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34話

ぴょこん ぴょこん ぴょこん


カエルじゃなくて 卵がはねる


どこに向かう?

「おーっ!ジャックたち、やっとたどり着いたか‼︎」


 目的地の森の中の開けた場所に着くと、ゴリアン教官がなんか筋トレしていた。


 教官はどうやら魔法で空を飛んでここにきたらしい。


「魔法ってそんなこともできるのかよ・・・」


 使えていない側からすれば、かなりいい魔法である。


 魔法が使用可能なのは、使える種族もしくは適正者だからなぁ・・・筋肉(ゴリアン)教官が魔法を使う適正者なのは異常にしか見えないが。


 神とかが決めているならば、間違っていないか?


 とりあえず、夕暮れまではこの場所に待機らしく、帰りは先生方がそれぞれ飛行魔法で寮まで連れて行ってくれるようである。


 今24人ほどだから、あと12人か・・・行方不明者でないよな?



「まてよ?ということは今日は学園長の訓練はやす」

「休みじゃないわよ」


 ジャックは一瞬、耳を疑った。


 今明らかに背後から学園長(死神)の声が聞こえたからである。


 ルナがジャックの後ろの方を見て顔を青くした。


彼女も学園長の訓練を受けて、その厳しさを知っているからな。


 もうわかってしまっていたが、ジャックが恐る恐る後ろを見ると、学園長がいた。


 そういえば、この人も魔法を・・・。




 そのあと、日が落ち始めてきた頃まで森中に悲鳴が響き渡ったのであった。





「よーしっ‼︎時間ダァァッ‼︎全員集合‼︎」


 夕方、ゴリアン教官の指示によりそれぞれが集まる。合計人数は30人。どうやら6人ほどまだ森の中のようであった。


 ジャックとルナはどちらもボロボロな姿だったが。


「今日もきつかったな・・・」

「ええ・・・強くなりたいと思うのですけど、かなりきつかったですわ・・・」


 どうやらこれを見越して、学園長はあらかじめ来ていた様だった。


 森なので、植物系の魔法でやられたよ・・・。果実爆弾とか、花粉攻撃とかいろいろあったな・・・・。


 おかげで果実の汁などでべたべたである。学園長は一足先にほかの生徒たちを運んでいった。


「よっし!!では最後にジャックたちだな!!」


 そして、俺たちを連れてくのはゴリアン教官である。


 すっごい不安。


「では、飛行魔法を・・・おや?」


 何かを見つけたらしく、首をかしげる教官。


 視線の方向を見て見ると、何かがはねてきていた。


「ん?卵?」


 森の中で見つけた卵のようである。


 卵がはねるって、どんなんだよ・・・・。



 そのまま接近してくると、卵はぴょんと軽快に飛んで、ロイスの頭の上にのった。


「うおっつい!?」

「あー、気に入られたのかな?」

「なんで卵に!?」


 ロイスのことをどうやら気に入ったらしく、くっついていた。


「モンスターの卵にしてはえらく変わっているな!!このさい育ててやれ!!」

「ちょっと教官!?」

「頑張れロイス!」

「まさかこんなバカを気に入るなんてね」

「女よりモンスターにモテそう」

「ロイスさん、頑張って下さいですわ」

「おぉぉぃいっ!!俺の意思は無視かよ!!」


 ロイスの悲鳴がとどろく中、その頭の上の卵はなにやらくつろいでいるようであった。


 よかったなロイス・・・モンスターの卵に好かれて。


 ジャックはこっそりそう思ったのであった。




モンスターとはいえ、卵から育てれば大丈夫かもしれないという先生方の会議の元、ロイスは卵を育てる羽目になった。


一体何が生まれるだろうか?まだまだ孵化するまでかかりそうだ。


卵の様子ここに書いていったら面白いかな?かなり早いけどもう新章いくよ。正直言ってこの話を書きたかっただけでこの章作った。卵の中身はなんだろうか?

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