79話 襲撃
西田は、理沙と一緒に地下ロビーにいた。
「理沙さん‥そんなに自分を責めるもんじゃない、母親として当然の事をしたまでだ‥」
そんな言葉にも理沙は首を振るだけだった。
「私は太古で、リーダーとしてやってました‥仲間にも、自分を捨てて、皆んなで生き残るんだって‥私の判断で犠牲になった仲間もいます!私は勝手なんです!自分の娘の事になったら、皆んなを犠牲にするなんて!でも!どうしてもキーシャが!」
理沙は嗚咽を漏らして泣いた。
〝ビー!〟
〝施設長!管理室まで至急おいでください!襲撃です ブルーが!ブルーが来ました!〟
地下施設に緊急放送が鳴り響いた!
西田は、近くのインターホンを取り、管理室に連絡を入れる!
〝おい!地下へのゲートは閉じたんだろうな!〟
と怒鳴る!
〝閉じました!しかし、タイムカプセルスタジアムには、既に侵入があるようです!〟
〝すぐ行く!〟
西田は、理沙に肩を貸して、管理室に急いで向かった。
管理室
「どうなっているんだ!いったい!」
と西田は入るなり叫ぶ!
モニターには、タイムカプセルスタジアムの様子が映し出されている。
「施設長!ヴェロキラプトの群れが!大型のティラノサウルスもいます!」
モニターには、〝片目〟が映し出される。
理沙は「なんで〝片目〟がまた‥」
そう言ってその場に座り込んだ。
ササキの携帯が鳴る。
〝はい‥いま一人です‥B2FGゲート‥わかりました〟
ササキは先行でスタジアムに傾れ込んだ〝片目〟達の後方に陣取るブルーの元へ駆け寄る。
「ブルー様、グリーン様、治療の準備が整いました!今のうちにこちらへ!」と伝える。
「ササキ!瞳孔が開いているぞ!何が隠しているな!」〝ヴァー〟と牙を剥く!
ササキは、「いえ、エクストラエナジーの内通者と連絡を取って興奮しているだけです!騙しなどしません!こちらへ」と導いた。
B2FGゲート
ササキは、ブルーとグリーンを連れゲートの前まで来る。
そのゲートは地下へ続く。
ゲートの前で待っていると、暫くしてゲートが上に開き地下への通路が現れる。
白川美鈴は、「ようこそブルー様、グリーン様」
と迎え入れた。
白川美鈴はササキに耳元で、「よくやったわ〝坊や〟後でたっぷり可愛がってあげる」そう呟いた。




