第4話(^ω^)「食堂相席」内なる小宇宙編
4 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/08/13(木) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 魔王城─食堂 ■
(^ω^)「え、アンタらがあの魔界四天王なんスか?」モッチャモッチャ
川゜-゜)「なんだ、知らなかったのか」ズズズ
ξ;゜⊿゜)ξ「いや、でなければこれほど無礼を働きませんわ。普通」パクパク
(;,゜Д゜)「にしても失礼極まりないな……えっと、転生者だったか?」モグモグ
(^ω^)「何を言う。
"様式美"という物を分かっていない貴様の存在のほうが無礼ぞ」
(#,゜Д゜)「まだ言うか……」
川゜-゜)「まぁまぁ。落ち着け炎魔大将軍。それよりも早く女にならんか」
(#,゜Д゜)「なるわけ無いだろう!と言うか、どうやって女になるんだ!」
川゜-゜)「私の姉に頼めば一発だ」
ξ;゜⊿゜)ξ「というか貴女、何故このようなお馬鹿に同調していますの?」
川゜-゜)「私は女が好きだからな」
(^ω^)「あら~~~~~心が浄化されますわぁ~~~~~~~」
(;,゜Д゜)「お前……そういうのも好きなのか?」
(^ω^)「何言ってやがる。俺の居た世界じゃ百合は義務教育やで」
川゜-゜)「羨ましい限りだな」
ξ;゜⊿゜)ξ「なんて世界なの……(畏怖)」
ξ;゜⊿゜)ξ「……は!!とういうことは、もしかして貴女……」
川゜-゜)「無論、貴様もストライクゾーンだ。雷魔大将軍」
ξ;゜⊿゜)ξ「ちょ……私はちょっとそういうのは……」
(^ω^)「おほぉ~このシチュはご飯がご飯がススムくんやでぇ~~」
ハムッハムッハフッ
(;,゜Д゜)「アンタは……ホント、ブレないな」
(^ω^)「ところで四天王なのに三人しか居ないけど、なんで?リストラ?」
川゜-゜)「いや、風魔大将軍は遅刻だ。駅の事故で電車が遅延しているらしい」
ξ゜⊿゜)ξ「彼女の家、電車一本しか走ってない地方ですものね。
都会に住んだほうがいいと言っているのに。私のように」
(,,゜Д゜)「いや、風魔大将軍も走って魔王城まで来ればいいのだ。私のように」
ξ゜⊿゜)ξ「一日で千里を走る筋肉バカは黙っていて頂戴」
(^ω^)「……ん、ちょっとまって今"彼女"って……」
<ミンナ~
ξ゜⊿゜)ξ「あ、この声は……」
「おくれちゃった~。ごめーん」从^-^;从
川゜-゜)「風魔大将軍じゃないか!」
从;'-'从「ごめんね~電車が遅れちゃって~」
ξ゜⊿゜)ξ「知ってますわ。貴女、自分で言ってたじゃない」
从;'-'从「そうだっけ?」
Σ从'⊿'从「……そうだった!」
(,,゜Д゜)「全く……風魔大将軍は相変わ(^ω^)「嫌あああああッ!!!!!」
ξ#゜⊿゜)ξ「うっさいですわ!!!」
(^ω^)「天然系アホの子だ!天然系アホの子だ!」
(^ω^)「なんでお前、おっさんなんだよッ!!!!」
(#,゜Д゜)「うっせぇ!さっきと同じ流れじゃねぇか!」
ξ#゜⊿゜)ξ「いい加減ぶちくらしますわよ!」
(^ω^#)「天丼は基本だろうが!!!!」
从;'-'从「え?なになに?皆どうしたの? あとこの人は誰?」
川゜-゜)「異世界から来た変態だ」
从;'-'从「えぇ……変態はちょっと……」
(^ω^;)「待ってくれ!俺は変態と言っても、真摯な変態なんだ!」
(#;゜Д゜)「変態じゃねぇか!」
ξ#゜⊿゜)ξ「魔王城は変態禁制ですわよ!」
(^ω^#)「んな規則ねぇよ!
いいか?世の中、面の皮を剥がせば皆変態なんだよ!
