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聖剣と魔剣に選ばれてしまった俺はどうしたらいいのだろうか?  作者: 志位斗 茂家波
帰還・そして対魔勇団を壊滅させたいで章
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130話

忘れそうでしたが、こういう設定もあったんですよ

「ついに動き出したか・・・・」

「ええ、日の出ごろに確認できたわ。相手の油断か、罠かわからないのだけどね」


 ジャックたちは学園長室に呼び出されていた。いや、飛ばされたとでも言うべきか。


 全員学園で授業を受けようとした時に、学園長のあのちっこい人形が来てあっという間にここに飛ばされたのである。


・・・・一応、走って向かうことができるのだが。


ぽいっと入れられてすぐドカン!!と発射されるまでの時間が早く、手際が良かったのである。


 ただ、学園長室に窓から飛び込むことになったため、全員勢いよく飛び込まされて頭にたんこぶができていた。


 ちなみに、何回もやって慣れたのか、謎の軌道変更までできるよいうに学園長はなっていた。


 スライダーやカーブがかけられて・・・・驚くのであった。



 そして、全員集合してから学園長に「対魔勇団」が動き始めたという情報を全員知ったのであった。


「今まで隠れ潜んでいたはずの対魔勇団のリーダー・・・いえ、調べたら創始者ともいうべき人物も出てきたのよ」

「創始者?」

「ええ、本名まではわからなかったのだけど、対魔勇団内では『メゾン』という名前で通っているらしいわ。右が白色、左が灰色と縦にきれいに分かれたフードを深くかぶり、眼の色も、フードと同じ色に別れ、半分ずつとなっているそんな人物だそうよ」


 一体どのようにしてそんな情報を得たのか・・・。


「それはね・・・・・この国で3番目の強さを持つのは私と言われているのは知っているわよね?」


(正直言って忘れかけてました。ほぼ最強だと思ってました)

(そういえばそうでしたわね・・・)

(え!?あれで3番か!?学園長以上の人なんているのか!?)

(初めて聞いたような、聞いたことがないような・・・)

(意外にも3番。1番かと)

(それ・・・初耳ぜよが・・・)

(そういえば、ドラゴンを5体以上地に這いつくばらせたことがあるって話があったですのん。・・・これ以上の怪物がいるですのん?)



 全員、学園長がこの世で一番強いと思っていました。


 印象が濃いからなぁ・・・・訓練とか、訓練とか、訓練とか。


・・・・あの厳しく、つらい訓練しか思い浮かばないのはなぜだろうか。



「で、2番目の人に頼んで調べてもらったのよ」

「2番目の人って・・・・」

「適正者にして、この国でナンバー2の強さを誇り、『幻影の暗殺者』として恐れられているナーキゾレム=クリスタンよ。彼女は私よりも強い適正者なのだけれども・・・」


 と、珍しくなんといえばいいのかわからない顔を学園長がしていた。彼女と言っているからには、女性なんだろうけど・・・。


「何か問題がある人なんですか?」

「物凄くね」


 学園長がこうまで断言するとは・・・・確実にものすごく問題がある人だろう。


「一体何が問題ですの?」

「彼女はね・・・・私よりも強いのだけれども・・・・・性格がね」


・・・・ものすごい面倒そうな人だというのがわかった。


 まあ、その人物がどういう性格とかはおいといて、その人はどうやら戦闘寄りの適正者ではないらしい。


「魔法とか、剣などでの力で言うならばそこまで高くはないけど、彼女の攻撃手段がえぐぃのよねぇ」


 そのあたりの話をすると本当にやばいらしいが、要はその武器の性能が特殊すぎて、効果的にも普通に攻撃するよりも物凄いので、ナンバー2の強さだとか。


 過去、学園長と模擬戦してその人が勝っているらしい。どんな戦いまでは聞いていないけど、対魔勇団との戦いには参戦してくれるそうだ。・・・学園長の話し方からして、会いたくない人物だな。


「まあ、その人に関する話はそのあたりにしておいて、情報から推測するとあと10日以内に確実に襲ってくるはずよ。その前にそこを迎え撃ち、更にそのメゾンとかいう人物もできれば捕縛、出来なければ・・・・・殺害をすることになるわ」


適正者が適正者を手にかけるか・・・・


 同じ人同士だけど、何か嫌なものを感じるというか・・・。


 とにもかくにも、この日の打ち合わせとして攻撃実行は3日後にすることにした。


不意を突ければ良し、つけなければ正面突破になりそうなものだけど・・・


 やらねばならない なにごとも


 

もうそろそろ決戦の時が近いかな

あ、まだまだ話は続きますよ


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