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自殺転生〜死そして生へ〜  作者: 月山
勇者そして魔王へ
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〜魔王というモノ〜

なんだ?『脳筋』を削除した?そういったんだな、それなら…

「アリスを蘇生しろ!!」

《蘇生魔法を獲得しました。蘇生レベル1が使えるようになりました。レベル1:死亡確認 生きているか死んでいるかを確定できる魔法、ゾンビと生者の判別に有効》

「なっ!使えねぇじゃねぇか!!どうなってんだよ!!」

「さわいじゃってみっともないなぁ…きみもすぐに殺してあげるよ!!」

大丈夫!

心に直接声が聞こえる。頭にじゃなく心に聞こえるアリスの声。その声にルウンの心は落ち着きを取り戻す。そうだ、今の俺の中にはアリスの魂があるんだ、あの回復魔法を極めたアリスの魂が!

すべて(・・・)の魂の一部を生贄にして、魔法レベルを上昇させます。蘇生魔法レベル10。蘇生魔法のすべてを発動させます。》

半ば強制的だが、そもそも使おうとしていたため止める必要もない、徐々に組み上がっていく魔法の構築、ゆっくりと感じるそれは、ゼディウスの動きがゆっくりにみえるため、ルウンの意識が加速していることがわかった。そして驚くほどルウンの体からほとんどすべてのエネルギーを抜き取った上、この空間に充満していた闇魔法に使われていた魔力さえも吸収し、アリスどころか生きているがダメージを受けている他の仲間も急速に回復していく、アリスの体が完全に治ったあと、ルウンはアリスに魂を返す。

ふふ、別れの挨拶なんていらなかったね

その言葉を最後にルウンの意識は遠ざかり、意識を完全に失ってしまった。


ルウンが倒れた直後、ルウンの頭があった場所をゼディウスの長剣が空を切る。倒れたことで間一髪避けることができたルウンのそばに駆け寄ったアリスには、もう翼も天使の輪も無くなっていた。

「そんな低レベルのお前に何ができるのかな?」

空振ったゼディウスはすぐに剣を戻し、今すぐに切らんとする構えを取る。このままでは万に一つも勝ち目がないのはわかりきっていた。

「それでも、私はルウンを守らなきゃいけないの!」

「俺様の仲間に手を出す奴は許さん」

「新参者だけど、ルウンさんの気持ち伝わりました!聖魔混合破創刀(カオスソード)さんも共に戦ってくれるそうです!」

「悪いが、もう我慢なんて出来んぞ、ここでためにためた力解き放ち、この建物ごとすべてを塵に変えてやろう。」

「勇者としてここで戦わずしていつ戦うと言うのだ!」

「あんたたち!全力でかかれば必ず倒せる!!いくよ!」


アネルの掛け声で全員が武器を構え、ゼディウスに集中する。圧倒的な力を前におそらく屈するだろう、だが全員の心には敗北など微塵も存在しなかった。


「威勢がいいね、僕の嗜虐心がくすぐられちゃうよ、本性がばれちゃうなあ」

そう言って少しツヤめかしく微笑み、その顔は美しさというよりも恐怖を体現していた。そして甲高い金切音が、両手に持つ長剣から響く

「”神殺しの閃雷”」

発動し、しかいが光り輝く

「死んじゃってえええぇぇぇぇ!!!」

どごおおおおおおぉおおぉぉおぉんんんん!!!!

とんでもない爆音が響きルウンたちがいる場所よりも上が、放電現象をまとった何かが通過したことで、すべて吹き飛んだ。唯一その事象の解答を持ってディータがぽつりと呟く

「本当作れたんだ…レールガン」

「すみません!遅くなりました、このベルも参戦しますよってルウン!どうしたんですか!!?」

ベルがごっつい巨大な銃のようなものを担いで、壁を走り登り上から入ってきた。

「多分意識を失ってるだけだ、んなことより作れたんだねそれ超電磁砲(レールガン)

「ディータさんの言われた通り作っただけですよ。でもとんでもない威力でしたね」

「突然何かと思えば、創造の竜ディベルバンじゃない!随分弱くなっちゃったみたいだけど、なに?僕と戦う気でいるの?」



「どういうつもりだ?ゼディウス」


ベルを下に見る態度を取っている間に、一つのすんなりと響き渡る小さな声が聞こえた…いや正確には頭に直接響いたのだ。そしてその声を聞いた途端ゼディウスの顔が一瞬にして青くなる


「わたしの城を破壊されてなにをへらへらとしている。まぁいい、お前は用済みだ、もう一度新しく生まれ変わってきなさい。」


そう言って、腕を軽く振るうとなにが起きたのかわからないほどの速さで、ゼディウスの全身が地面に向かって勢いよく突っ込んだ。


「ようやく参ったな冒険者よ、褒めてやろう。だが貴様らにあるのは、死だけだ覚悟は…できてるようだな。なら死ね!」


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