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恐竜の遺伝子を持ち帰れ!タイムマシンによる狩猟命令  作者: 霞 芯
1章 タイムカプセル
37/88

37話 思い

 翌朝


 ガガは遅刻した。

朝食には、ショーン、大輝、可奈、ジョーカーはいたが、ガガは遅れてきた。

ショーンに遅刻を咎め(とが)られたが、ガガ上機嫌であった。

 昨夜、ジョーカーとガガに何があったかは、皆、暗黙の上承知していた。

 ガガは、昔ショーンと関係があった。

それは、ショーンが理沙と結婚前の話であり、ガガの20代の女性としての〝欲求〟は長らく押し殺されていた。

 朝食の後、ジョーカーを残して4人は、ベースキャンプへ向かった。


ベースキャンプにて


 ベースキャンプに着いた4人に、女性達は、ガガを取り囲んだ。

 ガガは、リーダー理沙とは〝対極〟の姉のような存在で、皆に慕われた。

 理沙は、ある意味皆を〝管理〟しなければならず、厳しい事も言った。

だが、ガガは自由で、強く、皆が憧れるのも無理なかった。

 ショーンは、皆に相談があると、会議を開いた。

まず、蓄電池の件は、時間はかかるが、充電している事を伝えた。

皆から歓声が上がる。

帰れる!そんな希望が現実のものになりそうだからだ。

 次に、ガガが〝片目〟の巣を見つけた事を伝えた。

皆にどよめきが、起こる。

片目には、5人の同志が喰われている。

怒りがわかないはずがない、しかし、やっと帰れる見込みが出来た今、戸惑うのは、皆同じであった。

そんな状況にあっさり答えを出したのは、リーダー理沙であった。

理沙は、「今までは、不意を突かれ、数々の同志が亡くなった。今度は、居場所が解る、不意を突けるのは、こちら、これからもタイムカプセルが、人数分到着し、全員帰れるようになるまで、何ヶ月かかるかわからない、その間に、また同志を失うのは、

もうごめん!立てましょう計画を、ヤツをハメルのよ!」そのスピーチは、何より説得力があり、〝片目〟に怯える生活を終わりにする!と皆、強く頷いた。

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