271話
短め
「・・・・はい?」
「この方法が一番いいと思ってだが、それを実行するには、ジャックの協力が必要でな」
現在、ジャックはレント皇帝に呼ばれて、とある部屋の中で話し合いをしていた。
とある部屋というのは、このギアス城の中にある皇帝の隠し部屋の一つであり、正確な名称がないともいえる。
今回はルナたち皇帝の子供たちの様々なものが置かれている親バカ120%と分かるような部屋ではなく、きちんとした密談用の部屋である。
なお、その話の内容が内容なので、ルナとミヤゲ、後ついでに嫁ぐことがはっきりしているラン王女と、アンド学園長もその部屋に一緒に呼ばれていた。
スカーレットにとってはそこまで関係のないようなことなので、とりあえずルナの自室にてお昼寝をしてもらっている。
そこで、皇帝に呼ばれたジャックはその部屋で皇帝からある提案を受けていたのだ。
「ミヤゲの意思尊重と、バルビモル王国との関係の悪化を防ぐ方法としての解決策として、『ミヤゲとの仮婚約』を結び、王子たちに見せて納得してもらって引き下がってもらうという方法ですか」
そう、先にミヤゲとの婚約モドキをジャックが行って、王子たちとは結婚不可ということを示すのである。
そうやって諦めてもらい、帰国してもらったところで解消してこの問題の収束を図るというアイディアだが・・・
「でも、バルビモル王国って女王制の国ですよね?」
女王が他の男性を複数囲ってもいいような制度とかはないだろうか。
その制度があったとすれば、ややこしい事態になるのは目に見えている。
「その心配はない。幸か不幸か、バルビモル王国では女王は夫一人だけしかできないという決まりがあるからな」
すでにレント皇帝はその情報を集めているようであった。
ただ、今回のそのジャックが婚約者の振りをすることについて、念のためにジャックの周囲の交際相手にもきちんと情報を伝えるために、呼ばれたのである。
里帰り中のミツ、ヨナ、村に残っているカレンにはその内容の手紙を後日届けるようだが・・・・。
とにもかくにも、この話をジャックは了承することにした。
他の皆にもきちんと了承はしてもらえたようで・・・・後日にしっかりとデートをしてくれと約束させられたが、問題はないようである。
ミヤゲとしては、ジャックが仮婚約者となるのは反対ではないらしい。
「その代わり、後で『ルナに私がもふぎゅーの(・・・自主規制)』をしても文句を言わないでほしい!!」
「それはルナに聞けばいいのでは?」
・・自主規制がかかる時点で、ルナが全力で逃亡する未来が見えるが、それはそれ、これはこれでいいだろう。
とりあえず、王子たちに対する言い訳としては何とかなりそうであった。
コメントで文句を言うのは一応別にいいです。指摘されればその点を直せますからね。
・・・でも、ある程度の加減もどうかお願いいたします。ざっくり来ることがありましたので。
とりあえずジャックが仮婚約者として三人の王子たちに紹介されるようである。
だが、この方法はそう簡単にうまいこと行くのだろうか。
王子たちのナルシストな情熱っぷりを、想定しきれているのだろうか?
次回に続く!!




