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220話

本日2話目

今章だけは短い予定。

 魔王城ツアーも終了し、数週間ほど過ぎた。


 去年のこの時期はジャックたちは訳合って旅に出されていたが、今年はキチンと学園に残っていた。


「あの時はいろいろと大変だったなぁ・・・」

「学園長の魔法で飛ばされたですもんね」


 午後の訓練の授業中、ぽつりとジャックが漏らした言葉に、ルナが同意して答える。


 ミツやヨナたちと言った同行したメンバーも同じであった。


「俺は師匠にめぐり合っていたからなその時は」

「ああ、大剣の専門家の人だっけ」


 ちょうど同時期にロイスも強くなろうと一念発起し、一時的にだが大剣の専門家であるゴーリン=エンゼルと言う人物と共に行動し、愛弟子と呼ばれながら鍛えあげられる旅を行っていたのである。


 対魔勇団の掃討後、どうやら極度の方向音痴で行方不明になったらしいが・・・・



「まあ、あの師匠の事だ。絶対煮ても焼いても死なないだろう」

「お前が言うかそれ?」

「というか、ロイスの方が煮ても焼いても砕かれようとも死なないだろ」

「「「「「そうだよね」」」」」


 クラス全員の一致であった。


「そもそも、俺達に午後の訓練授業が必要なのかよ」

「いやいるだろロイスよ・・・怠けると、それだけ腕が落ちるからな」


 適正者にとっては、モンスターとの戦いにおいて、その自身の腕が落ちるということは命にもかかわる危険性がある。


 そのため、こうして毎回の訓練が欠かせないのであった。



「でもさ、ロイスの生命力ならちょっとやそっとじゃ死なないだろうけどさ」

「俺も生きているから死ぬって!」

「いやいやいやいや」


 ここでも全員の息があった。


「毎回リンに殴られ」

「蹴られ」

「砕かれ」

「埋め込まれ」

「引きちぎられ」

「本当に煮られて焼かれつぶされ」

「「「「「他にもあるけどそれで生きているやつがどう死ぬと?」」」」」

「・・・・」



 というか、改めて考えるとロイスの生命力は人間離れをしている。


 シラタマの回復魔法もかけられて回復して復活したりするようにはなっているのだが、毎回毎回懲りずにお見せできないような状況になっても必ずぴんぴんと復活するロイスの身体はどうなっているのだろうか?


・・・そもそも、ロイスがそうなることを止めない人と、そうする人もどうかとは思えるのだが。


「ロイスってさ、本当に人間なのか疑いたくなるよな」

「魔族でも見ないレベルの不死身さですのん」


 ここで全員が思うのが、その事である。


 魔族出身であるヨナもそういうが、本当にロイスの不死身さはとんでもない。


「まあ、たしかに人間離れはしてきていることは確実ですけどね・・・」


 と、ぽつりとシロがつぶやいた。


 聖剣の姿でいるけど、その声は皆の耳にしっかりと聞こえた。


「人間離れしているのが確実ってどういうことだ?」

「いや・・・皆さんって私たちの能力を知ってますよね」


 聖剣と魔剣は、それぞれ人間と魔族を感知する能力がある。


 で、その感知する感じからしてみると、ロイスに対しては妙な感じになっているらしいのである。


「聖剣である私なら、人間を感知できますが・・・・ロイスの人間の感じがこう、ところてんのようにぐにゃっと、変な気持ち悪さがあるんですよ」

「わかりにくいなそれ・・・・・」

「かと言って、魔剣である妾からしてみれば魔族と言う感じでもないのじゃ。とは言っても、人間ではないというわけでもないが・・・・・こう、つかみどころのないウナギの様な感じじゃな」

「あ、それならまだなんかわかるかも」

「って、つまり今ロイスは人間であって、人間ではないという感じなのか?」


 その結論に、周囲はざわめ・・・・かなかった。



「まあ、そういう感じはするからな」

「うんうん、人間でない方が自然かも」

「まあ、魔族と言うほどでもないし、軟体動物と言うか」

「存在的にもキャラ的にも薄い感じだからね」

「むしろ大いに納得ができるよな」

「「「「そうだよね」」」」


「おまえらひどくないか!?」


 ロイスの叫びが、その日聞こえたそうな・・・・・・


ロイスの扱い結構ひどい気がするようなしないような。

というか、もう聖剣・魔剣から人間じゃなくなってきていると下されている時点でどうなのだろうか。

はたして、ロイスは何になっているのだろうか。

今一つしまりが悪いが・・・・次回に続く!!


・・・もはやロイスは人間ではない扱いの方が良さそうですからね。コメントにもたくさん意見がありましたし、この際完全にロイス=\=人間(人間ではない)と言うことを示すだけの話を書いてみています。

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