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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

早く殺さなきゃ

作者: マツリカ

初投稿です。拙いですし、二番煎じかもしれませんが、よろしくおねがいしますm(_ _)m

とても短いです。他の作品を投稿するに連れてちょっとづつ長くなっていくかもしれません。がんばります!

私はその日、ずっと、ずっと、あるひととおいかけっこをしていた。



相手が鬼で、私が逃げる役。その人はとても楽しそうで、楽しそうで、いつまでも私を追いかけてきた。

私はもうそろそろやめてくれと、何度も頼んだのだが、鬼さんはなかなかやめてくれない。

そもそも私が望んだことだと言うばかりだ。ぜんぜん違うのに・・・。彼が強引に始めたのよ!


そういえば、どれくらい長い間走り回っていたっけ?2時間か、3時間か・・・自分でも思いだせないぐらいながく走っている。何度終わらせても、またすぐに始まってしまう。


周りの風景はとても美しく、月の光を反射して、目に眩しいくらいだ。ぶつかるたんびに痛い。


「ねぇっ!もうやめてよ!だんだん、私、どころか、あなたすら汚れていっちゃってるよ?あなたはどうか知らないけど、汚れるのは嫌じゃないの?」


「う〜ん、別に構わないかな。汚れてもすぐに綺麗にできるし。日常茶飯事だしね。それよりも・・・早く捕まってよ!」


彼女の楽しそうな声が私達のいる空間に響く。もうこっちは死にそうだってのに・・・。彼は息すら切れていない。恨めしいくらい頑丈なその体はこれくらいの運動なんて、ただのウォーミングアップなのだろう。


でも、だんだん彼女の攻め方が、エスカレートしていった。壁にはぶつかるし、目は痛いし、頭は痛いし・・・。


もう、我慢ができない!私は彼の体に細長い鋼の塊を吸い付けて、彼の方に引き金を・・・。彼はすこし不安そうな顔をしてこちらを見ていたけれど、どうってことないわよ!彼に私から小さなキスを捧ぐ。



これで()()()鬼ごっこは終わるはずよね!・・・まあどうせまたすぐに始まってしまうのだけれど。それにこのぬめぬめした液体、温かいのだけれど気持ち悪いのよね・・・。


銀色の窮屈な檻の中でそんな事を考えながら、わたしはうとうとと眠りにつく。周りの音が少しうるさいけれど、これでしばらくは落ち着けるはず!またぺちゃくちゃぺちゃくちゃとうるさい。まあいいわ。眠れば、いつの間にか怪我も治ってるのよ。素晴らしいでしょう?


これは、私と君の協力関係。だぁれも知らない私達二人だけの秘密。こんなに周りにいっぱいいるのに誰も気づかないのよ?ふふふ。

大好きな恋人を守るために、お互いを追いかけ合うの。次の鬼は私。何度も何度も、この鬼ごっこを繰り返す、楽しくて憎らしい日々。もうさっさと開放されたいっていうのが本音だけれど、ありえないかしら。


さぁ、次の追いかけっこはどんなものになるかしら?

読了していただきありがとうございます。直したいと思ったらまた編集するかもしれないので、大幅に変わったときは活動報告で報告させていただきます。

温かいコメントをお待ちしております。よろしければ、わかりにくいところとかあればそこも教えていただきたいです^^;

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは、さくさくです。 もうなんか、色々と考えるところが沢山あって楽しいです。 最初の「おいかけっこ」は平仮名でしたが、最後の「追いかけっこ」は漢字が入ってますね…。 追いかける側…
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