73話 〝王〟の悩み
ササキは、ブルーから呼び出しを受けた。
ササキにとって一番憂鬱な時間である。
ササキは、ブルーとグリーンの居る〝風呂〟であった場所にいく。
そこは、かつての高層ホテルの最上階に位置していた。
ササキは、〝風呂〟であった場所に入る。
〝風呂〟の中には、ヴェロキラプトルが10数匹いた、全てブルーとグリーンが繁殖したものである。
その中を恐る恐るササキは進みブルーの前までいく。
「ササキ‥〝片目〟をキーシャに送らせる準備は進んでいるのか?見てみろ俺の身体を!腐り始めているではないか!お前は、言ったな!〝片目〟の脳のタンパク質があの薬品だと、どの〝AI〟を使っても、俺の細胞の崩壊は、〝タイムパラドックス〟とでる!キーシャに片目をあの時代に送らせなければ
〝ツジツマ〟が合わないんだよ!ササキ」とブルーは喋ると〝ガー〟と牙を剥き出しにして、ササキを威嚇した。
ササキは、「わかってます!わかってます!ブルー様!〝片目〟の育成は、進んでますし、あと、ブルー様の腐敗を止めるには、ブルー様もグリーン様も
〝エクストラエナジー〟に行き、ある治療をする必要があります!準備がととのいましたら、一緒においでくださる必要があります!」と自らの〝策〟の為に嘘をついた。
ブルーは、「ササキ‥俺をハメようとしてるのか?
心拍数と瞳孔に反応があるぞ」と赤く光目で睨む。
ササキは、「とんでもありません!私は、ブルー様の従順な下僕です!ところで、そろそろ〝金〟を端末に入れていただけないでしょうか?
〝金〟が底をつきそうでして‥」と頼み込む。
ブルーは、「ふん!くだらん!」と言うと、ササキの端末に〝金〟を振り込んだ。
ササキは埋込端末で〝金〟の数字を確認すると、
ブルーに拉致したキーシャの映像と〝片目〟二匹の映像をみせた。
ブルーは、「急げササキ!」そう言って、奥に身体をひきずるように、入っていった。




