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81話(服装追加いたしました)

よくよく考えたら・・・・

*9月27日のコメントであったもの一部を追加いたしました。考えてくださりありがとうございます。

 『魔力爆発(マジックボム)』現象を引き起こしてしまったことにより、今日の特訓はあきらめてジャックはヨナと昼食を食べに行くついでにこの街の案内をすることにしたのであったが・・。



「・・・どうしてこうなった」


 現在、ジャックが一緒にいるのは、ヨナ、人の姿になっているシロとクロ、ルナ、ミツの総勢6人(うち二つは剣なので人と数えるべきかどうか?)であった。


時間は数分前に遡る・・・



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 『魔力爆発(マジックボム)』現象のせいで服が煤けて、はたけば簡単にきれいになったのだが、いったん外にて外食したりするなら着替えたいと言われ、ジャックは校門前で待っていた。


 シロとクロの二人は剣の姿から人の姿になっている状態である。


 体をひねったときとかに、剣を帯刀した状態だと通行人に当たりかねないからね。


 お出かけの服装として、なんかゴスロリで互いに色が反対みたいなのをちゃっかりこの二人は着ているけど・・・いつの間に着替えているんだろう。


 と、ジャックが疑問に思った時であった。



「少し待たせたですのん」

「お、来たか」


 寮の方からヨナが走ってきた。


 茶室の時の服装とは違って、よく似合った洋服だった。ちょっとフリフリが多い気がするけど。


「それじゃあ、まずは外食をとりに、」

「あら、ジャック」


 と、街の方にある料理店へと行こうとした時である。


 いつの間にかルナがこちらに駆け寄ってきていた。


「あれ?ルナ?」

「偶然ですわね。わたくし本日は外食をとろうと思いまして」


 つまり、同じような目的と言う事か。ルナの服装はやや抑えめの白いワンピースってとこか。


 と、ここでもう一人きた。


「おや、ジャックにルナではないかぜよ」

「ミツか」


 ヨナと同じく転入してきたミツが、こちらは転入してきた時の格好の様な感じをしていた。


「拙者も外食をとろうかと思っておったが・・・ちょうどよい、拙者はここにきてまだ間もないから、ついでにこの街の案内をしてくれないかぜよ?」

「別にいいけど」


 ルナにも案内をしようとしていたし別に気にしな・・・・ん?


 ちょっと待てよとジャックは思う。


 このメンバー、男子はジャックだけである。


 なんか嫌な予感がしたのだが、気にしないで昼食をとろうと思い、学園を離れたのだが・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 現在、昼食をとろうと思っている目的の料理店へ行く途中であったが、周囲の視線が痛かった。


 主に、男性の方々からの嫉妬や怨嗟のような視線である。


「なんであいつばっかり周りにあんな美女が・・」

「くそう!!ああいうのがいるから俺たちに回ってこないんだ!!」

「女5人に対し、男子一人って・・・・どんなうらやま、けしからんことだ!!」

(めっちゃ周囲の視線が痛い・・・)


 ジャックは失念していた。


 普段から見慣れていたので忘れがちであったが、ここにいるの女子は全員レベルが高い。


 シロとクロは言わずもがな美少女だし、ルナは帝国の第3皇女だけど私服の今は普通の少女だし、転入してきたヨナとミツもどうやら綺麗な方の部類に入るようである。


 そして、そんな少女たちに囲まれている男子がジャック一人だということは、他の周囲の男性からの怨嗟のような視線が集まるのも当然であった。


 シロとクロを剣の姿に戻せばまだ収まるだろうが、この二人と出歩くときは人の姿になって歩いてもらっているのが普通になっているし・・・・。



 とにもかくにも、ものすごく肩身が狭い状態であった。





 とりあえず、目的の料理店へ行く。


 が、ここでシロとクロは剣の姿に戻った。

 

 理由としては、この二人は人の姿をとってはいるが元は聖剣・魔剣。


 食事をとる必要もなく、食べることは意味をなさないのである。


 なので、ここで二人はいったん剣の姿に戻ったのであった。


 しかし、どちらにせよ女子3人に囲まれている状況なのは変わらないので、怨嗟の視線は続く。


(これも精神修行か・・・・逃げ出してぇ)


 しかし、街の案内をすると約束した手前、逃げられない。


 とにもかくにも、視線を気にしないようジャックは努力することにした。



(押しが弱いですかね・・・・もう少し積極的に近寄ってみるかのん・・・?)

