24話 木の上で
夕方
木の上で紗理奈が見張りをしていると、大輝が木に上がってきた。
紗理奈は、「大輝さん!ごめんなさい!私のせいで怒られてしまって」と言うと大輝は、
「え?紗理奈ちゃんは、全然悪くないよ、俺が勝手にやったことだから、なんかさ‥紗理奈ちゃんの話聞いて、〝そんな男ばかりじゃないって〟証明したくて‥紗理奈ちゃんにいいとこ見せたかったのかな?俺?」と言い訳を言った。
紗理奈は、「嬉しいです‥なんか、大輝さんは、勇気あるし、私みたいなガリガリの女に‥」
大輝は、「私みたいなって‥俺さ、仕返ししてきてやるよ!あの3人組に、夜さ抜け出して!それに、
ローザさんも、薬ないって言ってたろ!そうだな?
アイツらの服全部燃やしてやるよ!薬箱も奪って!
裸かで暮らさなきゃいけなくなったら、笑うよな!」と計画を話した。
紗理奈は、「ダメです!ショーンさんに怒られます!私が忘れて我慢すれば、いい話ですから‥」と止めた。
大輝は、「大丈夫!朝までに帰ればショーンさんも
気づかないよ!それに、心の傷って思ったより、消えないもんなんだよ、アイツらの事がよぎったら、
〝裸の原始人〟って想像して、笑えたら、少しは
癒えると思うんだよね?アイツらの寝床教えて?」
と大輝は、紗理奈の事が可哀想でなんとかしてやりたかった。また、ショーンにも、薬箱を持ち帰り、
いいところを見せたかった。
紗理奈は、「タイムカプセルから、西に向かうと、大きな木があります、そのそばに、沼があってその近くの洞穴です、でも、止めたほうがいいですよ!」と話した。
大輝は、それを聞くと、紗理奈の手に触れ、「明日の朝には、帰るよ!黙っててね‥」
そう言って木から降りて行った。
紗理奈は、止めたが、少し大輝の言う通りになれば
いいな?とも思った。
大輝は、皆にきずかれないよう、装備を整えて、
夕飯のあと、解散した後、ベースキャンプを出た。




