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素直に

作者: Jessie

素直になりたい。君が好きだ。そう伝えたい。


君とは一年の時同じクラスだったね。

文化祭で話すまで、私は君のことを知らなかったんだ。

初めは君のこと変な奴だって思った。

くだらない話ばかりして、めんどくさい奴だなって。

でも次第に君のことがわかってきて、君との多くの共通点に気付かされたんだ。

そうしたら、いつの間にか君と話をするのが楽しみになったんだ。


二年になって、クラスが離れてしまったね。

それでも時々話しかけてくれて、内心すごく嬉しかったんだ。

相変わらず内容はくだらなかったけど、それでもすごく嬉しかった。

君のことを見てるとあまり異性と話をしないのに気がついた。

君自身もそういっていたね。

だから余計に君が私とだけ話してくれるのが嬉しかった。

それでも私は素直になれなかった。

嬉しいって伝えればよかった。

そうしたらもっと上手くいったのかもしれないね。

でも私はいつも曖昧な態度で、君を突き放すような言い方しかできなかった。


三年生になった。

クラスはやはり離れてしまった。

最近話しかけてくれる回数が減った。

話す時の態度が変わった。

もうき私には興味が無いのだろうか。

それでもやはり自分が悪い。

きっと最後の望みであった質問を、私は間違えてしまった。

「俺のこと好き?」

その時うんって答えればよかった。

変な見栄なんか張らずに。

素直に思ったままに。

君が好きだと。


私達にはもう恋愛は存在しないね。

君の隣に立っていたかったけど、それは友人としての意味になってしまった。

もう時間は巻き戻らなくて、取り返しがつかない。

君が他の子と楽しそうに話すのを見てることしかできない。

好きだ。

君が好きだ。

もう伝えることのできない想いなのだろうか。



好きだよ


素直に気持ちを伝えていたなら、きっと今頃付き合ってたりするのでしょうか。

後悔先に立たずですね。

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