身勝手な冬
女性あるあるかもしれません、なんかふと書きたくなりました。ほぼ殴り書きです。
友達に話してた際だいぶ盛り上がったので友達と私の体験をモデルにしてます。
本当はもっとちゃんと書きたかったのですが頭が回らずざっくりとした内容です。
「琉歌ちゃん昨日のテレビに出てんじゃん。」
そんな目覚めの悪い言葉を聞いて目が覚めた。
隣でスマホを食い入るように見て何事もなさそうにする君が嫌いだ。
琉歌、百口琉歌彼が昔推しているアイドルであり来世をかけても敵わない相手。
彼はもう好きではないと言ってはいるものの確実に心の中から彼女の存在を消してはいない。
だって、彼女が最近出てた番組やけに詳しいしそう不満は口には出さずに心でぼやいても空しいだけ。
そんな過去があると知っただけでも気が狂いそうなほど苦しいのに、彼の過去も何の罪もない彼女を純粋に嫌って憎むほど脳内に花は生えておらずただ自分が醜くて苦しくて。
「おはよう。」
やっとの思いで出た声も感情がうまく制御できずに冬の乾燥した空気に溶けた。
この理不尽な嫉妬も空気に溶けてしまえばいいのに。
そしたら君の暗い顔を見なくても済むのかな、私もこの苦しい時間から解放されるの。
静かな空間、気づいたときには彼は携帯を置きそっぽを向いて寝ていた。
時計の音もしない部屋にただ彼の冷たい声が響く。
「なあ正直疲れたんだよ、お前のその身勝手な嫉妬も僕の過去を否定すんなよ。
自分にやれることはやろうとしてる。それなのにお前がそれを否定して嫌って何がしたいんだよいったい。」
ぐさりと刺さる彼の言葉、ただの嫉妬が鋭い氷柱となって私を貫く。
心から溢れ出すガソリンの止め方もわからずに嫉妬という炎で恋を終わらせてしまった。
自分が正しかったとは決して思わない、思えない。
でももしあなたが私の話を黙って聞いてくれるのなら聞いてほしい。
自分の中で何度も葛藤したこと、したくもない無意味な嫉妬で苦しんだこと。
そしてこれっぽっちの愛情も枯れてしまったこと。
「ごめんなさい。もう私たち終わりにしようか。」
私の声に振り向くあなた、私の目を見て涙ぐむあなた。
嫉妬の炎が消えた香りがした。
その人の事を知って受け止めなきゃいけない。努力を見てるからこそ目を瞑らなきゃいけない。
わかってる、しってる。それでも辛い苦しい。心臓から喉にかけてぞわぞわと這い上がってくるそれをどこに吐こう。
楽しい時間は本当に幸せだから一気に空から地面に叩き付けられるような感覚を持つ人もいるかも?そこまでではなくともそんな女性を多いと思います。少なくとも私と友人はその類でどうすればいいか話してても解決の糸口が無くお互い彷徨ってます。
頭ではわかっててもそう簡単にできないですよね。恋愛は期待しすぎ干渉しすぎはしない方が良いとよく聞きますし私は私と区切って趣味に没頭した方がお互い楽なんでしょうか。恋愛って難しい。
皆さんがゆっくりでも大切な人と笑える日が来ますように、願っています。