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【完結】聖女級の治癒力でも、魔族だとバレるのはよくないようです ~その聖女、魔族で魔王の嫁につき~  作者: 稲山 裕


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第二章  二十六



「ここからあっちに、飛ばすだけのはずなんですがねぇ。上手くいかねぇもんで」


 このレモンドの言い方だと、空間を繋いだのではなくて、向こうの空間に飛ばすようなイメージで作ったのだろう。


 なら、やっぱり転移のイメージとは全然違う。

 飛ばすのではなくて、繋がったからそこに入るとか行くとか、そういうものだから。



「……ごめんなさい。分からないわ」

 仮にヒントが分かったとしても、教えられない。


 今はこんなに大がかりな装置が必要だけど、もしも転移を自在に扱えるようになったら……。

 転移で空間を繋いで、街に爆弾を空から落とす。なんてことが出来てしまうから。


「そうですか……。でもまぁ、気長に挑戦し続けますよ! こんなとこまで足運んでもらったってのに、すんませんです」

 戦争に使えるものを、人に作らせる訳にはいかない。

 レモンドには悪いけれど、何も教えない方がいいと思ったから。



「……お姉様。やっぱり尾行されています」

「え?」

 シェナが睨みつける方を見上げると、横手の空に、あの球体ドローンが遠巻きに滞空していた。


「……レモンドさん。あれは物覚えが悪いんでしょうか」

 私たちが工場に入った後、出てくるのを見逃しにくいように、ああやって遠くに居るんだ。


「ありゃあ……ほんと、珍しいこともあるもんだ」

 彼は本当に、何も知らないらしい。

 でも、やっぱり何か、面倒なことになりそうな予感がする。



「私、そろそろ、帰りたいかなぁ」

「あ、や、でも。他の連中も聖女様に会いたがってるんで、もうちょっとだけ町を回って……」


 この人は、悪気なく人と繋げようとするきらいがある。

 彼は気さくだし、きっと他の人もいい人たちだろうし、単純に私に会いたいと思ってくれてるだけなのは分かるんだけど。


「うん、でも……。アレが何か、不気味で」

 会うなら、王都で会えばいい。


「そうですか……。あまり、お引き留めしてはならんと、ウレインにも言われとりますから……わかりました」

 分かってくれて良かった。

 本当なら、このまま転移して帰りたいところだけど。



「それじゃ、また車でお送り致しますんで。戻りましょう」

「うん。ごめんなさい」


 そして、また工場の中を通って車の方に出てくると――。

 何とも物々しい感じの機械たちが、工場の出入り口に並んでいた。


 ひとつは、リムジンタイプの飛べる車。

 そしてその他は、球体ドローン数体と、円盤型のひときわ大きなドローンが二体、浮かんでいる。



「何ですか、あれ」

「さ、さぁ……。車は、会長のもんですけども。えらく物騒な」


 物騒だということは、あの円盤の大きなドローンは、攻撃型だろう。

 ――絶対、私を狙ってるんじゃん。


「はぁ。シェナ、攻撃準備」

「はい。すでに」


 私は不意打ちを避けるために、自分とシェナに結界を張っておいた。

 どちらにしても、こっちから攻撃を仕掛けるわけにはいかないのだし。



「ちょ、ちょちょちょまっ! 待った! なんだ会長! なんで聖女様にこんな物騒なもん向けんだ!」




「おもしろい!」「続きが気になる、読みたい!」「今後どうなるの!」

  

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 何卒よろしくお願い致します。  作者: 稲山 裕



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