(わたくしの女としての勘は叫んでいる。このヨナとミツの二人は恋敵になる可能性が高いと。そうはさせませんわよ・・・)

(どうやって籠絡していくべきぜよ・・・・)


 周りのヨナ、ルナ、ミツの三人は、いかにジャックに近づくべきか考えを巡らせていた。


 と、ここで周囲からなにやら「おおっ」とかいうような声が上がった。


「ん?」

「なんですのん?」

「なんですわ?」

「なんぜよか?」


 なんとなく気になったので、食事中ではあるが、ジャックたちはその声の方角を見た。


「げ」

「あ」


 ジャックとルナの二人はつい声を出した。


 その視線の先にいたのは・・・


「あら、ジャックたちじゃない」

「「「「が、学園長?」」」」


 珍しく学園長の姿が街に現れた。


 どうやら私服というか、パーティドレスのようなものを学園長は着ていた。露出が少し高く、街中で着るには派手なような気がした。


((((・・・・街の中なんですけど、なんでその服))))


 さすがにツッコミを入れたら訓練が待ち受けている予感がしたので、ジャックたちは口をつぐんで心の中でそう突っ込んだ。


「が、学園長がなぜここに?」

「ふふふ、たまに私だって街中を歩くわよ」


 大人の余裕というべきか、当たり前でしょといったふうに学園長は言った。


 いつの間にかちゃっかり同席しているし。


「ジャックに、ルナに、ヨナ、ミツ。後はシロ(聖剣)クロ(魔剣)の6人ね。仲良く街中を歩き中なのかしら?」

「いいえ、ここで昼食を食べてから案内をする予定なのですが・・・学園長、どうしてそんな服を?」


 勇気を出してジャックは尋ねてみた。


「これは私服よ?ついでだし、服も新しく買いに行こうと思ってきたのだけれども・・・あなたたちもついてくるかしら?おごるわよ」

「おごってくれるのかぜよ!?」


と、ミツがいきなり反応した。


「ここの昼食代も服もおごるわよ?どうかしら?」


 つまり無料になるようなものか・・・・でも、


「学園長ってそんなにお金を持っているんですか?」

「あら?学園長って言う地位も、給料はそれなりに余裕があるのよ」


 問題はないようなので、昼食をとった後ジャックたちは新しく服を買ってもらえるようなので、町の案内をする前に洋服店の方へ向かった。


 が、そこに行くまでの道の途中でも怨嗟の視線が。


(心頭滅却すれば、視線もまた涼し・・・・)


 本当は「視線」ではなく「火」なのだが、ジャックはそう思いながら我慢することにした。


 だが、ここでジャックはミスしていたことに気が付いた。


 服を買う女の買い物は長いことに・・・・・・










 日が暮れ始めたころにやっとジャックたちは服屋から出た。


 全員新しい服を買ってもらえたのだが、ジャックの精神はすでに撃沈していた。


 みんなジャックの評価が欲しかったようで、「これ似合うかな」とかそういう感じに言ってきたりして、手を抜いて適当に言おうとしたら心が読まれるみたいに鋭い目をされた。


 また、クロがここで悪戯を思いついたのか、試着室のカーテンをかってに開けたりしてみんなの下着姿を見てしまって理不尽に殴られるなどもしたために、ジャックの体力もボロボロであった。


 

