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115話

微妙にスランプ気味

めっちゃ濃いキャラでも出そうかな?

それともジャックの周囲の恋模様に変化を付けようかな?

何か事件でも起こそうかな?


 なんとなく、落ち着かないジャックたちだったが、とりあえず何とか進んでいた。


 だんだん日が暮れてきたこともあり、今日はここで野宿しようということになった。



「大体このあたりが良いかな?」


 やや開けた場所で、それなりに見通しが良い。


 一応盗賊などの心配もあるいので、寝る際には数時間おきに2人1組ほどで交替して見張る必要性があるけどね。


 なお、交替の順番と組み合わせはくじ引きである。


・・・ちなみに、このメンバーはジャック、ルナ、リン、カレン、ヨナ、ミツと聖剣(シロ)魔剣(クロ)の6人と2剣であるのだが、聖剣・魔剣はジャックの武器として所持されるのでシロとクロはくじ引きに関係なくジャックのそばにいることになる。


 くじで決まった組み合わせは、ジャック&ルナ、リン&ヨナ、カレン&ミツとなった。


「俺とルナは別に前の帝国の時は一緒だったから違和感がないけど・・・」



 リンとヨナって組み合わせ・・・どうなんだろうか?


 ジャックはいささか不安を覚えた。


 まあ、くじ引きで決めているし別にいいか。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「どうやら野宿をするようだな」

「よー(夜中に襲撃しようにも、仲間が見張りとして立たれているといろいろ不都合だよね)」

「いや、むしろ都合がいいのでは?」

「?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 後ろで焚火をして、リンたちが寝ているところから離れた場所でジャックたちは周囲を警戒していた。


「今のところ、異常はないな」

「そうですわね」


 まあ、シロとクロも剣の姿で警戒しているので、地上と空に対しては万全である。


「地面を潜ってこられたらさすがに対処しにくいですけど・・・」

「この間のゴーレムの様なのがホイホイ出てくるわけじゃないし、大丈夫だろ」

(というか、ほいほいあんなのが出てこられても困るのだが)


 シロとジャックのやり取りで、クロはふとそう心の中で思った。何気にトラウマである。



「にしても、もうずいぶん経つような気がするな・・・」

「どうしたんですの?」


 と、ルナが近くに来た。


 ジャックの反対側にいてそちらの警戒をしていたのだが、20分おきに眠くならないように互いに場所を交替しているのである。


「いや、学園から出て結構立つんだなと」

「そういえば、そうですわね」


 ジャックの言葉に同意をするかのようにルナは苦笑いを浮かべた。


 どうやらだいぶ落ち着いたようである。



「にしても、中々学園長から『対魔勇団』壊滅の知らせなどが来ませんわね」

「そもそも、こうやって各地を移動している俺たちにどうやって知らせるんだろうか?」


 それが疑問である。


「魔法・・・・はどうなんだろう?あて先不明の人の場所に手紙を届けるようなものがあるとは思えないし」

「まあ、あの学園長の事ですので奇妙奇天烈摩訶不思議な魔法とか使えるかもしれないですわ」

「あはははは、まさかそんな・・・・いや、十分あり得るよね」

「ありえますわね」


 笑い飛ばしたいジャックだったが、ふと思い返してみるとあながちありえなくはない気がしてきた。


 何せ、適正者でその実力はとんでもない上に、ハイエルフなのでかなり長生きだからジャックたちが知らないようなとんでもない魔法とかを知っていてもおかしくないのである。


 学園長の訓練を受けていた同士、学園長の無茶苦茶さを互いに理解していた。どこかの適正者が残した言葉に「強い人ってチートかよ!!」と叫んだ記録があり、チートの意味はいまいちわからないのだがおそらく学園長はそれにあたりそうである。


「魔法でバンバン光弾や火炎弾、氷弾など飛ばしてきたし」

「水魔法で規模が小さいですけど津波を起こしていましたし」

「身体強化魔法とやらで軽々と岩や鉄の塊を投げつけてきたし」

「・・・・ここまで無茶苦茶ですと、もはや生き物なのか疑いたくなりますわ」

「モンスターよりモンスターらしいよね・・・・っと、そろそろ場所交代だったのに話こんで、」


がささささっつ


「ん?」


 何やら物音がしたので見て見ると、茂みが揺れていたように思えた。


「・・・今のは風のせいではないな」

「風ですと、もう少し違う音ですわ」

「じゃが、魔族の気配もなし」

「人間でもありません」


 クロとシロがそういうならば、それとは別の・・・・野生動物か、モンスターの可能性がある。


「茂みに隠れられるとして・・・やや中ぐらいのサイズか?」

「油断せずに確認するのですわ」


 ジャックとルナはそれぞれ武器を構えて、おそるおそる茂みに近づく。


がさささささっつ


「やっぱり茂みに何かいるよね」

「一気に回り込んで確認するのですわ」


 ジャックとルナは互に左右に分かれる。


 其のまま茂みの真横まで忍び足で。


ズボッツ


「へ?」

「はい?」


・・・足元が抜けた。


 どうやら、左右どちらにも落とし穴が仕掛けられていたようで、それぞれ落とし穴に落ちた。



ドッシーン!  ズッシィィィィン!!


「あたたた・・・・着地失敗した」


 足元が無くなったので、慌てて着地したら足が滑って尻を強打した。


 ほぼ同時にルナ側の方からも音が聞こえたけど・・・・あっちはより重いガントレットだからあれだけの音が出たんだよね?



「そこそこ深い落とし穴だな・・・・」


 上を見上げると、ジャックの身長以上の高さであり、どうやらすり鉢状でよじ登れない感じである。


「って、これ落とし穴だとしても、こんな形状で掘られてどうやって掘った人は出たんだ?」


 壁を見て見ると、土壁なのだがしっかり磨き上げられており、つやつやに見える。


 すり鉢状だし・・・掘ったとしても掘った本人も抜け出せなくなるような。


と、ジャックは思いついた。


 このすり鉢状だと確かに上って出ることはできないが、真ん中にそこらへんの木にロープでもかけたのを垂らせばよいのではないかと。


 そうすれば、掘った後にロープを登って脱出ができる。



(だけど・・・・誰がこれを作ったのかというのが問題だよな)



「わー(私だよ)」

「うわっつ!?」


 心の中で思ったの同時に、それに返答するかのように声がしたので見ると、誰かがいた。


 ものすごく幼くて年端もいかない小柄な少女のようだけど・・・


(・・・どう考えても怪しさが)


 そもそも、この夜中にこの人かげないようなところになぜこのような少女がいるのか?


 あからさまにおかしいとしかジャックは思えなかった。


 というか、「わー」の一言だけじゃ何を言っているかわからん。



「・・・・まさかこの落とし穴にかかるとは本気で思っていなかたんのだがな」

「ん?」


 と、もう一人の影が見えた。


 幸いにして、月明りでちょっと見えるのだが・・。


「昨日の風呂のおっさん・・・?」


 どう見ても、昨夜の風呂で会ったおっさんである。


「まさか・・・・ロリコンなのですか!?」

「違うわっ!!」


 小さい女の子の連れのようだし、この落とし穴を作った人のようだからなぜこんなことをしたのか聞く前に、ついそっちの質問が出てしまった。


 


つい関係ない質問をしたジャック。

その質問は置いておき、なぜこのようなことを聞こうとした時に・・・

次回に続く!!


・・・この際、何かしらの伏線を回収するか張るか?

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