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231話

完結騒動を引き起こし本当にすいませんでした。

「これより、このアールスライド王国の国王の御前である!!」


 謁見の間に入ったジャックたち、寮が無くなってしまった適正者一同は、王城にて国王との謁見をして、ここに滞在させてくれることへの感謝と挨拶をするために謁見の間(大人数用)に集まっていた。



「国王の名前って何だっけ・・・・」

「いや本当にそうだよね」

「下手に名前を出さないようにしないと」



 全員、この国の国王の名前を全く覚えていなかった。


 なぜなら、授業中でも名前が出ることはほとんどなかったし、適正者はモンスターが出たときに対処するのが役割であって、別に国政にまで関わることはなかったので、誰しもがその国王の姿と名前を興味を持っておらず、忘れ去っていたのである。


 一応これは不敬罪とかになりそうだが、この国にはそのような法律はないので一応当てはまらない。他国にはあるようだが・・・・・。




 と、全員が考え事をしていたところ、前方の盛り上がっているだけで椅子も何もなかった場所に穴が開き、そこから何かがせり上がってきた。



 綺麗な玉座の上端部分が見えてきた後、王冠、マントと言ったものを身に着けた、まだまだ現役そうな見た目のおっさん、もといこの国の国王が姿を現した。


 ずいぶん凝った仕掛けだなと一同は思ったが、実は下の方で必死に仕掛けを動かしている人達がいるのはこの場にいる城の関係者の秘密である。



「・・あー、コホン。わたしがこのアールスライド王国の国王である・・・・・=アールスライドだ」

((((((・・・・・・ん?))))))


 今一瞬本名の部分が全員に聞き取りにくい声だった。



(あれって本名を隠しているのか?)

(よく聞こえませんでしたよね・・・)

(メタイ話があるのかのぅ?)



「さてと、昨夜いきなりの寮の消失と言う知らせを受け、今回よりわが城で一時的にだが諸君らの身を預かることにした。しばらくの王城暮らしは慣れぬだろうが、そのあたりはどうにか我慢をしてほしい。・・・・ここで、何か疑問などがある者はいるか?」



 名前のところを聞こうとしたときであった。


「陛下、仕事がすぐにありますので」

「うむ・・・仕方がない。質問や意見があるならまた次回だ」

((((はい?))))


 あっという間に国王の姿がまた沈んでいった。


・・・嵐の様に過ぎ去る国王である。







「レント皇帝とはまた違った感じの人だったな・・・・あっちは豪傑、こっちは疾風って感じだ」

「あまりにも早かったですよね・・・」

「国王は本来は物凄く忙しいらしい。どうしてもスケジュールがぎっちぎちになりがちだとか」



 超・短かった謁見事件で、ジャックたちはこの国の国王がどういう人物なのか、この時間ですぐに理解したのであった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

SIDE???


「・・・城に全員泊まり込みか。今夜襲おうとしたが、いささか都合が悪いな」


 城の外の方、かなり離れた場所から目視でジャックたちを見ていた者がいた。



 都合が悪い・・・と言うよりは、面白味がない。


 それがその人物にとって正直な感想である。


 

 野宿した状態になって、いきなりの襲撃に対してはすぐに行動を起こせるものと、起こせないものがでて、その違いや慌てふためきぶりを見れるだろうと当初は思っていた。


 だが、城にいる場合は城壁の破壊音などですぐに気が付かれ、その変化を見ることはできない。


 


 そのため、今夜の襲撃を仕掛けることはその人物はやめるのであった・・・時が満ちるのを待っただけであり、まだその時ではないと、思いながら・・・・・


城に宿泊し始めるジャックたち。

ところで、王城ってことは王族の住処であり、普通に住んでいる。

こういうところで、ジャックをこの国に置いておきたい者たちの企みが動かないわけがない。

次回に続く!!


・・・国王、超・久し振りの本編出演わずかであった。

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