「今日は楽しかったですわね」

「また来たいですのん」

「ジポンとは違う服もよかったぜよな」

「私の財布はまだまだ余裕があったけど、このぐらいでいいかしらね」

「新しい服ですよ」

「マスターの反応も面白かったのじゃ」


 クロにはあとで剣の姿になってもらった時に、上に重石でも載せてやろうかとジャックは思った。


 寮に帰るために、歩いていると声をかけられた。


「ヘイへいそこのお嬢さんたち~」

「そんなやつと別れて俺らとちょっと遊ばないかい~」


 明らかにチャラい感じの二人組である。


 どうやらこの集団が適正者の集団であるということがわからないようである。わかっていたら確実にぼっこぼこにされる未来があるからかけられることもないのだが。


 ルナのガントレットは買い物袋の中についでに入れているし、ヨナの鞭も同様。


 ミツの刀は買い物袋をぶら下げる竿代わりになっているし、学園長は杖を懐に入れ居ているらしく目立たない。


 シロとクロは人の姿のままだし・・・・適正者たちだとわかりにくいか。


「あなたたちのような低俗な輩とはいきたくありませんですわ」

「ちょっとかんべんなのん」

「拙者としても、ここまで風紀が乱れているようなやつらとは嫌ぜよ」

「私としても、こういった男はね・・・」

「嫌ですよ」

「もっと磨いて出直してくるんじゃな」


 全員拒否。


 さすがに男たちもムカついたようである。


「なんだとこの(あま)共!!」

「いいから俺たちにしたが、」

「うっとおしいんだよな」


 このままほおっておくと、この男たちの方が危ない予感がしたので、ジャックは素早く男たちの目の前に走り、急所を容赦なく一撃。


「ふぎゅぁ!?」

「ぐがっつ!?」


 さすがに答えたようで、男たちが倒れ込む。


「このままにしておくと、お前らの方が命が危ないからな・・・」


 一応倒れた男たちにそう言っておく。


 男たちを無力化した後、ジャックが皆を見ると学園長とシロとクロ以外それぞれ武器を構えていた。


 ジャックがこのまま傍観していたら確実にこの男たちの命は帰らぬものになっていただろう。



「いいんですのあのままほおっておいて?」

「流石に、ルナたちだと殺しかねないからな・・・」


 ルナの疑問に、ジャックはそう答えた。


 とりあえず、このままにしておいてジャックたちは学園の方に歩き出したのだが、学園長の方はなにかを考えているようであった。


 

とにもかくにも、最後の方にちょっとしたトラブルがあったが、無事に休日が終わったのであった。



 なお、普通に全員で買い物を楽しんだために、ミツとヨナが本来の目的を思い出したのは就寝前である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 就寝前、学園長は先ほど男たちを無力化したジャックの動きを思い出していた。


「ちょっと速くなっているわね・・・」


 男たちの目の前に出てからためらいもなく急所に一撃の蹴り。


 ここまでの動作は学園で教えている「不審者撃退マニュアル100」の内容にもあった。


 だが、ジャックの場合は行動を起こすまでの時間が早かった。


昨日、訓練した時に見ていた動きよりも少し早い。


 午前中にヨナと一緒に座禅して、魔力の流れをつかみ取りかけたのが原因だろうか?


 どうやらジャックは少しづつ確実に強くなっているようである。


 これでもし、何者かが襲ってきてもある程度までなら大丈夫だろうと思えた。


 そして就寝前に、学園長はミツとヨナが勇者崇拝集団・魔王崇拝集団からのハニートラップかもしれないという可能性があるから念のために監視を頼むように城に報告しに行く用事を忘れていたことに気が付いたのであった。








もう間もなく、学園で学園祭が行われることになった。

ミツとヨナの二人は何とかジャックを虜にしようと動き出そうとしたのだが、時を同じくして勇者崇拝集団・魔王崇拝集団から過激派が動き出す。

果たしてどうなっていくのだろうか・・・

次回に続く!!


・・・・全員分の私服姿ってきついので少々抜けてますけど・・・考え付く人がいたら追加していきます。

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