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141話

そういえば、通常戦闘終了後の様子を描写していなかったことに今さら気が付いた。

だいたいこんな感じかな。

なお、男女分けをしているのだが勇気あるアホはいない模様。死の未来しか見えないので・・・

 オーガとの戦いの後、学園にジャックたちは戻る・・・・のだが。



「返り血を洗い落とすのが面倒かな」

「くっそ、個室でなければ覗きが・・・・・・」

(それは確実に死ぬ未来しかないからやめておけ)


 オーガたちの体液は・・・・思ったより飛び散る。


 血とかそういうのも武器に付着するので、手入れもしなければいけない。


 なので、戦闘終了後に学園から来る迎えの特殊馬車にてジャックたちは簡易シャワーを浴びたり、武器にこびりついた血をふき取ったりする作業の時間があるのだ。ちなみに、服は今年から試験的に適正者戦闘服とかいうのを着替えることになったらしく、脱いでもとの服を着ればいいようである。


 なんでも、これまでの戦闘から適正者たちに適した戦闘服を国が用意してみるのだとか。素材は何とかこんとかとよくわからないし、今までと大して変わらないけど服を洗う手間が省けるのはいいだろう。


 もちろん、こういうモンスターとの戦闘があった後は休息のためその日の授業はなくなる。


 ・・・・その代わり、その分翌日の授業がハードになるのだが。


 まあ、それでもゆったりと手入れできたりしてかなりいい感じである。


「とはいっても・・・・相変わらず拭くぐらいしかしなくて済むのがいいよなその武器」

「まあ、聖剣・魔剣だし・・・・」


 ぶっちゃけ、切れ味がほとんど落ちないからね・・・・聖剣・魔剣ってそういったモンスターの体液とかは刃物の部分には付着しないからね。


 でも、手入れなどはしっかり隅々行う。その場所以外には尽くし、そもそもこういうのは手を抜きたくはないのだ。


「あ~・・・もう少し上の方を磨いてくださいマスター」

「そこそこ・・・そのあたりなのじゃ・・・・」

「・・・・二人共さ、人の姿になってシャワーを浴びたほうが早い気がするけど・・・」


 聖剣・魔剣自体に何かしても、シロとクロが人の姿になったときにはほとんど影響がない。


 だが、シロとクロがシャワーを浴びたり風呂に入って綺麗にしたりすると剣の姿になったときになぜか綺麗になっているのである。


 そっちの方が手入れが楽なような気もするが、「それはそれ、これはこれ」と勢いでジャックは押し切らてしまうのであった。何この理不尽・・・・。


 ちなみに、ジャックがものすごく力をつけてきているのは周知の事実だが、全員極力ジャック任せにしないようにしている。


 一人に頼りすぎると、いざいなくなった時が大変なのはわかっているからだ。それに、自分ももっと強くなりたいという人が多い。



・・・ただ、男子の大半はジャックをできるだけ目立たせないぐらい活躍するという暗黙の了解があるのだが。



過去に勇者と魔王が使用していたという聖剣・魔剣持ちというアドバンテージ。


その剣は物凄い美少女になるという事。


ルナ、カレン、ミツ、ヨナの4人との交際をしているのだが、それでも隠れファンがいるということが知られていること。


自分達よりも圧倒的に強くなってきているので、自分たちがかすんでしまう危機感。


・・・・それらによって、実は男子たちの結束がものすごく固まっているのは言うまでもない。



 ちなみに、ジャックの話はすでに新入生たちに噂で知られているのだが・・・・男子と女子の噂では結構違っている


男子側からすると「超リア充王」「ハーレム野郎」「天然ジゴロ」「勇者と魔王を超えた色欲の王」


女子側からすると「聖剣・魔剣持ちのあこがれ」「将来安定の優良物件」「優しい勇者様と頼れる魔王様の再来」


 などと、様々なあっているようないないような噂が流れているのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「今回も無事終わったようね・・・・」


 報告を受けて、学園長は死傷者が出ていないという報告でほっと胸をなでおろす。


 だが、今まで以上にモンスターが出現しているという部分にはどことなく不安を覚えた。


「去年から、スライム、ゴブリン、オーガ、デュラハンなどのモンスターの数が大きく増えているわね・・・」


 その出現するモンスターの数が増えてきていてことに関しての初めての兆候が、去年首都に進撃してきたデュラハンたち。


 その時には、通常種より格上の「クリムゾン・デュラハン」などもでてきたが・・・・


「それ以降は、通常種ばかりだけど・・・・進化種、上位種などがこれから出てきてもおかしくないわよね・・・・・」


 なんとなく、今言ったことが現実になりそうな予感に学園長は頭を抱えるのであった。


「・・・それに、来週には新婚の友人が来るのよね・・・・・。天然なのがまたね・・・・・」


 別の意味でも頭を抱える学園長であった。

あたまをいろいろと悩ませる学園長。

まあ、学園は通常営業であった。

後輩も出てくるのだが・・・・・

次回に続く!!


・・・・学園長いまだに独身だけど・・・・確実にジャックを狙ってきそうになるかな。そろそろ学園長のターンか。

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