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【完結】聖女級の治癒力でも、魔族だとバレるのはよくないようです ~その聖女、魔族で魔王の嫁につき~  作者: 稲山 裕


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第二章  五、相談


 起きたのは、やっぱりお昼前。

 そして、寝起きのランチはあまり食べる気になれなくて、残してしまう。


 いつも通りベッドまで運んでもらうのだけど、その間に顔だけなんとか洗って、またベッドに腰までを潜らせる。

 上半身も寝かせてしまいたいのをグッと堪えて、シェナを待つ。


 食事は、残したら傷んでしまいそうなものから食べて、パンや火の通ったものを後にする。

 食べられそうなら食べて欲しいと言って、シェナに手伝ってもらいながら。

 シェナはしっかりと朝から起きているので、おなかが減っているらしく食べてくれる。



「ごめんね。私のために用意してくれてるのに」

「本当です。少しお痩せになったのでは? 魔王さまにご相談して、控えて頂いた方がいいのでは」



 確かに、頻度が高くなっていると思うし、さすがに私の体力も追い付けないレベルになっている。

 夜から深夜にかけて。

 それから、明け方にも。


 こんな生活が十日以上続いている。


 ……これでは、さすがに睡眠不足感が否めない。

 日中も気だるさが残っていて、そしてまた夜が来る。

 慣れてきたような気もするけど……。



 このままではいけないな、と思う。

 それは、私の体調はもちろんだけど、魔王さまの様子がおかしいような気がするから。


 抱かれていると、その変化が分かるというか。

 何かに怒っているような。

 もしくは、心配ごと?



「シェナは、魔王さまの様子で気になるところはある?」

「魔王さまですか?」

 首を傾げながら、シェナはしばらく考え込んだ。


「……やっぱり、思い付きません。むしろ、覇気が満ちているように思いますが」

「そっかぁ。ありがと」



 覇気……確かに、それに似てはいる。

 でも違う。


 あれは怒りだ。

 焦げ付いてなおも、消えない炎が張り付き燃え続けているような、消えない怒り。



 ――あの時の、うなされていた姿。

 あれに違いない。

 あの時以降は見ていないけど、あの時以外に眠っている姿も見ていない。


「お爺さんのところに行ってくる」

 そう言い残して、まだ私の残りを食べてくれているシェナを置いて部屋を出た。

 ネグリジェのままではいけないと思って、黒のマントを羽織って。


「ンんぅ~!」

 シェナもついて来たかったのかもしれないけど、「すぐに戻るからね」と。




「おもしろい!」「続きが気になる、読みたい!」「今後どうなるの!」

  

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 何卒よろしくお願い致します。  作者: 稲山 裕



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