表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/19

猫の小路カフェ

 最寄りの駅から徒歩五分。それだけを聞けば悪くはなさそうな立地だが、何せ場所が悪すぎた。

 駅前商店街から、路地だと知っている人しか入らないような、建物と建物の隙間へと曲がる。更にその先でもう一度曲がった行き止まり。

 そこに、その店があった。


 一見すれば古くさい一軒家。

 よくよく見れば、細かいところにレトロな装飾を残したまま修繕された古民家だった。

 寄せ植えの鉢と手書きのメニューが書かれた黒板。そして、小さな看板が扉の横に設えてある。


 店主夫婦が切り盛りするその店は、幾つかのルールがある。

 例えばこんな感じだ。曰く、他のお客様のご迷惑になりますので、店内での写真撮影はご遠慮ください。

 その為に、グルメサイトにも全くあがらないので、本当に知る人しか知らない店だった。


 フードメニューは基本日替わりで、『パンの軽食』と『ごはんの軽食』。『具だくさんスープのセット』と『カレーのセット』それと、『本日のデザート』が三種類。

 珈琲はホットとアイスとカフェラテだけだが、紅茶は幾つもの種類がある。アルコール類は、基本的にはビールとスパークリングワイン、それに自家製サングリアが置いてある。このあたりは完全に店主の好みらしい。

 おつまみのメニューは特にはないけど、頼めば結構作ってもらえる。

 ほとんどが常連というこの店だ。店主にわがままも言いやすい。


 そんなこの店の名は『猫の小路カフェ』


 猫しか歩かないような、小路の先にある、とあるカフェである。


現在連載する作品の気分転換に書きはじめた話ですので、不定期更新となります。

大きな事件もストーリーもなく、小腹が空いているだけの作品ですが、気が向いた時でもお付き合い頂ければ何よりと存じます。

タグの『ファンタジー』や『異世界』は、そのうち出てくるかと存じます。気長にお待ちくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