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62話

よく考えたらこの騎士たちすごいな・・・・時期的には夏だから暑い中、鎧を着ているんだぞ。

 村から出発して3日ほど。思ったよりもジャックの理性はしっかりしていた。


 夜中に馬車の中で寝る時も気にならなくなってきたし、着替えの際にはきちんと馬車から出て護衛の騎士たちとも会話をした。


この第2騎士団の人たちは帝国の騎士団の中でもかなり強い部類にあたるらしく、剣の振り方とかを見せてもらって少し勉強になった。


 聖剣・魔剣も似たような剣だからな。扱い方を見ておけばより扱いやすくなるだろう。


 ただ、ルナの機嫌が少し悪いようである。


「全く・・・異性と寝ているというのに襲ってこないなんて・・・」

「なんか言った?」

「いえいえ何も!ただちょっと考え事をしていただけですわ!!」


 考え事ね・・・そういえば、帝国まであと2日ほどか。


「そういえばジャック、馬車の荷物で食料などの関係で、昼頃に着く村で一旦補給のために馬車を停車させるのですわ。そこで一つ、模擬戦をしてみませんか?」

「模擬戦か・・・」


 まあ、馬車にこもりっぱなしも健康に悪そうだしな。


 と言うわけで、昼頃に着く村でジャックとルナは模擬戦をしてみることにした。学園の怪我しても校庭外に出たら治るような仕掛けとかないから互いにそこまで全力を出せないけど。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「あれが第3皇女の乗った馬車か」


 太陽が頭のてっぺんまで上ったころ、馬車が停止したのを確認した者たちがいた。


「いいか、護衛の騎士たちが補給のためにあの建物に入る。何人かは護衛のために残るだろうが、この村は平和な筈だからと言って油断しているはずだ。隙を見て一気に襲い掛かれ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「おっ、やっとその補給する村に着いたのか」


 馬車の停止を確認したジャックは、外に村の民家が見えたのでそこが補給する村がと分かった。


「この村の広場当たりなら、確か広いので模擬戦には向いているはずですわ」


 ルナがガントレットを装着し、馬車の扉を開けようとした時だった。


「「「「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」」」」


 何かむさいおっさんどもがこちらに向かって走ってきていた。ごつい体つきで、斧や剣などを持ってはいるが・・・・


「適正者じゃないな。武器の状態が悪すぎる」


 一目で適正者ではないと判断できた。


 適正者たちは武器をかなり手入れするのであの様子だとまともな手入れはしていないとジャックは思った。


 それに、いきなりこちらにそういう事をしてくるってことは。


「・・金持ち狙いの強盗か?」

「バカな人たちですわね・・・そうですわ、ジャック、どちらがあれを先にぼっこぼこにできるか勝負しません?」

「俺としてはこういったやつらから逃げたいけど・・・明らかなろくでもない集団だし、この際退治するか」


 ジャックは逃亡をあきらめ、ルナとどっちがあの集団を先に全滅させられるかの勝負に乗った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おい!!皇女だけじゃなくて誰か男も載っているぞ!!」

「構うな!!俺たちにかなうやつらなんているはずがない!!」


 ヒュン


「へ?」


 いきなり何かが男たちに投げられたかと思うと、男たちの持っていた斧などの武器が手元からすっぱりと切れていた。


 地面に何かが突き刺さった音がしたので見ると、そこには黒い光をまとった剣があった。


 男たちの頭が理解する前にいきなり剣が光り、一人の少女の姿になった。


「邪魔じゃ邪魔じゃ!!」


 そう言ったかと思うと、飛び上がって男たちの頭を次々と踏みつけていく。


「むぎゅっつ!?」

「ほがっつ!?」

「ぐえべん!!」


 そのまま馬車から出てきた男の方へ行ったかと思うと、また剣になった。


「な、なんだあの武器は・・・・?」

「よそ見している暇がありますの?」


ボキッ


「ぎゃぁぁぁぁっつ!?」


 何かが折れる音がしたので見ると、変な方向に曲がった腕を抑えて苦しむ男と、ガントレットを装着した第3皇女の姿があった。


「な、は、箱入り娘のはずじゃぁ・・」

「箱入り・・・と言うことは、私を狙っていた可能性がありますわね。最初から女の子が乗った馬車と知って襲う輩はあまりいませんもの」


ごきっつ


「がっつ!?」


 足の骨を折られた男。


「ひ、ひぃぃぃっ!!」



 護衛の騎士たちが手を出すまでもなく、そのごろつきの集団のような男たちは、その日の昼に立った二人の適正者の手によって全滅させられたのであった・・・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・・なあ、ルナ」

「なんですのジャック?」

「護衛って・・・・いるのか?」


 自分たちがしたこととはいえ、地面に這いつくばっている者や、白目をむいてあぶくを出して気絶している者、地面に何か臭い染みを出している者たちの姿を見てジャックは思った。


 護衛の騎士たちがいる意味って・・・・。


「馬車での移動の最中に盗賊とかに襲われないための威嚇って意味がありますわね」

「ああ、なるほど」


 ジャックは深く考えるのを止めた。


「それにしても・・・この人たち最初からわたくしたちを襲おうとしている様子でしたわね」

「そういや箱入り娘だのとか言っていたな・・・・第3皇女を箱入り娘と思っていたのか?」


 ガントレットを持てドッカンドッカンと殴打してくるルナのどこが箱入り娘なんだろうか・・・?


 ジャックはそう疑問を感じてしまうのであった。









このごろつきたちの目的を吐かせるために、騎士たちによる地獄の拷問が開始される。

果たしてすでにぼこぼこにされている男たちは、生き延びられるだろうか!!

ついでにこれを肩慣らしとして広場にてジャックとルナの模擬戦をする!!

次回に続く!!


・・・フルボッコだドン♪

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