〜心の声というモノ〜
「いや、デスラインも人間かどうか疑ったが、あんたも本当に人間かよ」
「君に言われたくないが、俺は人間じゃないのは確かだ、俺はどちらかといえば機械人間という表現の方が正しいよ」
本当にどこから声を出しているのかわからないディータ博士が白衣のポケットから、明らかに入らないサイズの機械の頭部が出てきて、それと一緒に機械の腕が出てきた。
「ん…っしょっと!」
ディータの掛け声とともに接続されていく頭部と腕は、繋がれた直後から自然に動き出す。しかし機械であることが丸見えなそれは、ルウンにとってキモいと言わざるを得ない衝撃的なものだった。
「しかし、それならもう少し早く復旧させて、手伝ってくれてもよかったじゃないか」
ルウンが少し不機嫌さを醸し出しながら、ディータ博士を睨むと機械むき出しの右腕と無事だが血まみれの左腕を突き出し、壁を作るような素振りで手を振り
「いやいや、あんな戦いスペアを全部消費しても力になんかなれないし、そもそもあのハンマーとの相性が悪すぎる。」
まぁ、確かにそうだが…と思っていたが、囮くらいにはなれただろうとか邪な考えを持っていて、それを悟られないようにルウンは、アリスを担ぎながら体を反転させ歩き出す
「アリスは、目を覚ましそうにないからなぁ、ディータ、俺はハーチラス王国に帰るつもりだがあんたはどうするんだ?」
「俺もハーチラス王国にいくよ、用事もあるしあの国なら、俺の研究所があるしこの体のままじゃ不便だからな」
そうか…とルウンが呟くと二人の足は真っ直ぐハーチラス王国の方面へと向かっており、背負われたアリスが目を覚ましたのは、目的地に着いて、一夜明けたあとだった。
風呂に入り…というが、この世界の風呂はまだ発展しておらずお湯を桶でかけ流すという表現が正しく、清潔になるとは言えない代物であった。
その夜、ルウンは眠れなかった。
ハーチラス王国に着いた途端、別れ研究所に向かったディータの姿に恐怖を覚えたということも一因ではあったが、それ以上に衝撃があったのは背中で感じていたアリスの胸の柔らかさと、その実物に関してだ。
健全な男子中学生だったルウンは、興味本意で全裸の女性が乗る雑誌を見たことは少ないとは言えあるにはあるわけで、そういった女性が美しいと謳って晒していたものも、形が良ければ他は立たずといった感じで、完璧というには程遠いものだった。
しかし、アリスの胸を見た時、ルウンは衝撃を受けた。
完全な理想を具現化したそれは、色、艶、張りはもちろんの事、先端の位置、周囲の大きさも理想的すぎる。初めてアリスにあった時も思ったが美しすぎて興奮しづらいと言うものがあると知ったルウンだったが、アリスの双丘はルウンを男性的に興奮させるのには申し分ない、むしろ余りすぎてそれだけで、ルウン100人は悶絶させられる代物であった。
「はぁ…俺の理性…ちゃんと守ってくれるだろうか…」
誰に向けても発していないルウンの言葉は虚空に消えるはずだったが、答えたものがいた。
(気にせず食っちまえ)
乱暴でテキトーなアドバイスをしてくれるものなど、ルウンの周囲にはいないはずで、その声の主は、ルウンの中にいるデスラインの物であると気づくのにさほど時間は必要でなかった。
1000pv突破!いやぁこんな駄文でも読んでくださる方はいるわけでとてつもない感謝で一杯です!毎日更新を頑張ります!
修正も頑張ります!
書きだめは最初っからありませんwww




