41話 負の種
翌朝
7人は、充分な装備を持ち、タイムカプセルに向かった。
当然〝蓄電池〟もジョーカーが大事に運んだ。
7人それぞれが、期待、恐れ、心配を抱え歩を進めた。
ショーンとジョーカーに共通の心配があった。
コソ泥〝2人組〟のトン・カンの事だった。
ジョーカーにしてみれば、ショーン達の協力のお陰で、やっとフル充電になった〝蓄電池〟である。
〝片目〟と戦う事になった以上、見張っている訳にもいかないだろう?戦力として当てにされている。
しかし、放置してヤツらが何かしないとも、限らない、困っていた。
ショーンが「何考えてる?ヤツらの事か?」と聞いた。
ジョーカーからは、「アンタもか?どうする?殺すか?」と答えた。
ショーンは、「アイツらに、包み隠さず話そうかとも考えたが、アイツらの頭の中にあるのは、〝食欲〟と〝性欲〟しかない!調子のいい事言って、
いつも己の欲の為に出し抜こうと考えている!そんな〝性根〟は簡単に変わるもんじゃない。」
と私見を語る。
ジョーカーも「賛成だね、俺もヤツらみたいな輩は
見てきたが、結局、騙そうとする。しかし、殺すのもな?って所だろ?」と同意すると、ショーンは頷いた。
そんな二人にガガが近寄ってきた。
「何?コソコソ話して、言えない事?」と聞いた。
ジョーカーは、「トン・チン・カンの話だ、チンは喰われていないけどな!」と話した。
「へー、アイツ喰われたんだ!まあ、ってしか言えないけど、で、もしかして、タイムカプセルをいじられるんじゃないかって心配?」と核心をつく。
二人とも、険しい顔をしている。
ガガは、「簡単よ!アタシとローザがいれば!」と言ってローザを呼んだ。
ガガは、「〝色〟に狂った男を動けなくするか?
眠らせたいんだけど、薬あるかな?」と聞いた。
ローザは、「そうですね?アレとアレを混ぜればいいから、あと薬箱が3個必要です!」と言った。
ジョーカーは、「薬箱なら、あと12個隠してある
出来るのか?」と険しい顔が和らいだ。
ガガは、「〝色〟に惚けた男なんて、かんたんよ、ローザ?一緒に行ってくれる?」と聞いた。
ローザは「嫌ですけど、行きます!」とジョーカーの前でいい所を見せたかったようだ。
タイムカプセルのある場所にて、3時間後
ガガとローザは、笑いながら帰って来た!
ローザは、「ガガさん凄い!ヤツらガガさんの思うがままです!3日間は寝てますよ!あっ、消毒しなきゃ!手握られたから!」
ガガは、「まあ、こんなもんよ!お二人さん〝負の種〟は摘めたかしら?」と、豊満な胸を張った。




