78話 奪還
夜明け エクストラエナジー 地下
ショーン達〝戦士〟全員は、キーシャを奪還する為に、一台のトラックに乗り込んでいた。
西田は、ショーンに「このアナログの無線機を持っていきなさい‥気休めかもしれんが‥無事、キーシャちゃんを助けられる事を祈る!」と伝える。
ショーンは、黙って頷き、無線機もトラックに積み込んだ。
大輝とナッパは、腕が鳴ると言わんばかりに、身体をほぐしている。
ジョーカーは、紙の地図で、緯度、経度を割り出したものを確認している。
ガガと可奈は、食料や水などを確認した。
ナース、ローザは一緒に行くと聞かなかったが、危険なのと、施設に、もしものことがあったら困ると、メンバーから外された。
スジとラッパは子供達を従え、即興の応援歌を歌っている。
白川美鈴と玉村恵は、エンジニアと共にシステムの復旧の為、必死に作業していて、見送りには来なかった。
博士が「もう!後1週間あれば、ダウントランスした〝恐竜あっちいっちゃえガン〟を渡せたのに!間に合いませんでした!もう!」とふてくされている。
ジョーカーが「皆んな、そろそろ行くぞ」とエンジンをかけた。
助手席には、ショーンが乗り込む。
大輝、ナッパ、ガガ、可奈は、トラック荷台からはみ出すばかりに、皆に手を振る。
紗理奈は大輝の腕を最後まではなさなかった。
トラックは、やがて地下通路を発車した。
数時間後
玉村恵は、「美鈴さん、タイムカプセルのシステムは復旧しました!だけどこれ以上は、危険です。
この〝ウィルス〟キリがない!どうやったら、無限に侵食してくるんですか!」と叫ぶ。
白川美鈴は、「仕方ないわね、他は諦めた方が賢明かもね」と冷めたコーヒーにようやく手をつけた。
ドン!‥
地鳴りのような地響きがする。
エクストラエナジーをブルーをはじめとする
恐竜の群れが囲んでいた。




