21話 紗理奈の傷
翌日
大輝は、ショーンから、〝休息日〟と言われていた。
それは、ここ数日、多数の戦闘をしたからである。
食料も、充電も、充分な今、休息日を取らない理由はなかった。
大輝は、何気なく河原で過ごしていたが、〝見張り〟の様子でも見に行こうと思った。
谷の入り口
大輝は、入り口付近の大きな木に見張り役の紗理奈がいる事を知っていた。
大輝は、見張りの木に掛けてある〝ハシゴ〟を見つけ、紗理奈のもとへ向かった。
紗理奈は、19歳の女の子で、ショートカット華奢な娘であった。
ハシゴを登り見張りに集中している紗理奈に近づいた。
「どう?」大輝は紗理奈に話かけると、紗理奈は、恐竜にでも、出くわしたかのように驚き逃げた!
「ごめん!脅かすつもりは無かった!」と大輝は、言い訳をした。
紗理奈は、「なんだ、大輝さんですか、ちょっと私男性が苦手なもので‥」と怯えた。
大輝は、「何もしないよ!見張りに興味があっただけ!」と手もふり弁解した。
紗理奈が、あまりにも、よそよそしいので、
大輝は、「俺なんかした?傷つけたなら謝るけど‥」と聞いた。
紗理奈は、「違うんです!いずれ耳に入る事ですから‥話します‥私〝コソ泥3人組〟に囚われていて、あの〜〝オモチャ〟にされていたんです!
だから、男性恐怖症になってしまって、ショーンさんが助けてくれたんです!だから、ショーンさん以外の男性はダメなんです!大輝さんが悪い訳ではないんです!」
大輝は、ショックを受けた。
こんな子を〝オモチャ〟にするなんて!3人組に怒りが湧いてきた。
大輝は、「そんな酷い目に‥」
それ以外言葉が出なく、紗理奈の事が同情からか?
愛おしいく思えた。
大輝は、「俺は、そんな事しないし、逆に守ってやるよ!」そんな言葉がでた。
紗理奈の警戒が少しとれたようにも見えた。
そんな時、バキバキと音がした!
紗理奈は、「しまった!」と言い、レンズを手に取り、音のする方を見た!
すると、プシッタコサウルスの群れが近くを通過していた。
紗理奈は、「ピー、ピー、」と長笛を2回吹き、恐竜接近!警戒の笛を吹いた。
大輝は、太刀のスイッチをいれた!
ハシゴから降りようとした時に、紗理奈が
「ダメです!体制が整ってないです!」と止めた!
大輝は、「俺が守ってやるって言ったろう!見てな!」
そう言って、ハシゴを降りてしまった。




