62話 〝ブルー〟と〝グリーン〟
白衣の女性は、「初めまして〝英雄〟の方々、私は、白川美鈴よ、エクストラエナジーの生体部門のリーダー、キーシャちゃん、よろしく!」と何故か、キーシャに、先に挨拶した。
白川は続けて「皆んな、太古から帰って来て良かったわ、でもこんな状況だと〝過去〟にいた方がマシって思うかもね‥」
ショーンは、「何故?恐竜は進化し、戦争状態なんですか?こっちなら、武器も人もいるから、どうにかなると思いますが?」と聞く。
白川は、「全ては、私の部下だった〝ササキ〟と言う男が招いたことよ!全部はハッキリしてないんだけど、〝ササキ〟は、ある薬品を作った、会社に内緒でね‥それを一体のヴェロキラプトルに試した。
そのヴェロキラプトルを〝ブルー〟と私達は呼んでいるわ、それから、〝ササキ〟は一体のメスを同じゲージにいれた、それが〝グリーン〟ね、〝ブルー〟と〝グリーン〟は繁殖を始めた。
それは、私にも報告が上がっていたわ、問題なのは、〝進化〟したヴェロキラプトルと言う事よ、
〝ササキ〟がどうやってそんな薬品をつくれたか?は解らないけど、〝ブルー〟の厄介なところは、あらゆるネットの〝ハッキング〟が出来るところよ、まず、
家族が出来た時点で、エクストラエナジーのシステムに侵入し、〝恐竜〟の全てのゲージを開けた。
その時の施設の悲惨さはなかったわ、多数の職員が喰われた‥その後〝ブルー〟は、世界中の〝デジタルのお金〟を全てゼロにした!大混乱よ!エクストラエナジーの恐竜の暴動なんて、ニュースで大してあつかわれないぐらい、それが〝ブルー〟の仕業と分かるまではね‥ここからは、推測なんだけど、〝ササキ〟が、〝ブルー〟に指示をだしているのか?脅迫や、捕虜になっているのかは、わからないけど〝ササキ〟は薬品を使って恐竜を進化させ続けていると思うわ、私達が、ここを守って貴方達を待ったのは‥」そこまで話すとジョーカーが割って入った。
ジョーカーは「とにかく、必要なのは、〝ササキ〟を捕らえて、〝薬品〟のデータを手に入れ、進化した恐竜を〝退化〟させ、ただの〝爬虫類〟に戻すことだ、それならば戦いがまともになる!とにかく厄介なのは、〝ブルー〟と〝グリーン〟だ!」と白川が、話を続けようとしたのを自分でまとめ、白川に
リアクションで、〝待ってくれ〟と合図した。
そこで、施設長 西田が「まあ、作戦会議は明日にして、皆んな〝風呂〟でも入ってメシにしよう!
過去よりは、マシな物が食べられるぞ!〝お刺身定食〟とかな!」と笑顔で労った。
博士は、「お風呂!お刺身!」と跳ねた!
その反応に、皆の肩の力が抜けた。
白川は、冷たい視線でキーシャを見つめていた。




