34話 完成
ショーン、ジョーカー、大輝、可奈、そして右肩を怪我したナッパは、なんとかベースキャンプの付近にたどりついた。
大輝、可奈は、後方でナッパの〝血〟が無いか確認し、あった場合は、その跡を焼いた。
「ピー、ピー、ピ、」
帰還、負傷ありの笛がなる。
谷に入ると、女達が出迎えた。
見張りの紗理奈も、大輝を見るなり抱きついて無事を確かめ安堵した。
伊達香は、「ナッパさん!ナッパさん!死なないで!だから、あたしと結ばれると!」と泣いた。
ローザが、薬箱にて、ナッパの応急処置にあたる。
リーダーの理沙は、ショーンから事の次第を聞いた。
唯一の〝戦利品〟ケーブルを博士にジョーカーは、渡した。
博士も、怪我人がいる以上手放しでは喜べなかった。
が、博士は、ケーブルを持って「必ず完成させますから!」と言って小屋に向かった。
夕食
その晩の夕食は、タイムカプセルで起きた事が話題の中心であった。
ナッパがどれ程〝男らしかったか〟である。
包帯を巻いて、右肩の上がらないナッパは、麻酔がある程度効いていたので、只、照れながら答えた。
紗理奈は、大輝にくっついて離れない。
そんな場に「出来ました〜!」と博士が〝蓄電池〟を抱えやってくる。
蓄電池は、多数の小型のソーラーパネルが接続されていた。
ジョーカーは、「本当か!助かる!」そう言って博士を抱きしめた。
博士は、「あん!ダメです!」と顔を真っ赤にした。
ナース ローザは、逆に嫉妬で顔を真っ赤にした。
ショーンが「明日、武器の充電も兼ねて、行こう!
ナッパは、また留守番だな?」と話すと、
ジョーカーは、「行くってどこに?」と聞いた。
ショーンは、「信用したってことさ」と言って、大輝と、可奈を見た。
2人とも,大きく頷いた。




