125話
寒くなってきた今日この頃、この話の時点で冬に入り始めているんだよね。
学園に戻って数日、午後の訓練授業のときであった。
「結構久しぶりにこの校庭を使っているけど・・・」
「あってよかったと思うのですわ・・・」
今日の訓練の授業は、「乱戦」である。一応殺すのはだめなので、みねうちとかそういった非殺傷の攻撃だけルールであった。
全員入り乱れて戦っていたのだが・・・・・
「ちょっと・・・」
「やりすぎた」
旅に出ていたが、どうやらジャックたちの腕前は上がっていた模様。
「ここまでとは思っていなかったんだけど・・」
正直言って、ジャックたちはそこまで自分たちが強くなっているとは思わなかった。
だが、ジャック、ルナ、ミツ、ヨナ、カレン、の4人が無傷で勝ち残り、後は・・・・クラスメイト全員全滅した。
ジャックの「疾風切り(改善を重ねてより強化)」で気絶させ
ルナのガントレットで空に打ち上げられるかのようにアッパーでふっとばし(Mに目覚めそうな人確認)
カレンの拳銃で撃たれるのではなく、グリップの部分で殴られ(さすがに実弾はまずいから)
ミツのみねうちで気絶させ(最近、やっと99%で成功)
ヨナの鞭で叩きまくり(M確認)
リンのメイスで・・・・は確認できなかった。参加できていないからである。
「だって・・・加減がねぇ」
「正直言ってシャレにならん」
計測した結果、生身の人間が受けたら肉片になりそうなレベルだった。
これ・・・ロイスが受けたら確実にもうあの世に行くレベルになっているよね。
「なんで私だけがこうなっているのよ・・・他の皆も同じようなものなのに・・・」
「だってなぁ・・・」
リンが落ち込む。戦いたいのかよと全員が心でツッコミを入れる。
原因として考えられるのは、武器を常に持っていたので筋力が向上したからである。
もちろん、他の適正者たちも常に持っているのでそれなりには鍛えられる。
問題なのは・・・・加減ができていないことだ。
リンは馬鹿正直というか、ばかまっしぐ
ドズゥゥン!!
「あぶなっつ!?」
「いや、今なんか失礼なことを思われたような気がして」
リンがメイスで殴った跡は、物凄いえぐれていた。
・・・・対魔勇団相手にするときにさ、もうリン一人入れておけば解決だよね。
胸の事でも相手に言わせれば、それでもう鬼神のごとく・・・・
「・・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」
「ん?」
空から何か声が聞こえてくる。
「なんだ!?」
「鳥か!?」
「いや!?あれは!!」
「ぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「「「「「ロイスだ!?」」」」」
全員一致で叫ぶと、その瞬間に、ロイスが落ちてきた。
おそらく、学園長の魔法によるものだとジャックたちはわかった。
2回も同様の事を体験しているからね。
ズドォォォォォン!! ドゴッツ!! ドゴゥッツ!! ドゴロロロロロロ・・・・シュー・・・・
地面に激突した後、その勢いのままバウンドして、転がって摩擦で煙が出て止まった。
(俺たちの時ってあそこまでひどかったかな?)
(ひどくなかったですよ)
(顔面モロなのじゃ・・・)
どう考えても、ジャックたちの時よりも勢いがありすぎである。
「よっと」
「普通に着地する人がいた!?」
気が付いたけど、ロイスと同じように飛んできた人がいたが、こちらは難なく着地。
「かー」
シラタマと思われる生き物がロイスのところに飛んでいって回復魔法をかけていた。
シラタマだよね。結構成長したな・・・
「あー・・・・ほんとに死ぬかと思った・・」
「それで生きているんだか・・・お前最後に見たときよりも頑丈になっているな・・・」
5分後、感知したロイスが起き上がった。
ぶっちゃけ、ロイスの不死身の生命力はモンスター認定してもおかしくないと思う。
その考えはその場にいた人全員同意した。
「ひどい着地だったな愛弟子!!」
「なんで師匠は普通に平気だったんですか!!」
普通に着地していた人は、ちょっとおばさんぽいけどどうやらロイスの師匠のゴーリンという人らしい。
大剣の専門家で、背中にはロイスとは違った形の大剣を背負っていた。
「ふふん、あたしの場合、こういったことは昔やられたことがあるんでね!!」
(((((あるの!?)))))
その場の全員の心のツッコミが一致。
「とりあえず、戻ってきたようね」
「学園長・・」
いつの間にか学園長がジャックたちの後ろにいた。
「ふふふ・・・それにしても、ロイスの生命力はさすがの私でも見たことがないレベルよ・・・」
少しひきつらせている笑みである。学園長もどうやらロイスの不死身さに引いているようであった。
というか、学園長ですら引かせるロイスの生命力って・・・・
とりあえず、ロイスが帰還してきて・・・・・
「・・・なんでこうなるんだろう」
「俺だって強くなっているんだジャック!!真剣勝負だ!!」
ジャックはロイスと模擬戦する羽目になった。
数分前、ジャックがルナたちと付き合うことを学園長が言い、それでロイスが触発されたのである。
「ふっふっふっふっふ、師匠との旅は本当に厳しいものが多かった・・・・。だが!!女の子にかまけているばかりのジャックより強くなっていると俺はここに宣言する!!」
高らかに大剣を掲げて宣言するロイス。
他の男子たちからの声援が上がるけど・・・・ジャックに対しての嫉妬の目線も少々含まれている。
「そこまで言われる筋合いはないし、そもそも俺は俺で大変だが・・・この際受けてやるよ」
一応、互いの腕前を確認するのも大事だ。
決してちょっとムカついたとか、うざいとか、うるさいとか、めんどくさそうだ、などではない。
「一応模擬戦だが・・・手加減ぬきの真剣勝負だ。師匠にしごかれて、俺はそんな簡単に死なねぇからな!!」
「「「「元からだろ!!」」」」
ロイスとの模擬戦。
元から不死身に近いようなロイス相手に、両者互いに全力で勝負をする。
聖剣・魔剣の二刀流のジャックに対し、ロイスは大剣での一騎打ち。
果たして、どのような戦闘になるのか!!
次回に続く!!
・・・戦闘シーンが下手でもすいません。




