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236話

戦闘シーンは本当に難しい。

SIDEクラスメイト&学園長



「・・・中々しつこいわね」

「ぎしゃははははぁぁぁ!!」

「ぜしゃかかかかか!!」



 魔法をぶちかましまくっている学園長は、目の前で再生を続ける半透明の化け物たちを見てそうつぶやいた。


 生徒たちを守るために来たのだが、学園長の魔法でも半透明の化け物たちは直ぐに再生をしていき、決定的な一撃が繰り出せない。


「ぬっせい!!」

「せぇぇぇやぁぁ!!」


 その近くでは、まだ戦闘可能な他の適正者たちが武器を振るうが、こちらもなかなか状況が好転しなかった。


「くっつ・・・分が悪いですわね」

「ジャックの方も多分同じ目かもしれない」


 ガントレットで怪物の頭を砕き、拳銃で目玉をつぶしながらルナとカレンはつぶやく。


「いい加減にするですのん!!」

「息絶えろぜよ!!」


 鞭を化け物の首に巻き付け、動きを封じたところで刀で切り倒すヨナとミツ。



「あーもう!!めんどくさいぞこの野郎!!そう!!すっきりと何もない奴のあの部分のようになりやがれげぶぉっつ!!」

「あのってどこよ!!」


 文句を言ったロイスに、リンが死なない程度にメイスを振り下ろした。


 ここで永遠の眠りにつかせてもいいが、流石に今戦える人数が減ったら結構不味いのである。




「・・・・・っ!?皆伏せて!!」


 学園長が何かに気が付き、慌てて皆が姿勢を低くして伏せた瞬間であった。



ズバブシュッ!!


「ぎぎゃぎぎぎぎぃぃぃぃぃl!?」

「べたちゃかたぁぁぁぁぁぁ!」

「なんなんなのよ!?」


 いきなり頭上を見たことがある軌跡が飛んでいき、いくつものそれらが化け物たちを切り裂いていく。



「これってジャックのです・・か?」


 その攻撃に皆は覚えはあったが・・・・どこか違う物も混じっていた。




「ぜやぁぁぁっ!!」

「・・はあっ!!」


 と、その飛んできた方向を見ると、何やら半透明の化け物をまとわりつかせている人物がおり、対峙しているのはジャックと・・・・白い髪と黒い髪を併せ持つ人物がいた。


「あれってメゾン!?」

「なんで共闘状態なの!?」

「と言うかあの野郎が原因か!!」


 メゾンを見たことがある人たちは直ぐにその正体を見破り、ジャックと共闘をしていることに驚いたが、二人が戦っている敵についてすぐに今回の元凶だと全員判断した。


 理由はわからないが、ジャックが敵であるはずのメゾンと組んでまで戦っている。


・・・・そして、苦戦をしているように見えた。


「私たちも加勢するわよ!!」

「「「「「おおーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


 その敵が何であれ、今はジャックたちに加勢したほうが良い。


 そう皆は判断し、戦闘に混ざるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

SIDEジャック&メゾン



 時間は少し前に遡り、二人の共戦協定を速攻で結び、ジャックとメゾンは自称「神」と名乗る人物に攻撃を仕掛ける。


「喰らえッツ!!『魔王のかぎづめ』!!」

「『斬撃衝撃波(スラッシュインパクト)』!!」



 最初から互いに出し惜しみなしの全力の攻撃である。


 魔剣を軸に、ジャックの腕に黒い巨大なかぎづめが現れ、メゾンは神剣から剣の軌跡を飛ばす。


 それぞれの攻撃が今まさにぶつかろうとしていたが・・・



「無駄だよぉぅ」


 恐ろしくイラつくような声で、自称「神」は半透明の化け物たちを目の前に呼び出し・・・・盾にした。




 そして、すぐに化け物たちも再生し、襲いかかってくる。


「盾にして攻撃手段にして・・めんどくさいなおい!!」

「・・・だが、本当に攻撃が意味をなさないというのなら、今の様な防御はしないはずだ」


 メゾンが化け物を斬り飛ばしながらそうつぶやく。



・・・先ほど、メゾンが相手の首を切り落とした時、すぐに頭と体が元通りになっていた。


 だが、それはあくまで切り落とされた場合であり・・・・・


「つまり、斬る以外の手段でならダメージはあるか」

「・・・もしくは、制限があるかのどちらかだ:



 互いに化け物たちを薙ぎ払い、吹き飛ばし、次の攻撃手段へとジャックとメゾンはうつす。



「~~~~~~~~~『聖なる衝撃波(ホーリーインパクト)』!!」

「~~~~~~~~~『悪夢の(ナイトメア)嘲笑(リディキュラス)』!!」


 ジャックは以前使用した・・・自身はよく覚えていないが、なぜか使えるようになっていたので魔法を。


 並列使用なので頭の中がこんがらがりそうだが、何とか両方とも発動に成功し、聖剣・魔剣から白色と黒色の光線が噴き出す。



「~~~~~~~~~『裁きの(ジャッジメント)(ライト)


 メゾンの方は、ジャックが使用している魔法のようなものとほぼ同等なものを使用し、灰色の不気味に輝く光線を発射する。




 白色と黒色と灰色の光の束が混ざりあい、鋭く飛んでいく。



 さすがにあの自称「神」もこの攻撃はまずいと考えたのか慌てたように避ける。


 だが、その避ける動作をジャックとメゾンは狙っていた。


「「「『斬撃衝撃波(スラッシュインパクト)』!!」」」


 二人して剣を振るい、剣の軌跡が自称「神」にせまる。


「ちっ!!神に逆らうのか!!」


 直撃の寸前、半透明の物体が自称「神」にまとわりつき、ギリギリのところでかわされてしまった。



「うわぁ・・・またあの半透明のかよ」

「今度は化け物ではなく・・・・鎧としてか」



 だが、それなりに動揺はさせたようで、先ほどの余裕は何処かへ消え失せ、本気で攻撃を仕掛けるような眼を自称「神」はしていた。


「ジャック!!加勢するわよ!!」

「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」



 声がしたのでその方向を見ると、ルナたちが駆け寄ってきた。


 半透明の化け物体は残っているのだが、学園長がまとめて相手をしているようで、ジャックたち側に全員来たようである。



「よし!!全員で総攻撃だ!!」

「「「「「おおおおおおおおおおおっつ!!」」」」」


 その号令がかかり、全員一斉に自称「神」へ向かってそれぞれの全力をぶつけ始めるのであった・・・・・。





自称「神」に対しての総攻撃が始まる。

それぞれの武器が振るわれ、各自の持てる力を存分に発揮をする。

果たして、ジャックたちは勝利を手に入れられるだろうか!!

次回に続く!!


・・・・混戦して来たなぁ。全員の武器以外にも他の人の武器の描写とか結構大変である。

そういえば、学園長が他の化け物たちの相手をしているようだけどそれはそれで物凄く大変そうである・・・・。

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