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66話

交互に視点が変わりますが・・・・

「いったいどういう部屋なんだここは?」


 ジャックはどこからツッコめばいいのやらわからなかった。


 皇帝の娘・息子たちの絵が飾ってあり、展示されるかのように様々なものがあるこの部屋の意図が分からなかった。


「そもそも、あんな仕掛けでこの部屋に来たけど・・・出口とかどこだろう」


 城の大きさとこの部屋のサイズから考えると・・・・・多分、地下の方だろう。


 とにもかくにも、現在時刻は真夜中。おそらく寝ている人が多いだろうし・・・ジャックが消えていることに気が付くのだろうか?



「入ってこれたなら、出ていくための物もなんとかありそうだが・・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(気づかないうちに、早くこの部屋から出ていってくれ!!)


 物陰から、レント皇帝はジャックを見て心の中でそう叫んでいた。


 誰の部屋とかわからないなら、それでもまだましだから早めにここから出ていってほしいという思いである。


 この部屋から出る方法にはいくつかある。


 まず、皇帝の自室への直通通路。


 ただし、これはさすがに使われるとまずい。なので、ジャックが気が付かぬうちにその通路はふさがせてもらった。


 次に、緊急脱出用の仕掛け。


 これが一番いい方法だが、果たしてそれに気が付いてくれるかどうか・・・


 その仕掛けに気が付いてくれるように、そしてこれが自分の部屋だとばれないように皇帝は願った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ジャックはとりあえず、あの像にあった仕掛けのようなものがないかと探しはじめた。


「こういうところに仕掛けがありそうだしな」


 部屋の展示物のように置かれている様々な物を目を凝らして探る。


「ハンカチ、タオル、靴下、服、水着、下着・・・・どれもこれも『○○が使用した』と書かれているが・・・・なんでだ?」


 年号なども書いてあり、結構昔の物からつい最近のものまであった。


「劣化しないように加工されているようだし・・・この部屋の制作者、相当な変態か?」


ガタン


「!?」


 物音がしたので、見て見たが誰もいない。


「気のせいか・・・?」


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(だ、誰が変態だ!!儂はただ子供たちの生活の跡をのこしたくて・・・!!)



 ジャックの「相当な変態か?」と言う発言に、危うく皇帝は飛び出しかけた。


(わしは変態ではない!!本当に我が子たちが大好きなだけで!!)



 これまでに集めた数は数え切れず。


 第1子から始まり、成人した子の物も集めていたのである。


 下着などがあるのは、偽物を用意してすり替えたりしているのである。


(しかし、今のは危ないところだった・・・このまま姿を見せたら、今の発言からして儂のことを変態として見るようになったりするかもしれん)



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「しっかし、この部屋かなりきれいに手入れされているな・・・チリやほこりが一つもないや」


 脱出できないかとあたりを見渡したジャックはそのことに気が付いた。


 よく見ると、毎日手入れされているかのような綺麗さである。


(待てよ・・・と言うとは、手入れする人がここに頻繁に出入れしている可能性があるな)


 つまり、出られるところは確実にあるはず。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(そこだー!!今おまえの近くにある台座がこの部屋から出られる仕掛けの一つだー!!)


 ジャックが出られる仕掛けがにかと探しているのを見ながら、皇帝はさっさと出て行ってくれと願いながら、この部屋から出られる仕掛けがそこにあるということを念じていた。



 ジャックがやっと仕掛けの一つの近くに来たので、そこを触って何とかこの部屋の持ち主が自分だとバレぬうちにこの部屋から出て行ってくれと念じる。


(あと一歩、あと一歩なんだ!!)


 ふぉぉぉぉぉっつ、と念じる皇帝。


 と、その時だった。


ガツン


「あ」


 念じるのに手中しすぎたせいで回りが見えていなかった。


 そのため、近くにあった壺を押してしまった。


 ちなみに、この壺は第1王子が小さい時に皇帝に初めてプレゼントしてくれた手作り品である。




 壺を倒してしまい、そのまま壺が落下する。


「うおぉぉぉぉっと!!」


 落ちて割れる寸前、皇帝は素早く壺を抱えた。


「ふぅ・・・・あ」


 今の叫び声で気が付かれたのだろうか。


 ジャックがぽかんとした顔で、皇帝を見ていた・・・・・。








ついに見つかってしまった皇帝!!

果たしてこのピンチを皇帝は切り抜けられるだろうか!?

そして、どうなるのか!!

次回に続く!!


・・・結局こうなるのか。

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