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69話

ちょっと短め

 何やかんやと二日過ぎて、表彰式の日となった。


「ジャック、緊張していませんですの?」

「しているんだけど・・・」


 表彰式が行われるのは、城下街にある広場に作られた舞台の上である。


 昼頃に開催なのだが、朝っぱらから緊張しているジャックであった。


「マスター、靴下の裏表が逆ですよ」

「カチコチじゃのぅ」


 シロとクロに言われ、靴下を直して整えるジャック。


「あ、わたくしはそろそろわたくしの方の準備がありますので、失礼いたしますわ」


 ルナは、皇帝と一緒に出るのだがそのための準備が別方面であるらしい。


「昼の少し前には待合室へ入室か」

「マスター、ほらリラックスリラックス」

「どうしてこういうときは緊張に襲われるんじゃろうな?」


 ジャックは思う、もしかすると人々の一番の敵はモンスターとかではなく、このような舞台での緊張ではなかろうかと。

 

 モンスター相手にならまだいい。あちらは緊張ところとかそれどころでなく、死との戦いだからだ。


 だが、大勢の前と言うのはだれしも確実に緊張し、何かやらかしたら命を失うよりもひどい社会的死につながるのではないかと。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「表彰式開催時刻は昼頃です」


 そのころ、表彰式の舞台がある広場のそばにある建物の中で集まっている集団がいた。


「そうか・・・ならば、攻撃を仕掛けるのはそこから少し時間をずらし、表彰がされる瞬間を狙って仕掛けるのだ」

「しかし、短い期間でよくこれだけの人数が集まったな」

「金に物を言わせたごろつきどもよ。所詮、烏合の衆にすぎぬが陽動には十分だ」


 人数がどれだけいるのか見た貴族たちが驚く中、中心的存在となっている一人がそう言った。


「陽動としてこれだけの人数を使い、本命は少数の適正者で組んである。野心がある者たちだし、金で買収したからな」

「いくら皇帝でも、適正者数人がかりならばたおせるだろう」

「亡き者にした後は、その混乱に乗じて我々が台頭するのだ!!」





表彰式が行われる中、企む者たちによって何かが起きる。

果たして、無事に表彰式は行われるのか?

そして、ジャックはどう対応するのか!!

次回に続く!!


・・・表彰式って勲章とか授与だけど、これがなかなかどういう物にしたらいいのか難しい。

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