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聖剣と魔剣に選ばれてしまった俺はどうしたらいいのだろうか?  作者: 志位斗 茂家波
帰還・そして対魔勇団を壊滅させたいで章
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127話

今回は話ばっかりですので・・・・微妙回です

「・・・というわけで、対魔勇団の動きは今のところ目立つモノが見られません。依然沈黙を保ったままです」


 アールスライド城にて、議会室で学園長は今の状況を報告していた。


 学園のセキュリティも向上しており、そう簡単に手出しはできなくなっているのだが、万が一という可能性も考えて学園長自ら動いてみているのだ。



「ふむ・・・しかし、テロ行為らしきものもやはりみられるからな・・・」


 最近、貴族の息子、娘を誘拐するようなものも見られているのだ。


 原因としては、徹底的に対魔勇団とつながって資金提供していた者たちを取り締まったことにより、対魔勇団に金が無くなってきていることが考えられる。


「先日捕らえた対魔勇団の二人も、今組織は資金不足に悩んでいると白状しました。おそらくですが、相当資金に関しては追いつめている状態かと」

「こういった金に関することで窮地に追い詰める方法はなかなかのものでありんす」

「資金が尽きれば、金で寄っていたやつらも離れて本当に危ない奴らをあぶりだせるだろうな」

「だが、その資金を集めるために誘拐などの手口が見られる状況は・・」


 この状況になると、そろそろ起死回生の博打に出てきそうでもある。



「こうなってくると、聖剣・魔剣所持者を一気に殺しに来る可能性があるな」

「となると・・・敵の適正者たちが出てくる可能性があるな」


 現在、判明している事なのだが対魔勇団からジャックを殺すために送られてきた適正者たちは国外のモノばかりである。


 というか、国外の者でも犯罪歴があるやつらが・・・


「これまで叩きつぶした支部などでも、同様の者が紛れていることが判明。このことから、別の問題として密入国者が多い可能性が出るという・・・

「そこまでガラ空きだったか?」

「密入国者が出ないようにしていたりしていますが・・・やはりどうしても出てしまうのが現状です」

「適正者の中にも、己の武器を生かして穴を掘って密入国するものが出てくるからな・・・」


 適正者はモンスターを倒すことができる存在。この国ではかなり手厚くしているのだが、他国では厳しいものもあるようだ。


「そう言った国々からのが、流れ着いた先で勧誘されていろいろ悪さをするという問題があるのもまた現状だ」

「頭が痛くなる問題よね・・・」


 




 とりあえず、頭が痛くなりそうなのでその話を置いて元に戻す。


「とりあえず、現状では完全な壊滅はもう少し先になりそうなことぐらいである」

「完全壊滅後は、いつも通りの状態に戻るのがいいだろう」


 対魔勇団を完全壊滅させられれば、やっと重荷が下りることになるのだが・・・・



「その話が解決しても、まだ一つ問題があるぞ」

「ん?なんかあったでありんすか?」

「聖剣・魔剣所持者が帝国に流れる可能性だ」

「「「「あ」」」」


 正直な話し、ここにいた全員そのことを忘れていた。学園長もそのことを頭から抜けていたのであった。


「現在、聖剣・魔剣所持者はミツ、ヨナ、カレン・・・・・そして、帝国の(、、、)第3皇女ルナ殿との交際が確認されています」

「ぬう・・・複数と交際できるとは・・」

「そこは観点ではないでありんす。でも・・・男としてはうらやましいところでありんす」

「違うだろ、帝国の皇女と交際しているのが問題だろうが」



 つまり、将来的には皇女と結婚する可能性があるわけで、その際に帝国側に行ってしまう可能性があるのだ。


 こればっかりはその人次第というしかないが・・・・問題なのは、聖剣・魔剣所持者が帝国側に行くという事である。


「聖剣・魔剣両剣とも強力であるからな・・・・その威力はすでに夏のクラーケンの時で証明済みだ」

「その力が帝国に流れると恐ろしく思えますよね」

「帝国側に行ってしまうのはできれば防ぎたいところだ」

「ハニートラップ・・・・はだめですね。ヨナ、ミツの二人はすでにそれぞれ魔王崇拝・勇者崇拝集団から送られてきたのは判明していますが、逆にやられているようです」

「かけてきた人がかけられるとはこれいかに」

「おそらくだが・・・聖剣・魔剣を所持している時点で勇者と魔王両方の生まれ変わり。記録によると、彼らは人を引き付ける魅力というか力があったそうだが、同時に・・・」

「『英雄色を好む』・・・そう言った言葉があるように、異性をも引き付けるなにかしらの魅力もあるのでしょうね」


 その可能性もある。


 ジャック本人も知らぬところだが、隠れてモテているのである。


 いわゆる、天然ジゴロと唐変木が合わさったようなそんな感じ。


「ふと思ったのですが・・・国王様の娘を出せばどうですかね?対魔勇団とかいう我が国に害をなすようなやつらをやっつけた褒美として娘をみたいな感じに」

「流石にそれはいろいろと問題があるだろう・・・・・・まてよ?」

「どうしたんでありんす?」

「いっそ・・・アンド学園長」

「何でしょうか?」

「君が頑張れば案外・・・」


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「ひぃっ!?」

「どうしたですのんジャック?」

「いや、いまなーんか俺の知らないところで話が・・・」








この主人公、何気に身の危険などに関して勘が結構いいような気がする。

というか、この流れだと・・・・

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