82話 策略
白川美鈴とササキは、ブルーとグリーンと共に地下通路を抜け施設の地下3階に入った。
白川美鈴は、とある扉にパスコードを入力する。
扉が開き照明がつくとそこには一面、白の30畳程の部屋が広がる。
「ブルー様、こちらの部屋でございます!どうぞ中へ」と白川はブルーとグリーンを招き入れた。
「ふん!」とだけ、ブルーは息を吐き、2メートルの身体を、揺らしながら中へ入る。
白川は、「こちらのボタンが扉を開く為にありますので、万一、苦しければこの部屋からでていただいても大丈夫ですから、ご安心ください、私とササキは、コントロールルームにおります」そう伝え、ブルーとグリーンを残し、白川とササキは部屋を出る。
白川は扉を閉める〝キー〟を入力しロックをかける。
白川とササキは、小走りにコントロールルームへ向かう。
「やりましたね!美鈴様!早くアイツらを〝転移〟させましょう!」と白川美鈴の胸に手を伸ばす。
「本当に、幼いわね‥〝坊や〟は、‥成功するまでお預けよ」そう言ってコントロールルームの開錠をして中に入る。
コントロールルーム
白川は、システムを作動させる。
室内の設備に、電源が次々と入り、ブルー達の部屋の様子がモニターに映しだされる。
「ブルー様、グリーン様、今、薬品を撒きます!
多少濡れますが、お気になさらないで下さい‥
‥〝お達者で〟」そう言うと、〝転移システム〟のスタートのキーを押す。
ブルー達のいる部屋の天井の四方が開き、銃の様な物が現れる。
天井の四方から、青白い光が、ブルーとグリーンに向け放たれる!
「ヴァー」とブルーは唸る。
「これが、薬品だと!ヴァー」
ブルーとグリーンは青白い光に包まれる。
コントロールルームからササキがマイクに向かい
「この爬虫類!アホさがようやく出たな!お前は、二億年前に行くんだよ!バーカ!」と言い放ち笑いだした。
コントロールルームのモニターには、後3分の
カウントダウンの数字が、1秒、1秒削られていった。




