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91話

本日2話目 新章開始

 ・・・適正者の役目というのは、モンスターの魔の手から人々を守ることである。


 このエーラン学園を卒業して言った適正者たちも、各地へ散っていき、それぞれの場所で人々をモンスターから守り、戦う。


 モンスターが相手であるため危険だが、その分国からの給与が高い。


 だが、中には適正者の道を誤ってしまい、人々へ危害を加えるような者たちも存在してしましまう。


 対魔勇団に入っているであろう適正者の人たちものそのような者たちの集まりであろう。


 適正者の身体能力は、常人をはるかに上回っており、その武器も普通の物よりもはるかにものすごい。


 そのため、適正者を抑えるための「執行部隊」というのもあって・・・・。



「各地を回って旅するついでに、その執行部隊のような役割も負えと」

「そういう事よ。もののついでのようにやってもらった方がいいし、自分の眼で各地見て回ってもらった方がよくわかるでしょう?」

「でも・・・コレ(、、)はさすがにちょっと・・・」

「ロイスがこれで吹っ飛んでいったって聞きましたわよ!!」

「流石にこの手段はないでしょ!!」

「不安」

「これは面白そうな体験ぜよ!!」

「なんであなた一人だけワクワクしているですのん・・・」



 現在、ジャック・ルナ・リン・カレン・ミツ・ヨナそれぞれは、学園長が魔法によって創り出した『気分次第(どこに行くのか)(わからん)大砲(カノン)』に詰め込まれていた。



 対魔勇団とかいう組織に狙われているのなら、各地を転々として狙われにくくして、その間に国に全力でつぶしてもらおうという事である。


 ジャック以外の皆は、暗殺者に操られて殺そうとしていた時のお詫びと、数人(ルナ、ヨナ、ミツ)はあわよくばこの旅で自分に振り向かせようとする思いがあった。


 旅費などは、国が全額負担をしてくれるらしく借金とかの心配はないようであるが・・・・・。


 さすがにこれで飛ばすのはどうかと全員思った。



「仕方がないでしょう?このまま普通に学園から出たら、対魔勇団に簡単にあなたの足取りが捕まれるでしょうし、この際適当に飛んでいったところからその組織がつぶれるまで武者修行のような旅をしなさい」

「これ大丈夫ですよね・・・・?」

「ロイスが飛んでいけたし、大丈夫よ・・・・多分」

「「「「「多分!?」」」」」


 ジャックたちは物凄く不安になった。


 ロイスの生命力とかはもはや人間や魔族離れしている。そんなゴキ、もとい1匹見たら30匹いるようなしぶとい生命力を持った黒光りする生命体が無事でも、自分たちは無事では済まない気がするのだ。


「発射カウントダウン!!5・・・・・4・・・・・」

「まだ心の準備が!!」

「・・・めんどくさいので、発射よ!!」

「「「「省略ですかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」


ドカァァァァァァァァァァァァァァァン!!


 そう叫びながら、ジャックたちは打ち上げられたのであった・・・・・。


「ついでに!!片付いたら連絡するので、それまでは自由にしていていいわよ――――!!」


 学園長が叫ぶも、すでにジャックたちには聞こえていないのであった。












「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「どこまで飛んでいくのですわーーーー!!」

「もう山をいくつか超えたわよ!」

「行先は誰にもわからない」

「ひゃはぁぁぁぁぁぁぁぁあっつ!!」

「なんでミツそんなにテンションが上がっているのですのぉぉぉぉん!」


 現在、集団で塊となって飛んでいるジャックたちである。


 ロイスが飛ばされたのとは全く違う方向らしいが、物凄く飛んでいた。


「だんだん地面が近づいてきたけど・・・・地面に激突するんじゃ?」


 ジャックのその言葉に、一同に緊張が走った。



「なんとしてでも無事着地を目指すのですわーーーー!!」

「って、どうしろって言うのよ!!」

「さあ?」

「打つ手ないぜよな・・・介錯を誰か頼むぜよ」

「辞世の句を書くなですのん!!」


 そのまま、ジャックたちは全員まとめて地面に激突するのであった・・・・・。

地面に激突したジャックたち。

ここから旅は始まるのだが、いったいどこまで飛ばされてしまったのであろうか?

果たして、ジャックたちが学園に帰還できる日は来るのだろうか!!

次回に続く!!


・・・ここから新しく「旅で章」スタートです!!タグをハーレムに変更しておこうかな?男子1名だけだし。

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