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7話

学園に入学まであと数話。話を進めるのって結構大変。

 幼馴染たちが加わったので、会話が増えた。


「しかし、ジャックあんた何をやっているのよもう」

「俺が原因とは思いたくはないんだが・・・」


 リンも水晶の儀にいたので水晶がジャックの時に割れて、何か不思議な剣がジャックの手元にあることを知っていた。


 リンはメイス、カレンは小型の拳銃の武器を手にしてはいたが・・・・水晶よ、リンに与えてはいけない武器を与えてないか?


 この2人とロイスの4人で初等部のころから一緒にいたが、リンが胸のことを気にしているのを知っていた。


 それをネタにロイスが良くからかっていたが、そのたびに何か手元にあるものでリンがロイスをぼっこぼこに叩きのめしていた。つまり、また同じようなことをやらかすとこれからはそのメイスが振るわれることになるのだ。


 まあ、ロイスは学習しないで、何度も何度も繰り返し同じようなことをし、その度にぼっこぼこにされたせいで今では頑健な身体になったようだが。3階から飛び降りて無傷だったということもあったしな。


若干M気質なような気がするが・・・深く考えないほうが幸せかもしれない。人には人の幸せがあるのだからな。



「水晶が割れるなんて本当は思いっきり叩いたとかじゃないよね?ジャックてたまにうっかりしているし」

「叩いてない。普通に触れて、輝いてひび割れたんだよ」


 本当に軽く触れて輝いて、そのあといきなりひびが入って割れたんだよ。


「水晶が割れるのはそんなにないらしいけど、たまに割る人がいるんだって」

「どんな奴が?」

「脳筋なバカとかが後先考えずにとか」


 そんなやついるのかよ。カレンのその発言にツッコミを入れるべきかどうか、ジャックは悩むのであった。


「しかし、この4人が全員水晶の儀で適正者になるとはねぇ」

「ジャックはなりたくはなかったようだけどな」

「そりゃ、自分の命が惜しいからな」


 適正者の役割は、モンスターを倒すこと。だが、命を落としかねないレベルなのは逃げたいです。


「モンスターでそんなのはあまりないらしいよ?スライムとかそんなのばかりらしいし」

「服を溶かすスライムがいれば眼福に・・・いや、絶壁は関係ない話か」

「だれが絶壁よ!!」


 再びリンのメイスがロイスにめり込む。大剣で防ぐとかができそうなものなのに、わざと受けているような感じからしてこいつやっぱりMなのでは・・・・。


 ロイスに対するその疑惑を心に残したジャックであった。


「にしても、ジャックのその剣ってさ、変っているよね」

「存在感がそこまである剣なんて聞いたことがないわよ」

「聖剣とか魔剣じゃないかとまで言われているぞ?」

「そんなものじゃないと思うんだけどな・・・・」


 三人にそういわれてもう一度剣を見るが、二つともおかしくはみえない。


 聖剣とか魔剣とかのイメージってなんかこう、神々しいのとかまがまがしいのとかを思うんだけどなぁ・・・。


 夕食を終えて、とりあえず風呂に入った後にジャックは眠りについたのであった・・・・。

適「正」者は適「性」者の方が意味的にあっているのではないかという質問がありましたが、現在そのあたりを検討中です。

この話の中で、その言葉の意味も考えているのでどうしようか迷っていますが、まあしばらくはこのままです。

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