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74話 博士の仕事

 エクストラエナジー タイムカプセルスタジアム


 博士 森智子は、夜な夜なタイムカプセルスタジアムに忍びこんでいた。

2000台は並んでいるタイムカプセルの〝墓場〟は、博士にとって宝の山であった。

 タイムカプセルの分解に夢中になる博士に後ろから、可奈が声をかける。

「博士、そんな事して何になるの?また過去に行きたいの?」とボディガードを頼まれ毎晩付き合わされている可奈は不満そうに聞く。

「可奈さん!これはですね〝性分〟ってものですね!私は、機械を弄ってないと落ち着かないんですよ!すいません!ボディガード‥流石にいつ恐竜がでるかわからないんで‥」と申し訳なさそうに言う。

可奈は、「まあ、博士がいなきゃ戻ってこれなかったんだから、付き合うけどさ!所で何作ってんの?」と覗きこむ。

博士は、「これはですね、タイムカプセルに送っているエネルギーを外に向かって〝放射〟出来ないか?試行錯誤しているんですよ、例えば恐竜に向かって‥西田施設長が、巨大な恐竜でも過去へ送れる部屋を開発したのは知ってます!それをポータブルな持ち運びできる装置に改造したいんですよ!名付けてですよ!〝恐竜あっちいっちゃえガン〟です!」と自信満々に胸を張る。

 「凄いね!そんなの作れるの?博士のネーミングセンスの無さも凄いけど!」と可奈は驚いた。

博士は、「でも、膨大な電力を使うタイムカプセルのエネルギーをどうするか?ですよ、そんな巨大なバッテリーを持ち運ぶ訳にはいかないし、せめて、70キロまでにしないと、背負うこともできない‥」

可奈は「そうなんだ‥コンセントみたいに差し込めばいいんじゃない?」

「可奈さん!それですよ!それ、30アンペア、いや20アンペアまで落とすことが出来れば、どこのコンセントでもブレーカーは落ちない!」と博士はまたタイムカプセルにしがみついた。


〝ゴソ!ガン!〟


物音が鳴る!「恐竜⁈」可奈は咄嗟に弓をかまえた!

その物音がした方向に光粒子の矢を放つ!

「わ!」と物陰から出てきたのは、ラッパとスジであった。

ラッパは「俺たちだよ!可奈さん!撃たないで!」と必死に止める。

 博士と可奈は、よりによって一番お喋りな奴らに見られたと落胆した。


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