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3/15『ランドセルと心の傷』

 小学校はあまり楽しくなくて、でも両親にはそんなこと言えなくて。

 六年間の思い出にってリメイクされたランドセルを渡されたとき、正直複雑だった。

 私が転んで付けてしまったと両親が思っている傷は、私が付けたやつじゃない。男子に振り回されてロッカーにぶつけられた傷。

 こっちの傷は同じ男子に突き飛ばされて、危うく私に付くかもしれなかった傷。

 ほかにも付いた細かい傷は、忘れたいのに忘れられない、心の傷にもなってる。

 綺麗なままにしておきたかった私のランドセルが汚れていくたび、思い出も汚されていくようでとても悲しかったことを覚えてる。でも……。

 ポーチやコインケースに生まれ変わったランドセルは、きっといままでとは違う形で私を守ってくれると思う。

 ランドセルを買ってくれたおじいちゃん、おばあちゃんや、リメイクしてくれたママとパパの思いと一緒に。

 新しい通学バッグに、リメイクされたキーケースを入れる。

 もしまた小学生のときと同じようなことされたら、今度はちゃんと拒否したり対抗したりできるようになろうって誓いながら。

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