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14話 

本当は9月1日の23時頃に投稿したはずでしたが、通信障害とやらで書き直しする羽目になって・・・・。

せっかく書いたのにパァになってかなりショックだった・・・・・


微妙に文追加

「ふんす!!ふぉんどりゃぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」


 ゴリアン教官の太い腕によるラリアットにより、対戦相手の適正者が吹っ飛ばされて、そのまま校庭の外にまで転がっていった。


「うむ!!接近戦でなかなかいい感じだったが隙がでかい!!そこを直す様に!!」


 ゴリアン教官がそう指摘したが、相手の適正者はすでに気絶しており聞いていないようであった。


「これで34人目だったな・・・」

「負けなしの教官マジ強え・・・・」


 校庭で訓練という名の模擬戦をしていた。


 校庭内ならけがしても校庭から出ればけがは消えるが、今のは校庭外に吹っ飛ばされていたからどうなんだろうか・・・。


 ゴリアン教官は確かに魔法を使って戦うタイプの適正者のようで、魔法を唱えてくるが、そのすきに攻撃しようとしてもあの筋肉だるまみたいな体でかなり素早く、相手を皆ラリアットや体当たりで吹っ飛ばして勝利を収めていた。


 この模擬戦のルールとしては、降参するか気絶するかで負けなのだが、今のところ気絶が多い。


 ゴリアン教官が使用しているのは気絶させる程度の雷系の魔法のようだ。


 リンもメイスで戦ったが避けられ、そこから魔法で攻撃されて気絶。


 カレンは銃なので距離をとって連射するも、ゴリアン教官は杖を目の前で回転させて弾き、魔法で遠距離攻撃されて命中し、気絶。


 ロイスは昨日の学園長との訓練の成果か、結構いいところまで行ったけど、ゴリアン教官が思いっきり大剣にパンチして、その衝撃が伝わり持っていた腕が痺れたところで体当たりで吹っ飛ばされて気絶していた。


 その他の生徒の中ではハリセンの武器の子がツッコミ入れまくってゴリアン教官をひるませながらも逆にツこみ返しとしてどこがツッコミだと言いたくなる張り手で気絶。


 斧の人は真剣白羽取りで受け取られて力負けして降参。


 後その他いろいろあったが、ゴリアン教官は連勝していたのであった。



 そして、この順番は水晶の儀と同じようで、最後にジャックであった。


 なお、ここまでゴリアン教官は汗をかきながらも疲労が見られない。


「ふんはーーーーっ!!最後の相手はジャックか!」

「鼻息が荒いんですが・・・」


 むしろ、戦うたびにハイテンションになってきているようである。


 汗が流れ、体中から湯気が湧き出て、ギラギラとした目つきでまるで獲物に襲い掛からんとするような肉食獣のようであった。ふんす!ふんす!と鼻息も荒い。


 ここまでに、気温が5度ほど上昇もしているようだ。


 正直言って結構怖い。モンスターも裸足で逃げ出すんじゃないかってレベル。・・・モンスターは元から裸足か。


「その勝負、ちょっと待ってくれない?」

「ん・・・?これは学園長殿!!」


 勝負が始まったら速攻で降参しようかなとジャックが思っていた時に、声がかかった。


 その方向には、学園長がいた。


 来ている服は黒のスーツで、その金髪と似合ってできる大人の女性って感じである。


 聞いた話だとハイエルフなので年齢は3桁ほどらしいが・・・・。


「昨日、ロイス君と訓練したけどね、その子がロイス君の親友らしいから私もその子に訓練して見たくなったのよね」


 その言葉は恐怖を呼んだ。


 今朝のロイスの気持ち悪さとロイスの話などから、学園長の訓練がどれだけやばいかわかる。


いつの間にか気絶から目を覚ましていたロイスと目があった。


(おい!!俺のことを話したのかよ!!)

(イエス!!親友がいるからと話してなんかタカの眼のようになっていたから黙っていたがな!!)

(ロックオンされているじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!)


 すばやくロイスとのアイコンタクトをジャックはおこなった。


 後でロイスの夕食に激辛な奴混ぜてやろうと心に決めるジャックである。



「と言うわけで、ジャック君だっけな?私と訓練しようね」

「いや、学園長との訓練はロイスあいつだけでいいのですが・・・」

「まあまあ、ロイス君の親友のようだし友達サービスってことで」


 ジャックはあたりに誰かフォローしてくれる人はいないかと見渡す。


 だが、誰しもが憐れむ目線を向けてきた。


(((((学園長との訓練はうけたくないからなぁ)))))


 この場にいる全員の心が一致し、この際ジャックを生贄にするつもりである。


 なお、親友つながりという言葉に次に危機感を覚えたのはリンとカレンであった。


(あれ!?もしかして次は友達つながりで近いとすれば私たち!?)

(可能性はある。完全な巻き添え)


 リンは顔を青くし、カレンは無表情ながらあきらめて受け入れたような顔をした。


「と言うわけで、お願いね?」

「降参します」

「ダメよ。気絶するまでの模擬戦よ」

「降参できないの!?」


 この時、ジャックの剣が二つともまるで笑うかのように点滅していたことに気が付いたのは誰もいなかった・・・。









次回は学園長との対戦

しかし、学園長の性格が安定しないのは、こういった時にはどこかはっちゃける癖があるからである。

普段は落ち着いた大人の女性って感じなんだけどね・・・。

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