


もしかして、

自分はこの道に向いてなかったんだろうか…

そんなことも確かに思ったが、

初めて本気で心の中に宿した夢、

この事への感動がそれでもある以上、

やっぱりやめるわけにはいかない。

ただやめる事ができなかったんだ。


元々は或る音楽事務所に所属して、

そこでいろんな歌を歌ってきていた。


初めは確かに人気があったが、

そのうちやっぱり飽きられてきて、

だんだん人気が落ち、人が去って行き、

事務所の人間ですら

俺の周りにはもう集わなくなって、

いわゆる干されると言う形で

俺は事務所そこから

生ゴミの様に捨てられた。


悩んだ。

本当に悩み続けて、

またどこかの事務所に行こうかと

何度もしたけれど、

それまでの俺の経歴を既に知ってたからか

どこへ行けどもやっぱり門前払い。

挙句、自分で歌を創り、

人々に届ける環境・ツールを設けるしかなくなった。

まぁこれは一般でもよくやってる事だから、

本来、悲観する事じゃないのだが。


それでも一応インディーズながら、

プロの歌手としてやってきたこともあり、

それが財産ともなっていたのだろう。

そこまで落ちた自分を見ると、

それまでの軌跡を捨てるのが怖かった。


「はぁ。ちょっと公園でも行って、気晴らしするか」


家に戻ったって、

どんよりした気分になるからと、

お気に入りの公園に行った。

そこで缶コーヒーを買い、

ベンチに座って飲んでいた。


涼風に煽られそうして居ると、

女「あれ?もしかして、糊々ここのヒロトさんですか?」

急に女の声が後ろからした。


「えっ?」と思って振り向くと、

結構、綺麗な女の人が立ってた。


女「やっぱりそうだったんですね?こんな所でお会いできるなんて嬉しいです♪」


どうやら彼女は、

路上で歌ってた俺を遠目から見ていた

ファンの1人だった様で、

最近は仕事が忙しいから

あまりこの界隈に来れず、

偶々出先の仕事がこっちになった今日、

偶然公園に居た俺を見つけ、

駆け寄ってくれたと言う。


「あ、どうも…♪」


名前で呼ばれたのは久しぶり。

彼女は助田すけたルワさんと言った。


そこで久しぶりに

他人と話したのもあり、

少し談笑に弾んだ。


彼女は貿易会社に勤めてたそうだが、

副業でライフコーチなんかもしてると言い、

結構な聞き上手。


お陰で俺は、

つらつら自分の事を話してしまった。


「あはwすみません。なんか自分の事ばっかり言っちゃってw」


ルワ「いえ、構いません。私そう言うお話聞くの好きですから」


そこで不思議に気づく。


まず彼女の前では、

自分の事を素直に何でも話せる。


そしてもう1つ。

彼女の顔や容姿を見てると

なんだかその向こう側が見える様な気がして、

「昔から自分と一緒に居てくれた人」

のような気がしてならなくなる。


その「向こう側」が

なんだかよくわからなかったが、

彼女の生活歴、

やっぱり自分の歩んできた奇跡…

何となく人の心の奥の様な気がして、

日頃味わえない

不思議な体験を知ってしまった。


ルワ「そうだったんですか」


「ええ。…もう僕のニーズは無いのかもしれません。歌を作ってても、ついその向こうに聴く人たちの顔や反応…いや感動してくれるかどうか、泣いてくれるかどうか、嬉しく思ってくれるかどうか楽しんでもらえるかどうか、そんな事ばかりを気にする様になってしまって…」


「ホントにこれで良いのかと思う毎日でした。まるで作品を創ってるんじゃなくて、商品を作ってる様な感じがしきて、…はっwこんな自分だから、こうゆう職種には向いてなかったんでしょうね」


彼女は1つも笑うことなく、

真剣に聴いてくれた。そして…


ルワ「でも、それがあなたのスタイルなのかも…」


少しだけアドバイスしてくれた後…


ルワ「もしよかったら、こちらを試して見られませんか?」


とノートとペンと、

1本の栄養ドリンクの様なものをくれた。


「え?いや、それは別に…。ってこれ何です?」


ルワ「フフ、このドリンクは『Mind's Heart』と言う特製のドリンクで、飲めばきっとあなたの独創性や、持って生まれたアーティスティックな心がもっと開花して、きっと満足のゆく歌をたくさん創ることができ、それが人々の心にやがて届くようになるでしょう」


ルワ「あなたはおそらく『人の心の中に届く歌』そして『その心の中に宿り続ける作品たち』を創り続けたいんだと思いますよ?」


ルワ「それこそあなたが本来目指していた元々の道。たぶん原点に返ることが、今のあなたにとって新しいスタートになるのでしょう」


ちょっと驚いた。


"原点"。

今それを言われた時、

心にビィンと響くものがあり、

確かにそれを今俺は求めてたのかも?


当たり前の様な臭いセリフでも、

その事で本気で悩んでれば

それらの言葉は財産としてやってくる。

光り輝くもんだ。

俺は自然にそんな気持ちにさせられて居た。


そして彼女に対する

3つ目の不思議な感覚は、

他の人に言われたって何も響かず、

絶対そんな気にならない様な事でも

彼女に言われるとその気にさせられ、

不思議な形で信じてしまう。


俺はペンとノートを受け取り、

その場でそのドリンクを

一気に飲み干して居た。


(街中)


女「あれ?どっかから歌が聞こえるね」


男「ん?…あーほんとだな」


街頭音楽がどこかから聞こえてくる。


商店街なんかよくある様な

あんなスピーカーから音が聞こえてる?

歌が流れてきてる?

…なんて思った人は確かに多かったが、

その歌と音楽の出どころを

たどれる人は居なかったと言う。


(街中で歌声・音楽を聴きながら)


ルワ「今日も流れてるわね♪ヒロトの歌。彼の創った音楽。聴いてる人、結構多いと思うわ。だってこの街中に、自然と流れてくる音楽だもの」


ルワ「ずっと流れ続けて、みんなの生活に浸透すれば、まるで生活音の様にも聴こえるものね」


ルワ「私はヒロトの夢と本能から生まれた生霊。彼の願いを叶える為だけに現れた。ヒロト、あなたの歌はもうみんなの心に届いているし、生活の為にと作品を商品に変える必要もなく、ずっと純粋にその道を歩いて行ける…」


(街中での人々の生活で…)


ヒロト『聞いてくれてありがとう』

ヒロト『どう?さっきの歌よかった?』


女「え?…なんだろ今の声」

男「…耳鳴りじゃねえよな。確かに人の声だった?」


ルワ「音楽そのものになった彼。ささやかれた人たちは、まるで耳鳴りがする様にその声が聞こえる程度。自分の心の声だと、きっとそのうち思ってくれる」


ルワ「いつもそばに居てくれる歌。特に今孤独な人たちにとっては大きな励みになるのでしょう」


(コンビニ)


ルワ「大きめのノートってありますか?…ええそうです。あ、できれば自由帳みたいな、架線やマス目の無いものが良いんですけど」


店員「えーと、…あ、これですかね?」


ルワ「ありがとうございます。それください。あとこっちのペンも」



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=Mnc96yfCAT0

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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