皆、変態を心の内に秘めているんだよ!」
从'-'从「秘めたままじゃ駄目なの?」
(^ω^)「我が小宇宙の滾りはこんな体躯では受け止めきれぬのだ!
……あ、やっべ、興奮して鼻血出てきた」
ξ#゜⊿゜)ξ「きゃあ!変態の血!触れたら変態が伝染りますわ!」
(^ω^#)「伝染らねぇよ!小学生かお前は!」
「おい」('A`)
(^ω^)「……ん?なんだ、魔王じゃん」
('A`)「うるさい。ここは食堂だぞ。静かにしろ」
(^ω^)「あぁ、すんません。でも、なんで魔王が?」
('A`)「朝飯は俺もここで食ってんだよ」
(^ω^)「王様なんだから自分の部屋で食えばいいじゃん」
(・∀・)「魔王様は庶民派を目指しておられるのです」
(^ω^)「魔王ってどちらかと言えば威厳が大事だと思うけど……」
(;,゜Д゜)「ま、まままっま魔王様!どうしてこんな所に!?」ガクガク
ξ;゜⊿゜)ξ「あ、あ、あ!!(畏怖)」ブルブル
从'-'从「魔王ちゃん。おはよー」
川;゜-゜)「お、お食事の邪魔をしてしまい、も、申し訳ございません……」
('A`)「ん?ああ、いいよ別に。どうせコイツの所為だろ?」
(^ω^)「なになに?なんで皆、そんなに魔王にビビってんの?」
(;,゜Д゜)「いや、ビビるだろ。魔王だぞ」ガクガク
('A`)「そうだぞ。余、魔王ぞ?威厳、あるでよ?」
从'-'从「魔王ちゃんはすごいんだよ。
この前だって人間の連合軍をコテンパンにやっつけたんだから」
(^ω^)「へぇ~、なんか意外だな。財力だけかと思ってた」
('A`)「魔王は総合力なんだよ。
さて、丁度四天王も集まったことだし、早めに極秘会議を始めるか。
そんで、今日は早めに仕事も終わろう、側近よ、それでもいいか?」
(・∀・)「ええ。それでは四天王は朝食を終えたら会議室まで来てくださいね」
(;,゜Д゜)ξ;゜⊿゜)ξ川;゜-゜)从'-'从「はいっ!」
(^ω^)「あ、僕もご一緒していいですか?」
('A`#)「来んじゃねーっつってんだろ!!!」
■ 魔王城─会議室前 ■
「まぁ、『来るな』は『来い』って意味なんですけどね。初見さん」(^ω^)
<……!!……!!
「おうおう。会議室の外にまで声が漏れてくるとは、
随分と会議が白熱してますね。ちょっと覗いてみましょう」(^ω^)
■ 魔王城─会議室 ■
川;゜-゜)「今度の地域開発予算は、是非我が北方軍に!」ヒザマズキッ
ξ;゜⊿゜)ξ「いいえ、それよりも我々西部開発公社に!」ヒザマズキッ
(;,゜Д゜)「いやいや、人間共の侵攻に備える為に、
今こそ我が南部の穀倉地帯への投資を!」ドゲザッ
从'-'从「私にお小遣いくれたら二倍にして返すよー!絶対だから!」ダキツキッ
('A`)「はっはっは。各々の言い分はよぉく理解る!
故に、一人にのみなど、みみっちいことは言わぬ……側近!」
(・∀・)「ははぁ!四天王共、貴公らにはそれぞれ10億マニーを与える!
魔王様の雅量に感謝するが良いぞ」
川*゜-゜)ξ*゜⊿゜)ξ(*,゜Д゜)从*'-'从「ありがたき幸せ!!」
('∀`)「はっはっは。くるしゅうない、くるしゅうない」
「……」(^ω^)
「やっぱり、面の皮を剥がすと人は変わるね」(^ω^)
→つづく
四天王の知られざる一面(魔王に金を集る姿)にドン引きする(^ω^)!
しかし、そんなことよりさらなる波乱が彼の下に迫っているのだった(^ω^)!
次回、(^ω^)「よく考えると勇者って意味分かんねぇ単語だよな」