42話 可奈のミス
タイムカプセルは、順調に充電されていた。
そもそも、ジョーカーの乗ってきたカプセルは、トリケラトプスに破壊された為、比較的新しい大輝のカプセルを充電することにしていた。
多少の改造は必要だったが、ジョーカーは、そのあたりは、承知していた。
完了まで、片目の巣に出発する前には、60時間を切っていた。
片目の巣へ
片目の巣へ出発する前、それぞれの役割を再確認した。
武器のバッテリーも計算しなくては、ならない。
まず、ショーン、大輝、可奈のバッテリーは、可能な限り温存しておく作戦だった。
それは、片目の巣に到着するまで、片目を巧く狩ったとして、その帰り道に恐竜と遭遇しないとも限らないからである。
前半は、ジョーカー、ガガ、ナッパが担当し、6人で片目と対峙し、帰りは、ショーン、大輝、可奈の担当とした。
勿論、余計な狩はしない、大型竜と遭遇し、バッテリーの消費によっては、引き返すと確認した。
可奈は、自分の装備を確認していた。
ふっと〝弓〟のバッテリー残量をみると、残は、
20%となっていた!
「嘘!」と思わず声を上げてしまった。
よく見ると〝スタンバイ〟状態になっていた。
ショーンに「可奈?どうかしたのか?」と聞かれたが、可奈は、「何でもないです!」と正直に言えなかった。
可奈は、致命的なミスを犯した。
この時の可奈は、〝なんとかなる〟と自分を誤魔化していた。




